【最新版】京都薬科大学薬学部の偏差値・倍率は?入試科目・学費・国家試験合格率まで徹底解説

京都薬科大学薬学部は、京都市山科区にキャンパスを置く、140年以上の歴史と伝統を持つ私立薬科大学です。

「京都薬科大学薬学部の偏差値はどのくらい?」
「入試では何科目必要?」
「薬剤師国家試験の合格率は高い?」
「留年せずに卒業できる学生はどのくらいいる?」
「6年間で学費はいくらかかる?」

このような疑問を持っている受験生や保護者の方も多いのではないでしょうか。

薬学部選びでは、偏差値や知名度だけでなく、入試科目、学費、進級状況、薬剤師国家試験、卒業後の進路まで確認することが重要です。

この記事では、京都薬科大学薬学部について、大学の特徴、偏差値、倍率、入試科目、学費、国家試験合格率、進級・卒業状況、就職先まで詳しく解説します。

目次

京都大学薬学部の基本情報

項目内容
大学名京都薬科大学
大学区分私立大学
学部・学科薬学部・薬学科
修業年限6年間
1学年の入学定員360名
薬剤師国家試験受験資格取得可能
キャンパス京都薬科大学 本校地
所在地京都府京都市山科区御陵中内町5 
主なアクセスJR・地下鉄東西線・京阪京津線「山科駅」から徒歩約10分

京都薬科大学薬学部は、6年制の薬学科を設置しており、卒業要件を満たすことで薬剤師国家試験の受験資格を取得できます。

薬学部では、薬剤師を目指すための専門教育に加えて、基礎薬学から臨床薬学まで幅広く学ぶことができます。

京都薬科大学薬学部の歴史

京都薬科大学は、1884年に設立された京都私立独逸学校薬学科を起源とする、長い歴史を持つ薬科大学です。

その後、名称変更や制度改革を経ながら発展を続け、1949年に新制大学として京都薬科大学が発足しました。

創立から140年以上にわたって薬学教育を続けており、これまでに多くの薬剤師や薬学研究者を輩出してきたことは、京都薬科大学の大きな特徴です。

長い歴史の中で培われた薬学教育の実績や卒業生のネットワークを重視する受験生にとっても、検討する価値のある大学といえるでしょう。

京都薬科大学薬学部の特徴・魅力

1学年360名の薬学部

京都薬科大学薬学部の入学定員は、1学年360名です。

薬学を専門的に学ぶ学生が集まる環境で、薬剤師を目指す学生だけでなく、研究や製薬企業などさまざまな進路を考える学生と交流できる点が特徴です。

また、大学では講義だけでなく、実習や研究活動などを通して薬学の専門知識を身につけていきます。

6年間を通して薬学を体系的に学ぶ

京都薬科大学では、6年制の薬学科で、薬剤師に必要となる基礎薬学から臨床薬学まで幅広く学びます。

低学年では化学、生物、物理などの基礎科目を学び、その後、薬理学、薬剤学、衛生薬学、臨床薬学など専門的な内容へと学習を進めます。

さらに、実習や演習を通して、薬剤師として必要となる知識や技能を実践的に身につけていきます。

早い段階から薬学・医療を意識して学べる

京都薬科大学では、薬学の専門知識を段階的に学びながら、薬剤師の仕事や医療現場について理解を深めていきます。

薬剤師として必要な知識だけでなく、患者とのコミュニケーションや医療チームの中で薬剤師が果たす役割など、臨床を意識した学習も行われています。

薬剤師として病院や薬局などの医療現場で働きたい受験生にとって、実践的な薬学教育を受けられる点は大きな魅力です。

研究分野の選択肢が多い

京都薬科大学では、薬理学、薬剤学、衛生化学、有機化学、分析化学、生化学、臨床薬学など、薬学に関する幅広い分野の研究が行われています。

薬の「つくる」「調べる」「作用を理解する」「患者に届ける」といったさまざまな視点から薬学を研究できる環境が整っています。

研究室を重視して大学を選ぶ場合は、研究テーマだけでなく、研究室の配属時期(3年次後期)、卒業研究の内容、大学院への進学実績、研究活動と薬剤師国家試験対策の両立についても確認しましょう。

