【最新版】立命館大学薬学部の偏差値・倍率は?入試科目・学費・国家試験合格率まで徹底解説

立命館大学薬学部は、滋賀県草津市のびわこ・くさつキャンパスにある私立大学の薬学部です。

「立命館大学薬学部の偏差値はどのくらい?」
「入試では何科目必要?」
「薬剤師国家試験の合格率は高い?」
「留年せずに卒業できる学生はどのくらいいる?」
「6年間で学費はいくらかかる?」

このような疑問を持っている受験生や保護者の方も多いのではないでしょうか。

薬学部選びでは、偏差値や知名度だけでなく、入試科目、学費、進級状況、薬剤師国家試験、卒業後の進路まで確認することが重要です。

なお、立命館大学薬学部には、薬剤師を目指す6年制の薬学科と、創薬研究者などを目指す4年制の創薬科学科があります。

この記事では、薬剤師を目指す受験生向けに、6年制の薬学科を中心として、立命館大学薬学部の特徴、偏差値、倍率、入試科目、学費、国家試験合格率、進級・卒業状況、就職先まで詳しく解説します。

目次

立命館大学薬学部の基本情報

項目内容
大学名立命館大学
大学区分私立大学
学部・学科薬学部・薬学科
修業年限6年間
1学年の入学定員100名
薬剤師国家試験受験資格取得可能
キャンパスびわこ・くさつキャンパス 
所在地滋賀県草津市野路東1丁目1-1 
主なアクセスJR「南草津駅」からバスを利用 

立命館大学薬学部は、6年制の薬学科と4年制の創薬科学科の2学科制です。薬剤師を目指す場合は、6年制の薬学科に進学する必要があります。薬学科で所定の課程を修了して卒業することで、薬剤師国家試験の受験資格を取得できます。

2025年度の大学案内によると、薬学部全体の学生数は882名です。立命館大学薬学部は、びわこ・くさつキャンパスにあり、理工学部、生命科学部などと同じキャンパスで学びます。

立命館大学薬学部の歴史

立命館大学薬学部は、2008年にびわこ・くさつキャンパスに開設された、比較的新しい薬学部です。

開設時には6年制の薬学教育をスタートし、2014年には薬学部第1期生が卒業しました。その後、2014年には大学院薬学研究科も設置され、薬学教育・研究の体制を整えてきました。

現在は、薬剤師を目指す6年制の薬学科に加え、創薬研究者などを目指す4年制の創薬科学科を設置しています。開設から比較的年数が浅い一方で、卒業生は薬局、病院、製薬企業、研究機関など幅広い分野に進んでいます。

そのため、歴史や伝統だけでなく、総合大学としての環境や、薬学と他分野を横断して学べる環境を重視する受験生にとって、検討する価値のある大学といえるでしょう。

立命館大学薬学部の特徴・魅力

6年制と4年制の2学科体制

立命館大学薬学部には、薬剤師を目指す6年制の薬学科と、創薬研究者などを目指す4年制の創薬科学科があります。

薬学科では、医療現場で活躍する薬剤師を養成し、創薬科学科では、新しい医薬品の発見・創製につながる研究を担う人材の育成を目指しています。

立命館大学薬学部では、薬学を「薬の作用を理解する」「薬を正しく使う」「薬を創る」の3つのカテゴリーに分けて教育しています。

薬学科では「薬を正しく使う」領域を中心に学び、創薬科学科では「薬を創る」領域をより深く学びます。
一方、「薬の作用を理解する」ための基礎となる学びは、両学科に共通しています。

