薬学部の卒業延期で学費はいくら増える?【2026】

この記事でわかること
- 薬学部で卒業延期(留年)になる学生がどれくらいいるか
- 1年延期した場合に追加でかかる学費の目安
- 私立と国公立で卒業延期リスクがどう違うか
- 卒業延期を避けるために今からできること
薬学部は、他の学部に比べて留年・卒業延期が多いといわれています。
実際にどれくらいの学生が影響を受けているのか、気になる保護者の方も多いはずです。
結論からお伝えします。私立薬学部では、約4割の学生がストレートで卒業できていません。
1年卒業が延びれば、当然ながら学費も1年分余計にかかります。
受験生本人だけでなく、学費を負担する保護者にとっても見過ごせないリスクです。
「入学すれば安心」ではなく、卒業までを見据えた計画が欠かせません。
この記事では、卒業延期の実態と、追加でかかる学費の目安を解説します。
私立薬学部の約4割がストレートで卒業できていない
文部科学省が公表している修学状況調査によると、衝撃的なデータがあります。
2024年度(令和6年度)調査での、6年間ストレートでの国家試験合格率は次の通りです。
| 大学区分 | ストレート合格率 |
|---|---|
| 国立大学 | 80.2% |
| 公立大学 | 79.0% |
| 私立大学 | 57.1% |
私立薬学部では、約43%の学生が6年で卒業・国試合格に至っていないことになります。
留年・卒業延期・退学のいずれかを経験している学生が、決して少数派ではないのです。
詳細は文部科学省「薬学部の6年制課程における退学状況等」でご確認いただけます。

留年率32.7%|10人に3〜4人が経験
別の調査データも見てみましょう。
私立薬学部の6年間卒業率は67.3%、裏を返せば留年率は32.7%です。
10人に3〜4人が、6年間のどこかで留年を経験している計算になります。
特に5年次への進級は大きな壁です。
私立薬学部の5年次進級率は76.3%にとどまります。
一方、国立大学の5年次進級率は94.5%と、私立との差は歴然です。
実務実習や国家試験対策の負荷が高まる高学年で、差が開きやすい構造といえます。
4年次に行われるCBT・OSCEという共用試験も、進級の大きなハードルです。
この試験に合格しなければ、5年次からの薬局・病院実習に進めません。
詳細は薬学共用試験センター公式サイトで確認できます。

1年延期で追加負担は166万円〜234万円
ここからが本題です。
私立薬学部の1年あたりの学費負担は、約166万円〜234万円が目安です。
つまり、1年卒業が延びるだけで、この金額がそのまま追加でかかります。
私立薬学部の6年間総額は、大学により900万円〜1,400万円ほど幅があります。
2年留年すれば、単純計算で300万円以上の負担増になる可能性もあります。
さらに、留年中も予備校や補習の費用がかかるケースは珍しくありません。
入学時の学費シミュレーションだけでなく、延期リスクも含めた資金計画が重要です。
学費の全体像は薬学部の学費と奨学金でも詳しく解説しています。
卒業延期を避けるためにできること
卒業延期のリスクは、入学前の準備次第である程度下げられます。
薬学部の授業は、高校の化学・生物・物理の基礎知識を前提に進みます。
入学時点での基礎学力が不十分だと、大学の授業についていけなくなりがちです。
「とりあえず入れる大学に入る」という考え方は、長期的には危険です。
自分の学力に見合った大学を選ぶことも、卒業延期を防ぐ一つの方法です。
偏差値だけでなく、留年率や国試合格率も含めて大学を比較する視点を持ちましょう。
大学のオープンキャンパスなどで、実際の学生生活や進級状況を確認するのもおすすめです。
PharmAssistでは、入学後を見据えた「基礎学力の底上げ」も指導方針に取り入れています。
薬学部の勉強がきつく感じる理由については薬学部の勉強はきつい?5つの理由と乗り越え方で解説しています。
合格後の学習時間の目安は薬学部合格に必要な1日の勉強時間もご参考ください。

国公立は留年率が低い、という選択肢も
費用面のリスクを減らしたいなら、国公立薬学部も有力な選択肢です。
国立大学の6年間卒業率は87.5%と、私立より15ポイント以上高くなっています。
そもそもの学費が私立より安いうえ、留年リスクも低いことになります。
ただし国公立は募集人員が少なく、入試難易度は高めです。
「学費を抑えたいから国公立」という考え方自体は、合理的な選択といえます。
特に、経済的な負担を最小限にしたいご家庭にとっては、有力な検討材料になります。
志望校選びで迷ったら、費用面も含めて早めに相談することをおすすめします。

まとめ|卒業延期は「起こりうるもの」として備える
私立薬学部では、約4割がストレートで卒業できていません。
1年延期するごとに、166万円〜234万円ほどの追加負担が発生します。
「うちの子は大丈夫」と思わず、誰にでも起こりうるリスクとして資金計画に織り込んでおきましょう。
入学前の基礎固めと、無理のない志望校選びが、結果的に一番の対策になります。
早めの準備が、後悔のない大学生活につながります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 薬学部で留年する学生はどれくらいいますか?
A. 私立薬学部の6年間留年率は32.7%で、10人に3〜4人が経験しています。国立大学は12.5%と、私立よりかなり低い水準です。
Q2. 1年留年すると学費はいくら追加でかかりますか?
A. 私立薬学部の場合、約166万円〜234万円が目安です。大学や学年によって異なるため、事前に大学窓口で確認しておくと安心です。
Q3. なぜ薬学部は留年が多いのですか?
A. 6年間で覚える専門知識量が多く、実務実習や国家試験対策の負荷も高いためです。特に5年次への進級は大きな壁とされています。
Q4. 国公立薬学部なら留年しにくいのですか?
A. データ上は私立よりリスクが低い傾向にあります。国立大学の6年間卒業率は87.5%で、私立の67.3%を大きく上回ります。入学時点での学力の高さは1つの要因として考えられるでしょう。
Q5. 卒業延期を避けるには何をすればよいですか?
A. 入学前に高校範囲の化学・生物・物理を固めておくことが有効です。基礎学力に不安があるまま入学すると、授業についていけなくなるリスクが高まります。
Q6. 留年した場合、奨学金は使えますか?
A. 制度は大学によって異なります。留年により給付・貸与が停止される場合もあります。在籍する大学の学生課に個別確認することをおすすめします。
参加後の進路設計・学習サポートはPharmAssistで!
PharmAssistでは、志望校決定から合格までの学習計画を完全個別でサポートしています!
薬学部に合格したいという高校生の皆さん。
絶対に後悔のしない大学受験を保証します。
今月の定員は残り3名です!お早めに以下の画像をタップして公式LINEからお問い合わせください。
薬学部受験専門塾 PharmAssist(ファーマシスト)
代表 寺沼香太朗
🧪 またのご来局、お待ちしてます!

