【最新版】大阪医科薬科大学薬学部の偏差値・倍率は?入試科目・学費・国家試験合格率まで徹底解説

大阪医科薬科大学薬学部は、大阪府高槻市にキャンパスを置く、歴史ある私立薬学部です。

「大阪医科薬科大学薬学部の偏差値はどのくらい?」
「入試では何科目必要?」
「薬剤師国家試験の合格率は高い?」
「留年せずに卒業できる学生はどのくらいいる?」
「6年間で学費はいくらかかる?」

このような疑問を持っている受験生や保護者の方も多いのではないでしょうか。

薬学部選びでは、偏差値や知名度だけでなく、入試科目、学費、進級状況、薬剤師国家試験、卒業後の進路まで確認することが重要です。

この記事では、大阪医科薬科大学薬学部について、大学の特徴、偏差値、倍率、入試科目、学費、国家試験合格率、進級・卒業状況、就職先まで詳しく解説します。

目次

大阪医科薬科大学薬学部の基本情報

項目内容
大学名大阪医科薬科大学
大学区分私立大学
学部・学科薬学部・薬学科
修業年限6年間
1学年の入学定員294名
薬剤師国家試験受験資格取得可能
キャンパス阿武山キャンパス
所在地大阪府高槻市奈佐原4-20-1
主なアクセスJR京都線「摂津富田駅」、阪急京都線「富田駅」からバスを利用

大阪医科薬科大学薬学部は、6年制の薬学科を設置しており、所定の課程を修了して卒業することで薬剤師国家試験の受験資格を取得できます。薬学部の入学定員は294名で、2026年度の入学者数は314名でした。

大阪医科薬科大学は、2021年に大阪医科大学と大阪薬科大学が統合して誕生した医療系総合大学です。薬学部では、医学部・看護学部を含む医療系総合大学としての環境を生かした教育が行われています。

大阪医科薬科大学薬学部の歴史

大阪医科薬科大学薬学部の前身である大阪薬科大学は、1904年に大阪・道修町で設立された「大阪道修薬学校」を起源とする、120年以上の歴史を持つ薬学部です。

その後、帝国女子薬学専門学校、帝国薬学専門学校などへの改称を経て、1950年に大阪薬科大学が設置されました。1996年には現在の大阪府高槻市奈佐原へ移転し、2006年には薬剤師養成を目的とする6年制の薬学科が設置されています。

2016年には大阪医科大学と大阪薬科大学の法人が統合され、2021年には両大学が大学として統合し、大阪医科薬科大学が誕生しました。現在は医学部・薬学部・看護学部を有する医療系総合大学となっています。

これまでに2万人を超える卒業生を輩出しており、病院・薬局の薬剤師だけでなく、製薬企業の研究者、学術情報担当者、公務員、薬学教育者など、幅広い分野で卒業生が活躍しています。

薬学部単独の歴史だけでなく、医学部・看護学部を含む医療系総合大学としての環境も含めて大学を選びたい受験生にとって、確認しておきたい大学の一つといえるでしょう。

大阪医科薬科大学薬学部の特徴・魅力

1学年294名の薬学部

大阪医科薬科大学薬学部の入学定員は、1学年294名です。

私立薬学部の中では比較的規模の大きい薬学部で、6年間を通して薬学を専門的に学びます。

また、医学部・看護学部も設置されているため、医療系総合大学ならではの環境で学べる点も特徴です。

医学部・看護学部を有する医療系総合大学

大阪医科薬科大学は、2021年に大阪医科大学と大阪薬科大学が統合して誕生しました。

現在は医学部、薬学部、看護学部の3学部を有しており、医療系の専門職を目指す学生が同じ大学で学んでいます。

薬学部では、医学部・看護学部との合同授業や医療系教育などを通して、薬剤師として必要な知識だけでなく、医療チームの一員として他職種と連携するための力を身につけることができます。