薬剤師を目指す場合は薬学科、創薬研究者や製薬企業の研究・開発職などを目指す場合は創薬科学科というように、将来の進路に応じて学科を選べる点が特徴です。

1・2回生から医療現場や企業を体験

薬学科では、早期体験学習を通じて、早い段階から薬剤師や医薬品に関わる仕事を知る機会が設けられています。

1・2回生から、企業・病院・薬局を訪問し、実際に働く人の話を聞くことで、薬剤師の仕事や医薬品に関わる多様な進路について理解を深めます。

薬学部に入学した時点で将来の進路が明確に決まっていない受験生でも、実際の医療現場や企業を知りながら、自分のキャリアを考えていける点は魅力の一つです。

先端的な研究環境で学べる

立命館大学薬学部では、物理系、化学系、生物系などの幅広い分野で研究が行われています。

先端的な基礎研究や創薬研究を支えるための研究設備も整備されており、薬の作用を理解するための基礎研究から、新しい医薬品の創製につながる研究まで幅広く取り組んでいます。

また、薬学科の学生も卒業研究に取り組みます。薬剤師を目指しながら、研究活動を通じて科学的に考える力を身につけられる点が特徴です。

研究室を重視して大学を選ぶ場合は、研究テーマだけでなく、研究室の配属時期や配属方法、国家試験対策との両立、研究活動に取り組める期間なども確認しましょう。

医療人としての実践力を身につける 

立命館大学薬学部では、薬の知識だけでなく、医療人として患者や他の医療従事者と関わるための力を身につける教育にも力を入れています。

医療用ロボットや医療シミュレーターを活用したフィジカルアセスメント教育を行い、患者の身体状況を把握するための実践的な学びを取り入れています。

また、地域の薬局や病院と連携した活動にも取り組んでおり、薬剤師として必要な専門知識だけでなく、コミュニケーション能力や実践力を身につけることを目指しています。

立命館大学薬学部のカリキュラム

立命館大学薬学部の薬学科では、薬学教育モデル・コア・カリキュラムを基盤としながら、基礎的な内容から専門的・実践的な内容へ段階的に学ぶカリキュラムが組まれています。

学年主な学習内容
1回生数学・物理・化学・生物などの基礎、薬学の導入科目、早期体験学習
2回生化学系・生物系薬学の専門科目、実験・実習、小集団教育
3回生医療系薬学を含む専門科目、基礎的な実習、後期から研究室で卒業研究
4回生卒業研究、実務前実習、薬学共用試験、アドバンスト科目
5回生病院・薬局での実務実習、卒業研究
6回生卒業研究、アドバンスト科目、薬学総合演習、薬剤師国家試験に向けた学習

1・2回生では、数学、物理、化学、生物などの基礎を学びながら、化学系・生物系薬学の専門教育へ進みます。
また、早期体験学習を通じて企業、病院、薬局を訪問し、薬剤師や医薬品に関わる仕事への理解を深めます。

3回生では、化学系・生物系薬学に加えて、医療系薬学の専門科目を系統的に学びます。
後期からは研究室に所属し、卒業研究がスタートします。

4回生では、卒業研究と並行して、病院・薬局での実務実習に向けた実務前実習に取り組みます。
また、4回生後期の薬学共用試験に合格した学生は、5回生から実務実習に進みます。

5回生では、病院と薬局でそれぞれ約2.5か月、合計約5か月間の実務実習を行います。
実際の医療現場で、薬剤師として必要な知識、技能、態度を実践的に学びます。

6回生では、3回生後期から取り組んできた卒業研究の成果を卒業論文としてまとめ、発表します。
また、薬学総合演習を通して6年間で学んだ内容を総合的に復習し、薬剤師国家試験に向けた学習にも取り組みます。

薬学部は必修科目が多く、実験、実習、レポート、小テスト、定期試験などが重なることがあります。
入学後に余裕を持って学ぶためには、高校生のうちに化学を中心として、数学、生物、物理などの基礎も身につけておくことが大切です。

立命館大学薬学部の偏差値

2027年度入試における河合塾(パスナビ)のボーダーラインでは、立命館大学薬学部の偏差値は55.0、共通テスト得点率は方式により77〜78%程度となっています。

情報元偏差値・ボーダーの目安
河合塾薬学部の偏差値55.0
共通テスト得点率77~78%程度

共通テスト利用入試では、7科目型のボーダーが77%、3教科型が78%です。一方、大学独自試験を利用する全学統一理系方式、学部個別配点方式、薬学方式のボーダー偏差値はいずれも55.0となっています。