京都薬科大学薬学部のカリキュラム

京都薬科大学薬学部では、6年間を通して薬学の基礎から専門的な内容、さらに医療現場で必要となる実践的な知識・技能まで段階的に学ぶカリキュラムが組まれています。

学年主な学習内容
1年次化学・生物・物理などの基礎、薬学の基礎科目、医療・薬学への導入 
2年次基礎薬学、薬理学・薬剤学などの専門科目、実習
3年次薬理学、薬剤学、病態・薬物治療学などの専門科目、実習
4年次専門科目、実務実習に向けた学習、共用試験(CBT・OSCE)に向けた準備、研究室分属・研究開始
5年次病院・薬局での実務実習、専門科目、研究活動
6年次卒業研究、総合的な薬学教育、薬剤師国家試験に向けた学習

1〜3年次には、化学、生物、物理などの基礎を学びながら、薬理学、薬剤学、病態・薬物治療学など、薬学の専門知識へ段階的に進みます。

4年次には、薬剤師として必要な知識・技能を身につけるための実務実習事前教育が行われます。また、病院・薬局での実務実習に向けて、CBT・OSCEなどの共用試験に向けた学習にも取り組みます。

5年次には、病院と薬局で実務実習を行います。実際の医療現場で薬剤師の業務を経験しながら、薬物治療や患者とのコミュニケーション、他の医療職との連携について学びます。

6年次には、卒業研究と並行して、それまでに学んだ薬学の知識を総合的に整理し、薬剤師国家試験に向けた学習を進めます。

薬学部は必修科目が多く、専門科目に加えて実験、実習、レポート、定期試験などが重なることがあります。

入学後にスムーズに学習を進めるためには、高校生のうちに化学を中心として、数学、生物、物理などの基礎も身につけておくことが大切です。

京都薬科大学薬学部の偏差値

2026年度入試における河合塾(パスナビ)のボーダーラインでは、京都薬科大学薬学部の偏差値は52.5〜55.0、共通テスト得点率は方式により69%程度となっています。

情報元偏差値・ボーダーの目安
河合塾薬学部の偏差値52.5~55.0
共通テスト得点率69%程度

偏差値に差があるのは、模試の受験者層や判定基準が異なるためです。

「京都薬科大学薬学部の偏差値はいくつか」と一つの数字だけで判断するのではなく、自分が受験した模試の判定と、大学が公表している実際の倍率や合格最低点を併せて確認しましょう。

京都薬科大学薬学部の2026年度入試倍率

2026年度入試では、一般選抜の実質倍率は共通テスト利用前期が2.1倍、前期が2.2倍、後期が4.5倍、共通テスト利用後期が3.8倍でした。

入試方式受験者数合格者数実質倍率
学校推薦型選抜・指定校制57名57名1.0倍
学校推薦型選抜・一般公募制238名96名2.5倍
一般選抜 共通テスト利用前期696名336名2.1倍
一般選抜 前期713名317名2.2倍
一般選抜 後期194名43名4.5倍
一般選抜 共通テスト利用後期19名5名3.8倍

一般選抜後期は4.5倍と、前期や共通テスト利用前期と比較して高い倍率となっています。

一方、学校推薦型選抜では、一般公募制が2.5倍となっています。

ただし、倍率だけで入試難易度を判断することはできません

共通テスト利用方式では、京都薬科大学を第一志望とする受験生だけでなく、他大学との併願を考えている受験生も出願します。
一方、大学独自の試験を行う一般選抜では、京都薬科大学を具体的な進学先として検討している受験生が多くなる傾向があります。

倍率だけでなく、募集人数、試験科目、配点、合格最低点、過去問との相性まで確認したうえで、自分に合った入試方式を選ぶことが重要です。

京都薬科大学薬学部の合格最低点

2026年度一般選抜の合格最低点は、次のとおりです。

入試方式満点合格最低点最低得点率
一般選抜 共通テスト利用前期710点490.2点69.0%
一般選抜前期600点361点60.2%
一般選抜後期200点121点60.5%
一般選抜 共通テスト利用後期230点186点80.9%