薬剤師として病院や薬局で働くことを考えている場合、医学・看護分野を含めた医療教育を受けられる環境は、大阪医科薬科大学の大きな特徴の一つです。

医療現場を意識した教育環境

大阪医科薬科大学では、薬学の専門知識だけでなく、実際の医療現場で必要となる実践的な能力を身につけるための教育が行われています。

5年次には病院・薬局での実務実習を行い、薬剤師として必要な調剤、服薬指導、薬物治療などについて実践的に学びます。

また、同じ大学に医学部と看護学部があることを生かし、医療職間の連携について学ぶ機会も設けられています。

幅広い研究分野から専門分野を選択できる

大阪医科薬科大学薬学部では、基礎薬学から臨床薬学まで幅広い研究が行われています。

主な研究分野には、薬理学、薬剤学、衛生薬学、臨床薬学、医薬品化学、生化学、微生物学などがあります。

研究室では、医薬品の作用や開発に関する基礎研究だけでなく、病気の治療や薬物療法など、医療現場に近いテーマも扱われています。

薬剤師として病院・薬局への就職を目指すだけでなく、製薬企業での研究開発や大学院進学などを考えている受験生にとっても、研究環境は確認しておきたいポイントです。

大阪医科薬科大学薬学部のカリキュラム

大阪医科薬科大学薬学部では、基礎教育科目、基礎薬学科目、応用薬学科目、医療薬学科目、総合演習科目、実習科目を組み合わせ、6年間を通して段階的に薬学を学ぶカリキュラムが組まれています。

学年主な学習内容
1年次数学・物理・化学・生物などの基礎、語学、教養、薬学入門、基礎実験、早期体験学習
2年次基礎薬学、生薬学、衛生薬学、薬理学、薬物治療学など、専門科目・実験の増加
3年次有機化学、生物科学、薬理学、薬剤学、衛生薬学などの専門科目・実習
4年次医療薬学、臨床導入学習、実務実習に向けた学習、共用試験への対応
5年次病院・薬局での臨床実習、実践的な薬学教育
6年次薬学総合演習、特別演習・実習、卒業に向けた総合的な学習

1年次は、数学・物理学・化学・生物学などの基礎科目に加え、語学や人文科学系の教養科目を学びます。また、「薬学入門」や「基礎細胞生物学」などの基礎薬学科目、基礎有機化学実習などの実験科目も配置されています。
地域の病院、薬局、ドラッグストアなどを見学する「早期体験学習」も行われます。

2年次以降は薬学専門科目が増え、基礎薬学を土台として、生薬学、衛生薬学、薬理学、薬物治療学などへ学習内容が広がっていきます。
3・4年次には、これまでに学んだ知識をもとに応用薬学・医療薬学をより専門的に学びます。

4年次以降は、実務実習に向けた臨床教育が本格化します。
薬剤師として必要な専門知識だけでなく、医療現場で必要となる実践的な能力を身につけることが重視されています。

5年次には臨床実習を行い、6年次には薬学総合演習や特別演習・実習などを通して、これまで学んだ知識・技能を総合的に確認します。

薬学部では、学年が上がるにつれて専門科目や実験・実習が増えていきます。
そのため、入学後の学習をスムーズに進めるためにも、高校生のうちから化学だけでなく、数学・物理・生物の基礎を身につけておくことが重要です。

大阪医科薬科大学薬学部の偏差値

2026年度入試における河合塾(パスナビ)のボーダーラインでは、東京薬科大学薬学部の偏差値は45.0〜47.5、共通テスト得点率は63〜66%程度となっています。

情報元偏差値・ボーダーの目安
河合塾薬学部の偏差値45.0〜47.5
共通テスト得点率63〜66%程度

偏差値は一般選抜A・Bのいずれも47.5で、共通テスト利用では66%がボーダーラインの目安です。

大阪医科薬科大学薬学部の2026年度入試倍率

2026年度入試では、一般入試Aの実質倍率が1.8倍、一般入試Bが2.7倍、大学入学共通テスト利用入試(前期)が2.2倍、後期が2.3倍でした。

入試方式受験者数合格者数実質倍率
公募制推薦入試364名208名1.8倍
指定校制推薦入試43名43名1.0倍
一般入試A498名278名1.8倍
一般入試B172名63名2.7倍
大学入学共通テスト利用入試(前期)282名128名2.2倍
大学入学共通テスト利用入試(後期)14名6名2.3倍