「立命館大学薬学部の偏差値はいくつか」と一つの数字だけで判断するのではなく、自分が受験した模試の判定と、大学が公表している実際の倍率や合格最低点を併せて確認することが重要です。

立命館大学薬学部の2026年度入試倍率

2026年度入試における立命館大学薬学部薬学科の実質倍率は、一般選抜では全学統一理系方式が2.4倍、学部個別配点方式が理科1科目型3.1倍・理科2科目型2.1倍、薬学方式が2.0倍、後期分割方式が4.8倍でした。

入試方式受験者数合格者数実質倍率
総合型選抜17名5名3.4倍
一般選抜(全学統一理系方式)226名94名2.4倍
一般選抜(学部個別配点方式・理科1科目型)93名30名3.1倍
一般選抜(学部個別配点方式・理科2科目型)58名27名2.1倍
一般選抜(薬学方式)485名239名2.0倍
一般選抜(後期分割方式)43名9名4.8倍
共通テスト利用(7科目型)335名161名2.1倍
共通テスト利用(3教科型) 208名70名3.0倍

一般選抜では、薬学方式が受験者数485名、合格者数239名と、薬学科の中で最も受験者数が多くなっています。
一方、後期分割方式は受験者数43名に対して合格者数9名で、実質倍率は4.8倍と最も高くなりました。

また、学部個別配点方式は理科の選択方法によって倍率に差があり、理科1科目型が3.1倍、理科2科目型が2.1倍でした。

ただし、倍率だけで入試難易度を判断することはできません。方式によって募集人数、試験科目、配点が異なるためです。

また、立命館大学では学内併願を利用する受験生も多く、同じ受験生が複数の方式や学部を受験するケースがあります。

共通テスト利用方式も含めて、志願者数や倍率だけを比較するのではなく、試験科目、配点、合格最低点、過去問との相性まで確認することが重要です。

立命館大学薬学部の合格最低点

2026年度入試における立命館大学薬学部薬学科の合格最低点は、次のとおりです。

入試方式満点合格最低点最低得点率
薬学方式 300点186点62.0%
全学統一方式(理系) 300点180点60.0%
学部個別配点方式(理科1科目型) 350点240点68.6%
学部個別配点方式(理科2科目型) 400点290点72.5%
後期分割方式 200点128点64.0%
共通テスト方式(7科目型) 900点704点78.2%
共通テスト方式(3教科型) 500点400点80.0%

薬学方式は受験者数が最も多い一般選抜方式で、2026年度の合格最低得点率は62.0%でした。

一方、同じ薬学科でも、方式によって試験科目や配点が異なるため、最低得点率を単純に比較して入試難易度を判断することはできません。

例えば、学部個別配点方式の理科2科目型は72.5%となっていますが、理科を2科目受験する方式です。
得意な1科目を中心に受験できる方式とは、必要な学力や受験者層が異なります。

また、共通テスト方式では7科目型が78.2%、3教科型が80.0%でした。
共通テストの配点が大きい方式は、科目数や配点を考慮して目標を設定する必要があります。

過去問演習では単年度の合格最低点だけを目標にするのではなく、複数年度の合格最低点や問題の難易度を確認しましょう。

最低点ぎりぎりでは年度ごとの問題難易度や受験者層の変化に対応しにくいため、各方式の過去問で合格最低点を安定して上回る得点力を身につけることが重要です。

立命館大学薬学部の2027年度一般選抜

全学統一方式(理系)|3教科をバランスよく得点する方式

全学統一方式(理系)は、英語・理科・数学の3教科、300点満点で判定されます。

教科科目配点
英語英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ100点
理科物理・化学・生物から1科目100点
数学数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、数学A、数学B(数列)、数学C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)100点
合計300点