共通テスト利用前期、一般選抜前期、一般選抜後期の合格最低得点率は、それぞれ69.0%、60.2%、60.5%と、大きく離れているわけではありません。

しかし、実質倍率を見ると、共通テスト利用前期が2.1倍、一般選抜前期が2.2倍、一般選抜後期が4.5倍と、大きな差があります。

このように、合格最低点だけを見ると難易度が近いように見えても、倍率や募集人数などを合わせて見ると、入試方式によって競争の激しさは大きく異なります。

そのため、「合格最低点が低いから合格しやすい」と単純に判断するのではなく、合格最低点と実質倍率の両方を確認したうえで、自分に合った入試方式を選ぶことが重要です。

京都薬科大学薬学部の2027年度一般選抜

一般選抜 共通テスト利用前期|大学入学共通テスト利用

一般選抜 共通テスト利用前期の募集人員は45名です。

大学独自試験は行われず、大学入学共通テストの数学、英語、国語、理科の4教科6科目、合計710点で判定されます。

教科内容配点
数学数学ⅠA・数学ⅡBC200点
英語リーディング・リスニング200点
国語(近代以降の文章のみ利用)110点
理科化学(必須)、物理・生物から1科目200点
合計710点

英語はリーディング160点、リスニング40点に換算されます。

国語は近代以降の文章のみ利用されます。

共通テストで数学、英語、国語、理科をバランスよく得点できる受験生に向いている方式です。

一般選抜 前期|数学・英語・理科の3教科型

一般選抜 前期の募集人員は150名です。

数学と英語、理科の3教科、合計600点で判定されます。

教科内容配点
数学数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列・統計的な推測)・C(ベクトル)200点
英語英語コミュニケーションⅠⅡⅢ、論理・表現ⅠⅡⅢ200点
理科化学基礎、化学200点
合計600点

数学、英語、理科の3教科で構成され、合計600点で判定されます。

数学・英語・理科がそれぞれ200点となっており、特定の科目だけでなく、3教科をバランスよく得点することが重要です。

理科は「化学基礎・化学」が必須となっているため、化学を中心に対策する必要があります。

また、数学は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C、英語は英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲが出題範囲となっています。

3教科すべてで安定して得点できる力を身につけたうえで、過去問を活用して京都薬科大学の出題形式に慣れておくことが重要です。

一般選抜 後期|2教科型

一般選抜 後期の募集人員は20名です。

科目内容配点
数学数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C100点
英語英語コミュニケーションⅠⅡⅢ、論理・表現ⅠⅡⅢ100点
化学化学基礎、化学100点
合計200点

数学、英語、化学の3科目から2科目を選択して受験する方式で、選択した2科目の合計200点で判定されます。

各科目100点となっているため、自分の得意科目を生かしやすい入試方式です。

一方で、募集人員は20名と前期に比べて少なく、2026年度の実質倍率も4.5倍と高くなっています。

そのため、2科目に絞って対策できるからといって、必ずしも前期より合格しやすいとは限りません。

数学・英語・化学のうち、自分が高得点を狙いやすい2科目を見極め、過去問で出題傾向を確認したうえで対策を進めることが重要です。

一般選抜 共通テスト利用後期|大学入学共通テスト利用

一般選抜 共通テスト利用後期の募集人員は5名です。

大学入学共通テストの数学と化学に加えて、調査書と志望理由書を用いて判定されます。

科目内容配点
数学数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C100点
理科化学100点
調査書学習成績の状況×315点
志望理由書15点
合計230点