全体として、一般入試Bの倍率が最も高くなっています。

ただし、倍率だけで入試難易度を判断することはできません。

大学入学共通テスト利用入試は、大学独自の試験を受けずに出願できるため、他大学との併願を考えている受験生も出願しやすい方式です。
一方、一般入試A・Bでは大学独自の試験が課されるため、試験科目や配点によって受験生との相性が変わります。

また、推薦入試では公募制推薦が1.8倍となっており、入試方式によって倍率に大きな差があります。

倍率だけを見るのではなく、募集人員、試験科目、配点、合格最低点、過去問との相性まで確認したうえで、自分に合った方式を選ぶことが重要です。

大阪医科薬科大学薬学部の合格最低点

2026年度一般選抜の合格最低点は、次のとおりです。

入試方式満点合格者平均点合格最低点最低得点率
一般入試A350点273.6点229点65%
一般入試B200点148.2点128点64%

一般入試AとBでは、合格最低得点率がそれぞれ65.4%、64.0%と、ほぼ同じ水準となっています。

ただし、合格最低点はその年度の問題難易度や受験者の得点状況によって変動します。

そのため、単年度の最低点ぎりぎりを目標にするのではなく、過去問で合格最低点を安定して上回れる得点力を身につけることが重要です。

大阪医科薬科大学薬学部の2027年度一般選抜

一般入試A|3教科

一般入試Aの募集人員は105名で、薬学部の一般選抜では最も募集人数が多い方式です。

化学または生物から1科目を選択し、数学・英語を加えた3科目で判定されます。

教科内容試験時間配点
理科化学基礎・化学/生物基礎・生物90分150点
数学数学ⅠA・数学ⅡBC75分100点
英語英語コミュニケーションⅠⅡⅢ、論理・表現ⅠⅡⅢ75分100点
合計350点

2026年度の合格最低点は229点、合格者平均点は273.6点でした。

一般入試B

一般入試Bでは、2027年度から2科目型と3科目型の2方式が設けられています。

2科目型は「化学・生物から1科目」+「数学・英語から1科目」を選択する方式、3科目型は「化学・生物から1科目」+数学+英語の3科目で判定されます。

2科目型と3科目型は、どちらか一方だけでなく両方に出願することも可能です。両方式を同時出願する場合の検定料は4万円です。

方式科目配点
2科目型理科+数学または英語175点
3科目型理科+数学+英語250点

募集人員は34名です。2026年度までのB方式とは試験方式が変更されているため、過去の倍率や合格最低点をそのまま2027年度に当てはめないよう注意しましょう。

大学入学共通テスト利用入試

大学入学共通テスト利用入試では、3教科4科目型と5教科7科目型の2方式が設けられています。

本学独自の個別学力試験は行われず、共通テストの成績を利用して判定します。さらに、2方式へのダブル出願も可能です。

方式主な科目配点
3教科4科目型理科+数学+英語600点
5教科7科目型理科2科目+数学+英語+国語+地歴公民/情報1010点

共通テスト利用入試の募集人員は10名です。出願締切は共通テスト後に設定されているため、自己採点の結果を確認してから出願を判断できます。

2027年度は、一般入試Bの2科目型・3科目型、共通テスト利用の3教科4科目型・5教科7科目型など、受験生が自分の得意科目に合わせて方式を選びやすくなっている点が大きな変更点です。

大阪医科薬科大学薬学部の合格戦略

ここからは、公開されている入試科目、配点、倍率、合格最低点をもとにしたPharmAssistの分析です。

大学が公式に示している合格目標点ではないため、目安として参考にしてください。

一般入試Aは化学・生物と英語・数学をバランスよく

一般入試Aは、理科、英語、数学の3科目で判定され、理科は化学または生物から選択できます。

理科が150点、英語と数学がそれぞれ100点のため、理科を得点源にしつつ、英語・数学で大きく失点しないことが重要です。

2026年度の合格最低点は229点、合格者平均点は273.6点でした。

合格最低点は350点中229点、65.4%ですが、年度による問題難易度の変化を考えると、過去問では250〜260点程度、得点率71〜74%前後を一つの目標にするとよいでしょう。