英語・理科・数学の3教科がすべて100点で、特定の科目だけに配点が偏っていない方式です。

数学Ⅲ、数学Cの「平面上の曲線と複素数平面」も出題範囲に含まれるため、数学を幅広く学習してきた受験生に向いています。

理科は化学だけでなく、物理または生物も選択できます。

薬学方式|数学Ⅲなしで受験できる

薬学方式は、薬学部独自の3教科型です。 

教科科目配点
英語英語100点
理科物理・化学・生物から1科目100点
数学数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列)・C(ベクトル)100点
合計300点

数学Ⅲは出題範囲に含まれません。

また、理科は化学必須ではなく、物理・化学・生物から1科目を選択できます。

さらに、1回の受験で薬学科と創薬科学科を併願できる「2学科併願制」があります。

数学Ⅲを履修していない受験生や、化学以外の理科科目を得点源にしている受験生にとっても受験しやすい方式です。

学部個別配点方式・理科1科目型|理科を得点源にする

理科1科目型では、理科の配点が150点と最も高くなっています。

教科科目配点
英語英語100点
数学数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列)・C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)100点
理科物理・化学・生物から1科目150点
合計350点

化学だけでなく、物理や生物を得点源にできる受験生にも向いています。

理科の配点が最も高いため、得意な理科科目で差をつけることが重要です。

学部個別配点方式・理科2科目型|理科2科目を活かす

理科2科目型では、物理・化学・生物から2科目を選択します。

教科科目配点
英語英語100点
数学数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列)・C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)100点
理科物理・化学・生物から2科目200点
合計400点

理科が総得点の半分を占めるため、2科目の理科を高いレベルで仕上げている受験生向けの方式です。

ただし、理科1科目型よりも学習範囲が広くなるため、
複数の理科科目を中途半端にせず、安定して得点できることが重要です。

後期分割方式|理科と数学の2教科型

後期分割方式は、3月7日に実施される2教科型です。

教科科目配点
理科物理・化学から1科目 (※生物は選択不可)100点
数学数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列)・C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面) 100点
合計200点

英語を使用せず、理科と数学のみで受験できることが大きな特徴です。

ただし、募集人数は3名と少ないため、英語を使わないからという理由だけで選ぶのではなく、理科と数学で十分に得点できるかを確認する必要があります。

立命館大学薬学部の合格戦略

ここからは、公開されている入試科目、配点、倍率、合格最低点をもとにしたPharmAssistの分析です。

大学が公式に示している合格目標点ではないため、目安として参考にしてください。

薬学方式は「数Ⅲなし」の3科目をバランスよく安定させる

立命館大学薬学部の一般選抜において、最も募集人数・合格者数が多いメイン方式が「薬学方式」です。

薬学方式では、英語100点、数学100点、理科100点の300点満点で判定されます。

最大の特徴は、数学の出題範囲から「数学Ⅲ」および数学Cの「平面上の曲線と複素数平面」が除外される点です。

数Ⅲを学習していない私立専願の受験生でも、十分に高いレベルで勝負できます。

2026年度の合格最低点186/300=62.0%、合格者平均210.8/300=約70.3%でした。

年度による問題の難易度変化や、得点調整などの影響に対応するためには、過去問で300点満点中215点前後(得点率約72%)を一つの目標に設定するとよいでしょう。

科目目標点の一例
英語70点/100点
数学70点/100点
理科75点/100点
合計215点/300点

理科(化学など)で75点以上を取れれば大きな強みになりますが、英語または数学が50点台まで沈んでしまうと合格が厳しくなります。

「数IIIがないから」と数学を甘く見ず、基礎〜標準問題で大崩れしない安定感を身につけることが重要です。

学部個別(理科1科目型)は得意な理科を最優先する

学部個別配点方式・理科1科目型は、英語100点、数学100点、理科150点(物理・化学・生物から1科目)の計350点満点で判定されます。

数学の範囲に数学Ⅲ・数学C(複素数平面など)が含まれますが、総得点の4割以上(150点)を理科が占めるため、理科が得意な受験生にとって最も有利な方式です。

2026年度の最低点240/350=68.6%、合格者平均255.0/350=約72.9%と、かなり高得点での争いとなりました。
合格可能性を確実にするためには、過去問で270点前後(得点率約77%)を目指したいところです。