数学と化学はそれぞれ100点で、合計200点が大学入学共通テストの得点となります。

調査書と志望理由書も合わせて評価されるため、共通テストの得点だけで合否が決まる方式ではありません。

一方で、募集人員は5名と非常に少なく、2026年度の合格最低得点率も80.9%でした。

共通テストで安定して高得点を取る必要があるため、数学・化学を得意科目にできる受験生に向いている入試方式といえるでしょう。

京都薬科大学薬学部の合格戦略

ここからは、公開されている入試科目、配点、倍率、合格最低点をもとにしたPharmAssistの分析です。

大学が公式に示している合格目標点ではないため、目安として参考にしてください。

一般選抜 前期は3教科をバランスよく得点する

一般選抜前期は、数学、英語、化学の3教科がそれぞれ200点で、合計600点です。

2026年度の合格最低点は361点、最低得点率は60.2%でした。

ただし、合格最低点ぎりぎりを目標にすると、年度による問題難易度の変化に対応しにくくなります。

そのため、過去問では600点満点中420〜450点程度、得点率70〜75%を一つの目標にするとよいでしょう。

科目目標点の一例
数学140点/200点
英語140点/200点
化学150点/200点
合計430点/600点

3教科がすべて200点配点のため、特定の科目だけで大きく稼ぐよりも、3教科で大きく失点しないことが重要です。

特に化学は薬学部で学ぶ内容との関連も深いため、受験段階から安定して得点できる状態を目指しましょう。

一般選抜 後期は2科目の完成度を高める

一般選抜後期は、数学、英語、化学の3科目から2科目を選択する方式です。

各科目100点で、選択した2科目の合計200点で判定されます。

2026年度の合格最低点は121点、最低得点率は60.5%でした。

一方で、募集人員は20名と少なく、実質倍率は4.5倍でした。

そのため、合格最低点が前期と大きく変わらないからといって、後期の方が合格しやすいとは限りません。

2科目に絞って対策できるメリットを生かし、自分が高得点を狙いやすい2科目を早めに決めて、安定して70%以上を取れる状態を目指したいところです。

共通テスト利用前期は7割を一つの基準にする

共通テスト利用前期の合格最低点は490.2点、最低得点率は69.0%でした。

一般選抜前期の60.2%、一般選抜後期の60.5%と比較すると、最低得点率だけを見れば大きな差はありません。

しかし、実質倍率を見ると、共通テスト利用前期は2.1倍、一般選抜前期は2.2倍、一般選抜後期は4.5倍となっており、入試方式によって競争の激しさは大きく異なります。

そのため、「合格最低点が7割弱だから、7割取れれば十分」と考えるのではなく、共通テストでは7割後半~8割程度を一つの目標として対策することをおすすめします。

共通テスト利用後期は高得点が必要 

共通テスト利用後期は、2026年度の合格最低点が186点、最低得点率80.9%でした。

さらに募集人員は5名と非常に少なく、一般選抜後期と同様に狭き門となっています。

数学と化学の得点に加えて、調査書と志望理由書も判定に利用されるため、共通テストでできるだけ高い得点を取っておくことが重要です。

特に共通テスト利用後期を狙う場合は、数学・化学で8割以上を安定して取れる力を身につけておきたいところです。

入試方式は一つに絞らない 

京都薬科大学を第一志望とする場合は、一般選抜前期、一般選抜後期、共通テスト利用前期、共通テスト利用後期など、複数の方式を組み合わせて出願することも検討しましょう。

3教科をバランスよく勉強している場合は一般選抜前期、得意な2科目を生かしたい場合は一般選抜後期、共通テストで高得点を狙える場合は共通テスト利用方式というように、自分の得意科目や得点状況に合わせて方式を選ぶことが重要です。

