東京大学薬学部は何類?進学選択を徹底解説【2026】

この記事でわかること

  • 東京大学薬学部を目指すなら「理科二類」が中心ルートであること
  • 入試だけで薬学部が決まらない「進学選択」の仕組み
  • 薬学部に進んでも9割は薬剤師にならない、という重要な事実
  • 東大薬学部を目指す上での注意点

「東京大学の薬学部を目指すなら何類ですか?」という質問を、保護者や生徒からよくいただきます。

結論からお伝えします。東京大学薬学部の中心ルートは「理科二類」です。

ただし、理科二類に合格しても薬学部に進めるとは限りません。

さらに見落とされがちな事実があります。

薬学部に進学しても、薬剤師になれる学生は全体の1割程度しかいません。

この記事では、東京大学薬学部の仕組みを、進学選択の流れも含めて正確に解説します。

目次

東京大学に「薬学部入試」は存在しない

まず大前提として、東京大学には薬学部を直接受験する入試がありません。

入学時点では「理科一類」「理科二類」「理科三類」のいずれかに所属します。

2年生の前期が終わったタイミングで行われる「進学選択」により、3年生から所属する学部が決まります。

この進学選択は、1年半分の成績の平均点によって決まる仕組みです。

希望者が定員を上回る学部・学科では、成績上位者から順に内定していきます。

薬学部も例外ではなく、人気の高い学科の一つです。

大学のキャンパスで講義を受ける学生
東京大学には薬学部の直接入試が存在しない

薬学部の中心は「理科二類」

薬学部への進学枠は、主に理科二類の学生に多く割り当てられています。

理科二類は、薬学部のほか、農学部や理学部への進学者が多い科類です。

理科一類や理科三類、全科類枠からも進学は可能ですが、狭き門です。

河合塾基準の偏差値は67.5、共通テスト得点率は87%が目安です。

2025年度入試(前期日程)の倍率は、理科一類2.4倍、理科二類3.4倍でした。

詳細は東京大学の進学選択(Wikipedia)でも解説されています。

難関入試の対策をする受験生
薬学部への進学枠は理科二類の学生が中心

最重要事実|薬学部に進んでも9割は薬剤師にならない

ここが最も誤解されやすいポイントです。

東京大学薬学部の定員は、合計80名です。

このうち、薬剤師国家試験の受験資格が得られる6年制の「薬学科」は、わずか8名です。

残る72名は4年制の「薬科学科」に進みます。

薬科学科は研究者を養成するコースです。

卒業後は大学院に進み、製薬会社や研究機関で創薬研究に携わる学生がほとんどです。

つまり、東大薬学部に進学しても、薬剤師を目指せるのは全体の1割程度にすぎません。

この事実を知らずに「東大薬学部=将来は薬剤師」とイメージしている受験生も少なくありません。

薬学科と薬科学科のどちらに進むかは、4年生に進級するタイミングでの成績で決まります。

詳細は東京大学大学院薬学系研究科・薬学部公式サイト(学部進学案内)でご確認ください。

薬剤師を目指すなら、他大学も選択肢に

薬剤師資格の取得を最優先に考えるなら、東京大学以外の選択肢も検討すべきです。

国公立の中には、入試の時点で薬剤師養成コースへの進学が確定する大学も多くあります。

関東では、千葉大学薬学部が入試段階で6年制薬学科への進学が確定します。

「入試に合格した時点でゴールが決まる」という安心感は、東京大学にはない特徴です。

「研究者になりたいのか」「薬剤師になりたいのか」を早めに明確にしておくことが重要です。

PharmAssistでは、進路の方向性から逆算した大学選びのアドバイスを行っています。

「なんとなく難関大学」という理由だけで東大を目指すと、入学後にミスマッチが起きかねません。

逆に、創薬研究や新薬開発に興味がある方にとっては、東大薬学部は国内最高水準の研究環境です。

自分が目指す将来像に合わせて、進路を選ぶことが何より大切です。

関東の薬学部全体を比較したい方は関東の薬学部偏差値ランキング2026をご覧ください。

進路について相談する高校生と講師
研究者志望か薬剤師志望かで進路戦略は変わる

理科二類に合格するための対策

理科二類の合格には、共通テストで高得点を確保することが前提です。

共通テスト得点率87%が一つの目安です。

個別試験でも、数学・理科・英語で高い水準が求められます。

合格後は、進学選択に向けた成績づくりも並行して意識しておくと安心です。

大学入学後も勉強を続ける習慣がなければ、希望の学部に進めないこともあります。

高校生のうちから「自分で計画を立てて学習する力」を身につけておきましょう。

その習慣は、後々の進学選択でも必ず役立ちます。

PharmAssistでは、東大を含む難関国公立薬学部志望者への個別指導も行っています。

入試対策だけでなく、入学後を見据えた進路相談も可能です。

理系科目を勉強する受験生の机
理科二類合格には共通テストでの高得点が不可欠

まとめ|「何類か」より「何を目指すか」が重要

東京大学薬学部を目指すなら、理科二類が中心ルートです。

ただし、入学後の進学選択と、薬学科・薬科学科の選抜という2つの関門があります。

薬剤師を目指せるのは、80名中わずか8名という現実も知っておくべきです。

この事実を知った上で志望校を決めれば、入学後のミスマッチを防げます。

「何類に入るか」だけでなく、「入学後に何を目指すか」まで考えて進路選択をしましょう。

関東の国公立薬学部の学費や倍率については薬学部の倍率2026年最新版もあわせてご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 東京大学薬学部を目指すなら理科一類・二類のどちらですか?

A. 理科二類が中心ルートです。理科一類・理科三類からも進学枠はありますが、理科二類より狭き門になります。

Q2. 東京大学薬学部は直接受験できますか?

A. できません。入試では理科一類・二類・三類のいずれかに合格します。2年生前期終了時の「進学選択」で薬学部に進む仕組みです。

Q3. 東大薬学部に進学すれば薬剤師になれますか?

A. 必ずしもそうではありません。薬学部定員80名のうち、薬剤師国家試験の受験資格が得られる薬学科はわずか8名です。残り72名は研究者養成の薬科学科に進みます。

Q4. 薬学科と薬科学科はいつ決まりますか?

A. 薬学部に進学した後、4年生に進級するタイミングでの成績によって決まります。入学前・進学選択時点ではまだ確定しません。

Q5. 理科二類に合格すれば薬学部に進めますか?

A. 確約されていません。進学選択は1年半分の成績の平均点で決まります。理科二類合格後も学業を怠ると、薬学部に進めない可能性があります。

Q6. 薬剤師を目指すなら東大以外の方がよいのでしょうか?

A. 薬剤師資格を最優先するなら、入試段階で薬学科進学が確定する他大学も有力な選択肢です。目的に応じて志望校を検討しましょう。


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薬学部受験専門塾 PharmAssist(ファーマシスト)
代表 寺沼香太朗

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この記事を書いた人

寺沼 香太朗のアバター 寺沼 香太朗 薬学部受験専門塾PharmAssist代表

薬学部受験専門塾 PharmAssist (ファーマシスト)代表の寺沼香太朗です。
薬学部受験の主要科目である、英語・数学ⅠAⅡB III C・化学・生物・面接・小論文の指導を行っております。
薬学部に特待合格した指導力の高さと、薬学部に特化した受験ノウハウ、教育コーチングを活かした学習マネジメントが指導の武器となっており、薬学部を目指す全ての高校生をアシストすることを信念に授業を行っております。

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