科目目標点の一例
理科115点/150点
英語75点/100点
数学75点/100点
合計265点/350点

理科で高得点を取れる場合は大きな強みになりますが、英語または数学が大きく崩れると合格が不安定になります。

一般入試Bは得意科目に合わせて方式を選ぶ

一般入試Bでは、2科目型と3科目型が設けられています。

2科目型は「理科+数学または英語」、3科目型は「理科+数学+英語」で判定されます。

2科目型では、得意科目を活かして受験できる一方、3科目型では3科目の総合力が求められます。

また、2科目型と3科目型は両方に出願することも可能です。

そのため、理科を軸に、英語または数学のどちらかに強みがある受験生は2科目型、3科目をバランスよく仕上げている受験生は3科目型を検討するとよいでしょう。

2027年度から方式が変更されているため、2026年度までのB方式の倍率や合格最低点だけで難易度を判断しないよう注意が必要です。

共通テスト利用は自己採点後に出願を判断できる

大学入学共通テスト利用入試では、3教科4科目型と5教科7科目型が設けられています。

共通テストの得点のみで判定されるため、共通テストで安定して得点できる受験生に向いています。

特に、私立薬学部の一般選抜対策と並行して共通テスト対策を進めている場合は、共通テストの結果を利用して合格機会を増やせる点がメリットです。

また、出願は共通テスト後に行うため、自己採点の結果を見てから出願を判断できる点も特徴です。

入試方式は一つに絞らない

大阪医科薬科大学薬学部を第一志望とする場合は、一般入試A、一般入試B、共通テスト利用入試を自分の得意科目に合わせて組み合わせることを検討しましょう。

理科・英語・数学をバランスよく勉強している場合は一般入試A、理科と英語または数学の2科目に強みがある場合は一般入試B、共通テストで高得点を狙える場合は共通テスト利用入試というように、複数の方式を活用することで合格機会を増やせます。

ただし、受験料や試験日程、他大学との併願予定も考慮して、出願方式を決めることが重要です。

大阪医科薬科大学薬学部の推薦入試

2027年度入試では、学校推薦型選抜(公募制・指定校制)が設けられています。

公募制推薦入学試験(専願制)

大阪医科薬科大学薬学部の公募制推薦入学試験(専願制)の募集人員は20名です。合格した場合に入学することを確約できる受験生を対象としています。

選考は、適性検査、面接、調査書をもとに行われます。

選考内容内容
適性検査①化学基礎・化学/生物基礎・生物から1科目選択
適性検査②数学/英語から1科目選択
面接個人面接
調査書全体の学習成績の状況など

適性検査は2科目型で、理科は化学または生物から1科目、数学・英語から1科目を選択します。出題範囲は、化学基礎・化学、生物基礎・生物、数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C、英語コミュニケーションⅠ〜Ⅲ・論理・表現Ⅰ〜Ⅲです。

出願には、全体の学習成績の状況3.2以上という条件があります。また、2027年3月卒業見込み者または2026年3月卒業者が対象で、推薦書と志望理由書の提出も必要です。

公募制推薦入学試験(併願制)

大阪医科薬科大学薬学部の公募制推薦入学試験(併願制)は他大学との併願が可能な推薦入試で、募集人員は85名です。

選考内容内容
適性検査(3科目)化学/生物、数学、英語
調査書全体の学習成績の状況など

公募制推薦入学試験(専願制)とは異なり、合格後も他大学への進学を選択できる点が大きな特徴です。出願には、全体の学習成績の状況3.2以上という条件があります。

また、面接だけで合否を判断する推薦入試ではなく、化学/生物・数学・英語の3科目による適性検査が行われるため、一般選抜を見据えた学力対策も重要です。

特に、薬学部で重要となる化学または生物に加えて、数学・英語の3科目をバランスよく仕上げておくことが合格へのポイントになります。

指定校制推薦入試(専願制)