ただし、受験料や試験日程、他大学との併願予定も考慮して、無理のない出願計画を立てましょう。

京都薬科大学薬学部の推薦入試

2026年度入試では、学校推薦型選抜の指定校制と一般公募制が設けられています。

学校推薦型選抜・指定校制

学校推薦型選抜・指定校制は、面接および調査書を基に総合的に判定されます。

学力試験だけで合否を決める方式ではないため、面接での受け答えや、これまでの学習状況などが重要になります。

指定校制を検討している場合は、自分の在籍する高校が推薦対象校になっているか、学校の進路指導担当の先生に確認しておきましょう。

学校推薦型選抜一般公募制

学校推薦型選抜一般公募制の募集人員は90名です。一般公募制は専願制で、合格した場合は京都薬科大学への入学を確約できる受験生が対象です。 

検査項目内容配点・時間
適性検査Ⅰ英語コミュニケーションⅠⅡⅢ、論理・表現ⅠⅡⅢ100点・60分
適性検査Ⅱ化学基礎、化学100点・60分
面接40点
調査書国語と数学の学習成績の状況の合計×220点
合計合計260点

選考では、基礎学力に加えて面接や調査書なども評価されます。

一般選抜とは異なり、学力試験だけでなく、これまでの学習状況や薬学を学ぶ目的なども含めて総合的に評価される点が特徴です。

専願制であるため、一般公募制を利用する場合は、京都薬科大学を第一志望としているかを考えたうえで出願する必要があります。

京都薬科大学薬学部の学費

京都薬科大学薬学部の初年度納入金は226万5000円です。

費目初年度の金額
入学金40万円
授業料180万円
諸経費6万5,000円
合計226万5,000円

2年次以降は入学金が不要となるため、年間の納入金は初年度より少なくなります。

6年間の学費を計算した場合、現在の学費が6年間変わらない前提では、

  • 入学金:40万円
  • 授業料:180万円×6=1,080万円
  • 卒業研究・演習費:9万5,000円
  • 教育後援会:3万円
  • 学生自治会:2万円
  • 同窓会:入会費1万5,000円+6年次維持費1万5,000円

です。

合計すると、

約1,137万5,000円

です。

また、薬学部では大学に納める学費以外にも、次のような費用が必要になる可能性があります。

・教科書代
・白衣などの実習用品代
・実験・実習に必要な費用
・パソコンなどの学習機器代
・通学交通費
・実務実習先までの交通費
・一人暮らしの家賃や生活費
・留年や卒業延期をした場合の追加学費

薬学部は6年間の修学期間があるため、大学を比較する際は初年度納入金だけで判断するのではなく、6年間の学費総額に加えて、通学費や一人暮らしの費用まで含めて考えることが重要です。

※学費は年度によって変更される場合があるため、実際に出願する際は京都薬科大学の最新の募集要項・学費案内を確認してください。

京都薬科大学薬学部の特待生制度

京都薬科大学薬学部には、一般選抜および共通テスト利用方式の入試成績上位者を対象とした特待生制度があります。 

区分対象人数免除内容
特待生授業料減免 1年次:入試成績上位10名程度 授業料100万円を減免
成績優秀者奨学金1年次:特待生入学者1年次に40万円を給付

1年次は、一般選抜および共通テスト利用方式の入試成績上位10名程度が特待生の対象となります。

特待生として入学した学生は、2年次以降も一定の成績基準を満たすことで、特待生授業料減免の対象となります。
2〜5年次は前年次の成績が上位20位以内かつ得点率90%以上6年次は1〜5年次の総合成績が上位20位以内かつ得点率90%以上であることなどが条件です。

また、特待生入学者には成績優秀者奨学金もあり、1年次は40万円が給付されます。そのため、特待生授業料減免と合わせて、1年次は最大140万円の支援を受けられます。

京都薬科大学を一般選抜や共通テスト利用方式で受験する場合、合格を目指すだけでなく、入試成績上位を狙うことで学費負担を抑えられる可能性があります。

ただし、特待生制度の対象者や成績基準は変更される場合があるため、受験年度の最新情報を必ず確認しましょう。

京都薬科大学薬学部の進級率・卒業率

薬学部を選ぶ際は、薬剤師国家試験の合格率だけでなく、入学者のうち何人が6年間で卒業できたのかを確認することも重要です。

京都薬科大学が公表している修学状況を見ると、入学者数に対して、標準修業年限である6年間で卒業できた学生の割合を確認することができます。

また、6年間で卒業した学生のうち、薬剤師国家試験に合格した学生がどの程度いるのかを見ることで、入学から薬剤師国家試験合格までの実績をより具体的に把握できます。

2020年度入学者の状況人数・割合
入学者数377名
6年間で卒業した学生296名
標準修業年限内卒業率78.5%
6年間で国家試験に合格した学生272名
入学者数に対するストレート国家試験合格率72.1%