学部個別(理科1科目型)の目標点の一例

科目 目標点の一例

理科(化学など) 125点/150点(得点率 約83%)

英語 75点/100点

数学(数Ⅲあり) 70点/100点

合計 270点/350点

理科で120〜125点(得点率8割以上)を確保できれば、数学Ⅲなどで多少失点しても十分にカバー可能です。

化学の構造決定や計算問題、あるいは物理・生物の得意分野に穴を作らず、圧倒的な得点源に仕上げる戦略が有効です。

全学統一方式は「数学Ⅲ・C」を含む3教科の総合力で勝負

全学統一方式(理系)は、英語100点、数学100点、理科100点の計300点満点です。 科目・配点比率は「薬学方式」と同じですが、こちらは「数学Ⅲ」および数学Cの「平面上の曲線と複素数平面」が出題範囲に含まれます。

2026年度の最低点180/300=60.0%、合格者平均203.3/300=約67.8%でした。

過去問演習では、薬学方式と同様に215点前後(得点率72%前後)を安定して得点できる実力を目指しましょう。

数学Ⅲ・Cの標準問題を素早く処理できる計算力と、英語・理科のバランスよい得点力が求められます。

入試方式は一つに絞らず、戦略的に併願する

立命館大学薬学部を第一志望、または確実な合格を掴みたい場合は、入試方式を一つに絞らず、複数の方式を組み合わせて出願すること(併願)を強く検討しましょう。

数Ⅲが苦手・私立専願で対策を絞ってきた場合 ➡ 募集人数が最も多く、数Ⅲのない「薬学方式」を本命にする。

数学Ⅲ・Cまで一通り学習し、3科目をバランスよく鍛えてきた場合 ➡ 「全学統一方式(理系)」と「薬学方式」を両方受験し、合格のチャンスを増やす。

特定の理科科目(化学など)が抜群に得意な場合 ➡ 配点比率が高い「学部個別配点方式(理科1科目型)」で大きなアドバンテージを狙う。

英語にどうしても苦手意識があり、理数に自信がある場合 ➡ 3月の最終チャンスとして「後期分割方式」に挑む(ただし、募集枠が極めて狭い点には注意する)。

このように、それぞれの方式が持つ「配点比率」や「出題範囲」の違いを自分の得意・苦手と照らし合わせ、最も勝率の高い併願計画を立てていきましょう。

※受験料の割引制度(併願割引)なども賢く利用しながら、無理のない日程で出願スケジュールを組むことが重要です。

立命館大学薬学部の推薦・総合型選抜

2027年度入試では、AO選抜(UNITE Program®対象)、学校推薦型選抜(指定校制)などが設けられています。

AO選抜(UNITE Program® 課題探究型方式)

AO選抜は専願制ではありません。ただし、このAOに出願した場合、立命館大学の他学部や薬学部の他のAO選抜との併願には制限があります。
募集人員は4名です。 主な選考内容、条件は次のとおりです。

選考フェーズ 内容・基準

出願要件(事前学習) UNITE Program修了(化学基礎・化学のAI学習:約40時間)および修得認定試験合格

第1次選考 書類審査(エントリーシート、志望理由書、調査書等)

第2次選考 小論文(60分、2,000字程度、感染症の薬剤耐性について)個人面接(10分、提出書類と小論文に基づく質疑応答)

出願前に約40時間分の「化学」のAI学習プログラムを完了し、修得試験をパスしなければならない点が最大の特徴です。

夏休みなど早い段階から計画的に学習を進める必要があります。

学校推薦型選抜(指定校推薦)