大阪医科薬科大学薬学部の指定校制推薦入試は、大学が指定した高等学校を対象とする専願制の推薦入試です。
2027年度の薬学部入試でも、指定校制推薦入試(専願制)が設けられています。募集人員は40名です。

選考内容内容
適性検査化学基礎、化学
面接個別面接
調査書調査書による書類審査

指定校制のため、大学が指定する高等学校からの推薦が必要で、誰でも自由に出願できるわけではありません。

また、専願制なので、合格した場合は大阪医科薬科大学への入学が前提となります。

適性検査では化学基礎・化学が課されるため、指定校推薦であっても化学の基礎学力を身につけておくことが重要です。

大阪医科薬科大学薬学部の学費

大阪医科薬科大学薬学部の学費は、初年度納入金が224万4,000円です。

費目初年度の金額
入学金40万円
授業料120万円
施設・設備費60万円
諸会費4万4,000円
合計224万4,000円

2年次以降は、授業料120万円、施設費60万円、諸会費2万3,000円で、年間182万3,000円です。

初年度の諸会費も含めて概算すると、6年間の大学納入金は約1,138万円となります。

ただし、次の費用は別途必要になる可能性があります。

・教科書代
・白衣代
・実験器具代
・パソコンやタブレット代
・通学交通費
・実務実習先までの交通費
・一人暮らしの家賃や生活費
・留年や卒業延期をした場合の追加学費

また、大阪医科薬科大学薬学部では、一般入試Aなどを対象とした特待生制度が設けられています。
公募制推薦(併願制)でも、成績上位者を対象とした給付制度があります。

学費を比較する際は、こうした特待生制度による負担軽減も確認しておきましょう。

大阪医科薬科大学薬学部の特待生制度

大阪医科薬科大学の公式サイトで、2027年度の入学時特待生制度について以下が確認できます。

対象入試対象者 給付内容 
公募制推薦入試(併願制)合格者成績上位30名入学初年度に60万円を給付
一般入試A合格者成績上位40名入学初年度に60万円を給付

60万円は、入学初年度の施設・設備費相当額として、入学後に給付されます。

一般入試Aだけでなく、公募制推薦入試(併願制)も特待生制度の対象となっている点が特徴です。

学費負担を抑えたい受験生は、入試方式の選択だけでなく、成績上位者を対象とした特待生制度も含めて出願を検討するとよいでしょう。

大阪医科薬科大学薬学部の進級率・卒業率

薬学部を選ぶ際は、薬剤師国家試験の合格率だけでなく、入学者のうち何人が6年間で卒業できたかを確認することが重要です。

大阪医科薬科大学が2026年に公表した修学状況によると、2020年度の入学者は312名で、標準修業年限内の卒業率は63.5%でした。

また、2020年度入学者のうち、6年間で卒業して薬剤師国家試験にも合格した学生の入学者数に対する割合は61.5%でした。

2020年度入学者の状況人数・割合
入学者数312名
6年間で卒業した学生198名
標準修業年限内卒業率63.5%
6年間で国家試験に合格した学生192名
入学者数に対するストレート国家試験合格率61.5%

※人数は公表されている割合から算出した概算値です。

この数字は、残りの学生が全員退学したという意味ではありません。留年や休学などにより、7年以上かけて卒業する学生も含まれます。

なお、2025年度の6年次在籍者259名のうち卒業者は220名で、大学公表の卒業留年率は15.1%でした。
これは2020年度入学者全体を分母とする標準修業年限内卒業率とは異なる指標です。

薬学部では、入学後も継続的な学習が必要です。大学に合格できれば自動的に薬剤師になれるわけではありません。

大学選びの段階から、進級条件、再試験制度、留年時の学費、学習支援制度について確認しておきましょう。

大阪医科薬科大学の薬剤師国家試験合格率

第111回薬剤師国家試験における大阪医科薬科大学の新卒合格率は95.89%でした。

全国の新卒平均合格率は86.25%であり、大阪医科薬科大学の新卒合格率は全国平均を上回っています。

薬剤師国家試験大阪医科薬科大学の新卒合格率全国新卒平均
第111回95.99%86.25%
第110回86.79%84.96%
第109回89.5%84.36%
第108回87.3%84.86%
第107回91.3%85.24%