この数字は、6年間で卒業できなかった学生が全員退学したという意味ではありません。

薬学部では、進級に必要な単位を取得できなかった場合などに留年となることがあり、休学などを含めて7年以上かけて卒業する学生もいます。

そのため、大学を比較する際は、国家試験合格率だけを見るのではなく、入学者数に対する標準修業年限内の卒業率や、退学・除籍者数まで確認することが重要です。

また、進級状況を確認する際には、各学年の進級条件や再試験の仕組み、留年した場合の学費なども確認しておくとよいでしょう。

京都薬科大学の薬剤師国家試験合格率

第111回薬剤師国家試験における京都薬科大学の新卒受験者数は337名、合格者数は302名、新卒合格率は89.61%でした。

全国の新卒平均合格率は86.25%であり、京都薬科大学の新卒合格率は全国平均を上回っています。

薬剤師国家試験京都薬科大学の新卒合格率全国新卒平均
第111回89.61%86.25%
第110回90.88%84.96%
第109回87.19%84.36%
第108回90.91%84.86%
第107回92.29%85.24%

新卒国家試験合格率はかなり高い水準ですが、この数字は、国家試験を実際に受験した新卒者を分母にしたものです。

受験生が大学を比較する際は、新卒合格率だけでなく、次の数字も併せて確認しましょう。

・入学者数
・6年間で卒業できた学生数
・国家試験を受験した新卒者数
・6年間で卒業して国家試験に合格した学生の割合
・卒業延期者数
・既卒者を含めた国家試験合格率

「新卒国家試験合格率」と「入学者数に対するストレート国家試験合格率」は、意味の異なる数字です。

京都薬科大学薬学部の就職先・卒業後の進路

京都薬科大学薬学部の2025年度就職決定率は、学部全体で99.7%でした。

2025年度卒業生の主な進路は、病院、保険薬局、ドラッグストア、製薬企業、公務員、大学院などです。

主な就職先として、次のような企業が公表されています。

・アステラス製薬
・アストラゼネカ
・エーザイ
・大塚製薬
・小野薬品工業
・協和キリン
・塩野義製薬
・第一三共
・武田薬品工業
・中外製薬
・ファイザー
・日本新薬

このほか、病院、保険薬局、ドラッグストア、国や地方自治体などにも卒業生を輩出しています。

京都薬科大学では、薬局や病院で薬剤師として働く進路だけでなく、製薬企業、CRO、化粧品・食品関連企業、公務員、公的機関など、薬学の知識を生かせる幅広い進路が用意されている点が特徴です。

京都薬科大学へのアクセス

京都薬科大学へは、主にJR・京阪・地下鉄などの複数の駅から徒歩でアクセスできます。

・JR東海道本線(琵琶湖線・京都線)「山科駅」
・京阪京津線「京阪山科駅」
・京都市営地下鉄東西線「山科駅」

京都薬科大学は駅から徒歩10分程度で通学できる立地にあり、最寄り駅からキャンパスまでの距離が比較的近いことが特徴です。

通学時間を調べる際は、自宅から最寄り駅までの時間だけでなく、乗り換えの回数や朝の電車の混雑なども考慮しましょう。

オープンキャンパスに参加する際は、実際に自宅からキャンパスまで移動し、6年間継続して無理なく通学できるか確認することをおすすめします。

京都薬科大学薬学部が向いている人

京都薬科大学薬学部は、次のような受験生に向いています。

・歴史のある薬科大学で薬学を学びたい人
・薬剤師資格だけでなく、製薬企業や研究職など幅広い進路を考えている人
・病院、薬局、製薬企業、ドラッグストア、公務員など幅広い進路を検討したい人
・薬学の専門知識を生かして企業への就職を目指したい人
・大学院への進学も含めて研究を続けたい人
・数学、英語、化学の3科目をバランスよく学習できる人
・化学を得点源にできる人
・山科駅などから徒歩で通学できる大学を希望している人
・6年間を通して薬学をしっかり学び、薬剤師国家試験を目指したい人