立命館大学薬学部には、誰でも受けられる併願可能な「一般公募制推薦」は存在しません。

そのため、推薦での合格を狙う場合は、基本的には在籍校に推薦枠が与えられる「指定校制推薦」一択となります。

指定校推薦の出願条件や評定基準は高校ごとに異なるため、在籍高校の進路指導担当者に確認しましょう。

立命館大学薬学部の学費

立命館大学薬学部(薬学科・6年制)の初年度納入金は、2,396,800円(約240万円)です。

費目初年度の金額
入学金200,000円
授業料2,196,800円(※)
施設維持・実験実習費0円(授業料に含む)
合計2,396,800円

※薬学科では初年度の負担を抑えるため、1回生春学期授業料において20万円の「新入生特別減免」が適用されています。 ※このほか、初年度は別途諸会費(学友会・父母教育後援会)が23,000円必要です。

立命館大学では、在学期間中の学費をあらかじめ明示する「在学期間学費明示方式」を採用しています。

2年次以降の学費は、授業料が年額2,396,800円、諸会費が年額15,000円(6年次のみ校友会費等で別途40,000円が必要)です。

初年度の諸会費も含めて概算すると、6年間の総納入金は約1,452万円となります。 (※4年制の創薬科学科の場合は、4年間の総納入金が約845万円となります)

ただし、次の費用は別途必要になる可能性があります。

・教科書代
・白衣代・実験器具代
・パソコンやタブレット代
・通学交通費
・実務実習先までの交通費
・一人暮らしの家賃や生活費
・留年や卒業延期をした場合の追加学費

立命館大学は、施設設備維持費や実験実習費が個別に徴収されず、すべて授業料に含まれているのが特徴です。

学費を比較する際は、初年度納入金だけでなく、6年間の総額や滋賀での一人暮らし費用まで含めてシミュレーションしましょう。

立命館大学薬学部の成績優秀者奨学金制度

立命館大学には、入学試験時の成績で学費を免除する特待生制度はありません。

代わりに、入学後の学業成績が極めて優秀な学生を対象とした、独自の給付型(返還不要)奨学金が用意されています。

制度名対象人数給付内容
西園寺記念奨学金(成績優秀者枠)各学部の定員の2%以内セメスター(半期)あたり30万円(年間最大60万円)を給付

薬学部(薬学科・創薬科学科)は理系学部として扱われるため、半期30万円(文系学部は15万円)が給付されます。 対象期間は1回生秋学期〜6回生春学期(4年制は4回生春学期まで)で、
選考は前学期のGPA等の成績をもとに毎学期行われます。

入学試験の一発勝負ではなく、入学後に地道に努力し好成績を維持し続けることで、複数回にわたって学費負担を大きく軽減させることが可能です。

立命館大学薬学部の進級率・卒業率

薬学部を選ぶ際は、薬剤師国家試験の合格率だけでなく、入学者のうち何人が6年間で卒業できたか(ストレート卒業率)を確認することが重要です。

文部科学省が公表する修学状況(2019年度入学者データ)によると、立命館大学薬学部薬学科(6年制)の入学者は84名で、このうち標準修業年限の6年間で卒業した学生は60名でした。

標準修業年限内の卒業率は71.4%です。

また、この入学者のうち、6年間で卒業し、さらに薬剤師国家試験にも合格した学生は57名で、

入学者数に対する「ストレート国家試験合格率」は67.9%となっています。

この数字は、残りの学生が全員退学したという意味ではありません。

2019年度入学者の修学状況(薬学科・6年制)

項目人数・割合
入学者数84名
6年間で卒業した学生60名
標準修業年限内卒業率71.4%
6年間で国家試験に合格した学生57名
ストレート国家試験合格率67.9%