大阪医科薬科大学の新卒国家試験合格率は、近年も全国平均を上回る高い水準で推移しています。

ただし、新卒国家試験合格率は、国家試験を実際に受験した新卒者を分母にした数字です。

そのため、受験生が大学を比較する際は、新卒合格率だけでなく、次の数字も併せて確認しましょう。

・入学者数
・6年間で卒業できた学生数
・国家試験を受験した新卒者数
・6年間で卒業して国家試験に合格した学生の割合
・卒業延期者数
・既卒者を含めた国家試験合格率

「新卒国家試験合格率」と「入学者数に対するストレート国家試験合格率」は、意味の異なる数字です。

大阪医科薬科大学薬学部の就職先・卒業後の進路

大阪医科薬科大学薬学部の2025年度卒業生は、243名で、そのうち就職・進学が決定した222名について進路が公表されています。
就職・進学率は、2025年度5月時点で92.8%でした。

主な就職先として、次のような企業が公表されています。

・アース製薬
・アステラス製薬
・エーザイ
・大塚製薬
・小野薬品工業
・キッセイ薬品工業
・協和キリン
・塩野義製薬
・第一三共
・中外製薬
・日本新薬
・日本イーライリリー
・ファイザー
・武田薬品工業
・田辺三菱製薬

主な就職先として、製薬企業、医薬品関連企業、病院、薬局、ドラッグストア、官公庁など幅広い分野が挙げられています。
大学公式サイトでは、製薬企業ではMR、学術、研究・開発、品質管理など、病院・薬局では薬剤師としての進路が紹介されています。

大阪医科薬科大学薬学部は、薬剤師として病院・薬局・ドラッグストアに進むだけでなく、製薬企業での研究・開発やMR、公務員、大学などの研究機関まで幅広い進路を考えられる大学といえます。

※「就職決定率」ではなく、大学公式の表記に合わせて「就職・進学率」としています。

大阪医科薬科大学へのアクセス

大阪医科薬科大学薬学部は、大阪府高槻市にある阿武山キャンパスで学びます。

阿武山キャンパスへは、主に次の駅からバスを利用します。

・JR京都線「摂津富田駅」
・阪急京都線「富田駅」

駅からは高槻市営バスを利用し、「JR富田駅」4番乗り場から「大阪医科薬科大学(薬学部)」行き
または「公団阿武山」行きに乗車します。
「大阪医科薬科大学(薬学部)」バス停で下車すると、キャンパスはすぐです。バスの所要時間は約20分です。

阪急「富田駅」からJR「摂津富田駅」までは約300mの距離なので、阪急線を利用する場合もJR富田駅からバスに乗るルートが基本となります。

大阪医科薬科大学薬学部は駅前型のキャンパスではなく、最寄り駅からバスを利用する立地です。

通学時間を調べる際は、電車の乗車時間だけでなく、駅からバス停までの移動時間、バスの待ち時間、道路の混雑、授業開始時刻に合わせた混雑なども考慮しましょう。

オープンキャンパスに参加する際は、実際に自宅から阿武山キャンパスまで移動し、6年間継続して無理なく通学できるかを確認することをおすすめします。

大阪医科薬科大学薬学部が向いている人

大阪医科薬科大学薬学部は、次のような受験生に向いています。

・関西圏で薬学を学び、将来は薬剤師や医療系の仕事を目指したい人
・薬剤師資格だけでなく、研究や製薬企業への就職も考えている人
・医療系総合大学ならではの環境で、医学・看護など他分野とのつながりを重視したい人
・薬学の専門知識を身につけ、病院や薬局、製薬企業など幅広い進路を検討したい人
・実践的な薬学教育や医療現場を意識した学びを重視する人
・関西圏から通学しやすい薬学部を探している人
・歴史と実績のある大学で薬学を学びたい人
・薬学だけでなく、医療全体への理解を深めたい人