一方で、次のような場合は慎重に検討しましょう。

・6年間の学費負担が大きい人
・化学に大きな苦手意識がある人
・入学後の専門的な学習をできるだけ減らしたい人
・薬剤師資格だけ取得できればよく、大学での研究や専門的な学習にあまり興味がない人
・自分から学習計画を立てて継続的に勉強することが苦手な人
・大学選びで立地や通学のしやすさを特に重視する人 

京都薬科大学は、長い歴史と薬剤師国家試験の実績に加え、病院や薬局だけでなく、製薬企業、研究、公務員など幅広い進路につながる点が特徴です。

一方で、薬学部は6年間にわたって専門科目、実験、実習、卒業研究などに取り組む必要があります。

偏差値や国家試験合格率だけで決めるのではなく、入学後のカリキュラム、進級・卒業状況、学費、就職先、通学のしやすさまで確認したうえで志望校を決めましょう。

京都薬科大学薬学部に関するよくある質問

京都薬科大学薬学部では薬剤師になれますか?

京都薬科大学薬学部は6年制です。

所定の課程を修了して卒業することで、薬剤師国家試験の受験資格を取得できます。

京都薬科大学薬学部は共学ですか?

京都薬科大学薬学部は共学です。

数学Ⅲを履修していなくても受験できますか?

2027年度の一般選抜では、数学Ⅲは出題範囲に含まれていません。

一般選抜前期・後期ともに、数学の出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cです。

ただし、入学後は薬学の学習で数学的な考え方や計算を使う場面もあるため、数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Cの基礎は固めておきましょう。

化学以外の理科科目でも受験できますか?

京都薬科大学の一般選抜では、化学が重要な科目となっています。

一般選抜前期では「化学基礎・化学」が必須で、一般選抜後期でも数学・英語・化学の3科目から2科目を選択します。

共通テスト利用方式でも化学が必要となるため、京都薬科大学を第一志望とする場合は、化学を重点的に対策しておくことが重要です。

推薦入試は評定平均が必要ですか?

2026年度の学校推薦型選抜には、指定校制と一般公募制があります。

一般公募制は専願制で、学校長の推薦が必要です。

指定校制については、面接および調査書を基に総合的に判定されます。

推薦入試を検討する場合は、方式ごとの出願資格や推薦条件を高校の進路指導担当の先生に確認しておきましょう。

京都薬科大学薬学部に合格するには何割必要ですか?

2026年度の一般選抜の合格最低得点率は、次のとおりです。

・共通テスト利用前期:69.0%
・一般選抜前期:60.2%
・一般選抜後期:60.5%
・共通テスト利用後期:80.9%

一般選抜前期と後期は最低得点率が約60%、共通テスト利用前期は69.0%でした。

ただし、合格最低点は年度によって変動します。また、一般選抜後期は最低得点率が前期とほぼ同じである一方、実質倍率は4.5倍と高くなっています。

そのため、最低点ぎりぎりを目標にするのではなく、
一般選抜前期では70〜75%程度
共通テスト利用では75〜80%程度
を一つの目標として、安定して得点できる力を身につけることをおすすめします。

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この記事を書いた人

寺沼 香太朗のアバター 寺沼 香太朗 薬学部受験専門塾PharmAssist代表

薬学部受験専門塾 PharmAssist (ファーマシスト)代表の寺沼香太朗です。
薬学部受験の主要科目である、英語・数学ⅠAⅡB III C・化学・生物・面接・小論文の指導を行っております。
薬学部に特待合格した指導力の高さと、薬学部に特化した受験ノウハウ、教育コーチングを活かした学習マネジメントが指導の武器となっており、薬学部を目指す全ての高校生をアシストすることを信念に授業を行っております。

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