この数字は、残りの学生が全員退学したという意味ではありません。留年や休学などにより、7年以上かけて卒業を目指す学生も含まれます。

なお、2024年度の薬学科における退学者数は10名(在籍603名)で、中退率は1.7%と極めて低い水準に抑えられています。

立命館大学薬学科では、2年次、3年次、4年次の終了時にそれぞれ進級要件(原級留置制度)が設けられています。

大学に合格したからと安心せず、手厚い学習支援制度を賢く活用し、早期から着実に対策を進めることがストレート卒業・合格への最大の近道です。

立命館大学薬学部の薬剤師国家試験合格率

第111回薬剤師国家試験における立命館大学薬学部の新卒受験者数は80名、合格者数は77名、新卒合格率は96.25%でした。

全国の新卒平均合格率は86.25%であり、立命館大学の新卒合格率は全国平均を大きく上回っています。

薬剤師国家試験立命館大学の新卒合格率全国新卒平均
第111回96.25%86.25%
第110回95.08%84.96%
第109回88.61%84.36%
第108回99.00%84.86%
第107回85.71%85.24%

特に第108回(2023年発表)においては、新卒受験者98名のうち97名が合格し、新卒合格率99.0%で全国の私立大学薬学部の中で1位(全国2位)に輝くなど、極めて高い水準を維持しています。

新卒国家試験合格率は非常に高い水準ですが、この数字は、国家試験を実際に受験した新卒者を分母にしたものです。 受験生が大学を比較する際は、新卒合格率だけでなく、次の数字も併せて確認しましょう。

・入学者数
・6年間で卒業できた学生数
・国家試験を受験した新卒者数
・6年間で卒業して国家試験に合格した学生の割合(ストレート合格率)
・卒業延期者数(留年者数)
・既卒者を含めた国家試験合格率

「新卒国家試験合格率」と「入学者数に対するストレート国家試験合格率」は、意味の異なる数字です。

大学が公表している進級・卒業基準や、学習支援体制と合わせてチェックしましょう。

立命館大学薬学部の就職先・卒業後の進路

立命館大学全体の就職決定率は96.3%と高い水準を維持しています。

薬学部薬学科(6年制)の卒業生は、薬剤師資格を活かした病院や薬局はもちろん、製薬企業の研究・開発職やMR、公務員など多岐にわたる分野で活躍しています。

薬学科(6年制)卒業生の主な進路割合

進路区分割合
保険薬局・ドラッグストア41.3%
企業(製薬・化学・メーカーなど)27.5%
病院・診療所23.8%
公務員・その他7.4%

主な就職先一例(企業・病院・官公庁)

製薬・医療機器企業:武田薬品工業、第一三共、エーザイ、大塚製薬、協和キリン、日本新薬、ファイザー、ロート製薬、沢井製薬、テルモ など

病院・医療機関:大阪大学医学部附属病院、京都府立医科大学附属病院、神戸大学医学部附属病院、国立がん研究センター、国立病院機構 など

薬局・ドラッグストア:アインファーマシーズ、ウエルシア薬局、スギ薬局、マツキヨココカラ&カンパニー など

公務員・官公庁:国家公務員総合職(特許庁)、京都市役所、滋賀県庁 など

立命館大学薬学部には、4年制の「創薬科学科」も併設されているため、製薬企業や研究機関とのパイプが非常に強いのが特徴です。

また、6年制の薬学科卒業後は、病院・薬局・企業にそれぞれ概ね3割ずつ進んでいることが立命館大学の特徴です。

薬剤師として臨床で活躍する道はもちろん、新薬の開発や国の行政に広く関わりたい受験生にも最適な環境が整っています。

立命館大学へのアクセス

立命館大学薬学部がある「びわこ・くさつキャンパス(BKC)」へは、主に次の駅等からバスを利用します。

・JR琵琶湖線(東海道本線)「南草津駅」(新快速停車)東口より近江鉄道バスで約12〜20分

・授業開講日には、南草津駅から直行シャトルバス(運賃200円)が運行

BKCは最寄り駅からバスを利用する立地です。 通学時間を調べる際は、電車の乗車時間だけでなく、駅でのバス待ち時間、道路の混雑、授業開始時刻に合わせた混雑も考慮しましょう。