一方で、次のような場合は慎重に検討しましょう。

・6年間の学費負担が大きい人
・自宅からの通学が難しく、一人暮らしなどの費用も大きな負担になる人
・化学などの理系科目に大きな苦手意識がある人
・大学入学後も継続して勉強することが難しい人
・薬剤師や医療系の進路をまだほとんど考えていない人
・大学の立地や通学時間を特に重視する人

大阪医科薬科大学薬学部は、薬剤師を目指すための教育に加えて、医療系総合大学としての環境や研究、幅広い進路に魅力があります。一方で、薬学部は6年間を通して専門的な学習を続ける必要があるため、入学後の学習量もしっかり考えておくことが大切です。

偏差値や大学名だけで決めるのではなく、オープンキャンパスに参加し、キャンパスの立地、学生の雰囲気、授業や実習環境、国家試験対策、学習支援制度、卒業後の進路まで確認したうえで志望校を決めましょう。

大阪医科薬科大学薬学部に関するよくある質問

大阪医科薬科大学薬学部では薬剤師になれますか?

大阪医科薬科大学薬学部薬学科は6年制です。

所定の課程を修了して卒業することで、薬剤師国家試験の受験資格を取得できます。

大阪医科薬科大学薬学部は共学ですか?

大阪医科薬科大学薬学部は男女共学です。

男女ともに薬学を学ぶことができます。

数学Ⅲを履修していなくても受験できますか?

はい、2027年度の大阪医科薬科大学薬学部の一般入試では、数学Ⅲを履修していなくても受験できます。

数学Ⅲを履修していない受験生でも、数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Cをしっかり対策すれば一般選抜を受験できます。

化学以外の理科科目でも受験できますか?

はい、入試方式によって異なりますが、化学以外の理科でも受験できます。

一般入試では「化学または生物」、共通テスト利用入試では「化学・生物・物理」から選択できるため、化学が苦手でも、生物や物理を得点源にできる受験生には選択肢があります。

ただし、薬学部では入学後に化学を扱う科目が多いため、受験科目として生物や物理を選択する場合でも、化学の基礎は高校在学中に身につけておくとよいでしょう。

推薦入試は評定平均が必要ですか?

学校推薦型選抜では、出願資格や評定平均値などの条件が入試方式によって異なります。

学校推薦型選抜を利用する場合は、最新の募集要項で出願資格を確認してください。

大阪医科薬科大学薬学部に合格するには何割必要ですか?

大阪医科薬科大学薬学部は、入試方式によって科目数や配点が異なります。

2027年度の一般入試Aは、化学・生物から1科目、数学、英語の3科目で、配点は合計350点です。最も募集人員が多い方式なので、3科目をバランスよく得点できる力が求められます。

一般入試Bは、2027年度から2科目型と3科目型が用意されています。2科目型は「化学・生物から1科目+数学・英語から1科目」の合計2科目、3科目型は「化学・生物から1科目+数学+英語」の3科目です。得意科目を活かして受験しやすくなっています。

2026年度の合格最低点は、一般入試Aが229点/350点(65.4%)、一般入試Bが128点/200点(64.0%)でした。

そのため、過去問演習では最低点を目標にするのではなく、一般入試Aなら7割以上、一般入試Bなら7割前後を安定して取ることを一つの目安にするとよいでしょう。

特に一般入試Bの2科目型を利用する場合は、化学・生物と数学・英語の中から自分が得点源にできる科目を見極めることが重要です。自分の得意科目と入試方式の相性を考えたうえで、受験方式を選びましょう。

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この記事を書いた人

寺沼 香太朗のアバター 寺沼 香太朗 薬学部受験専門塾PharmAssist代表

薬学部受験専門塾 PharmAssist (ファーマシスト)代表の寺沼香太朗です。
薬学部受験の主要科目である、英語・数学ⅠAⅡB III C・化学・生物・面接・小論文の指導を行っております。
薬学部に特待合格した指導力の高さと、薬学部に特化した受験ノウハウ、教育コーチングを活かした学習マネジメントが指導の武器となっており、薬学部を目指す全ての高校生をアシストすることを信念に授業を行っております。

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