オープンキャンパスに参加する際は、実際に自宅(または一人暮らし予定地)からキャンパスまで移動し、継続して通学できるかを確認することをおすすめします。

立命館大学薬学部が向いている人

立命館大学薬学部は、次のような受験生に向いています。

・関関同立唯一の薬学部、総合大学のメリットを活かして多様な学生と学びたい人
・薬剤師資格だけでなく、製薬企業の研究・開発やMR(企業進学・就職が約3割)も視野に入れている人
・数学Ⅲ・C(複素数平面)を使わずに一般選抜を受験したい人(薬学方式を利用)
・化学以外の理科(物理または生物)を得意源にして受験したい人(独自試験で当日選択可能)
・びわこ・くさつキャンパス、またはキャンパス周辺での一人暮らしで無理なく学べる人

一方で、次のような場合は慎重に検討しましょう。

・6年間の学費負担(約1,452万円)が大きいと感じる人
・最寄り駅からバスを利用せず、徒歩で通える駅前型の大学を希望している人
・科学分野(化学や生物)への極端な苦手意識がある人(理科1科目での受験は可能ですが、入学後は基礎知識が必須となります)
・自分から主体的に学習計画を立てて進級要件をクリアするのが苦手な人(2・3・4年次終了時に進級判定あり)

立命館大学は、国家試験合格実績、研究環境、進路の幅広さなどに魅力がある一方、入学後は継続的に学習する必要があります。

偏差値や大学名だけで決めるのではなく、オープンキャンパスに参加し、キャンパスの立地、学生の雰囲気、授業や実習環境、学習支援制度まで確認したうえで志望校を決めましょう。

立命館大学薬学部に関するよくある質問

立命館大学薬学部では薬剤師になれますか?

薬学科(6年制)は、所定の課程を修了して卒業することで薬剤師国家試験の受験資格を取得できます。

立命館大学薬学部は共学ですか?

男女共学です。薬学科(6年制)の在学生比率は、女子が約56%、男子が約44%と、女子学生の比率がやや高くなっています。

数学Ⅲを履修していなくても受験できますか?

一般選抜の「薬学方式」では、数学Ⅲおよび数学Cの「複素数平面」は出題範囲に含まれません。 ただし、「全学統一方式」や「学部個別配点方式」では数学Ⅲ・Cまでが必須となります。

化学以外の理科科目でも受験できますか?

一般選抜の独自試験(薬学方式、全学統一方式、学部個別方式)では、理科は当日試験問題を見てから「物理・化学・生物」から1科目(2科目型は2科目)を自由に選択可能です。化学以外(物理または生物のみ)でも受験できます。 ※ただし、3月の「後期分割方式」は物理・化学のみ選択可能(生物不可)です。

推薦入試は評定平均が必要ですか?

2027年度の学校推薦型選抜では、立命館大学薬学部には指定校推薦があります。

指定校推薦の出願条件や評定基準は高校ごとに異なるため、在籍高校へ確認してください。
また、総合型選抜としてUNITE Program®課題探究型方式があります。

立命館大学薬学部に合格するには何割必要ですか?

2025年度の合格最低得点率は、次のとおりです。

・薬学方式:58.7%(176点/300点)
・全学統一方式:59.3%(178点/300点)
・学部個別(理科1科目):70.6%(247点/350点)
・後期分割方式:74.0%(148点/200点)

最低点ぎりぎりを狙うのではないため、過去問演習では「薬学方式」「全学統一方式」で72%前後、「学部個別方式」で77%前後を一つの目標とし、安定して得点できる実力を養いましょう。

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薬学部受験専門塾 PharmAssist(ファーマシスト)
代表 寺沼香太朗

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この記事を書いた人

寺沼 香太朗のアバター 寺沼 香太朗 薬学部受験専門塾PharmAssist代表

薬学部受験専門塾 PharmAssist (ファーマシスト)代表の寺沼香太朗です。
薬学部受験の主要科目である、英語・数学ⅠAⅡB III C・化学・生物・面接・小論文の指導を行っております。
薬学部に特待合格した指導力の高さと、薬学部に特化した受験ノウハウ、教育コーチングを活かした学習マネジメントが指導の武器となっており、薬学部を目指す全ての高校生をアシストすることを信念に授業を行っております。

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