【最新版】昭和薬科大学薬学部の偏差値・倍率は?入試科目・学費・国家試験合格率まで徹底解説

昭和薬科大学薬学部は、東京都町田市にキャンパスを置く、歴史ある私立薬科大学です。
「昭和薬科大学薬学部の偏差値はどのくらい?」
「入試では何科目必要?」
「薬剤師国家試験の合格率は高い?」
「留年せずに卒業できる学生はどのくらいいる?」
「6年間で学費はいくらかかる?」
このような疑問を持っている受験生や保護者の方も多いのではないでしょうか。
薬学部選びでは、偏差値や知名度だけでなく、入試科目、学費、進級状況、薬剤師国家試験、卒業後の進路まで確認することが重要です。
昭和薬科大学は1880年創立の歴史を持ち、多くの薬剤師を輩出してきた薬科大学です。薬学科のみを設置する単科大学として、薬剤師養成に特化した教育を行っています。
この記事では、昭和薬科大学薬学部について、大学の特徴、偏差値、倍率、入試科目、学費、国家試験合格率、進級・卒業状況、就職先まで詳しく解説します。
昭和薬科大学薬学部の基本情報
| 項目 | 内容 |
| 大学名 | 昭和薬科大学 |
| 大学区分 | 私立大学 |
| 学部・学科 | 薬学部・薬学科 |
| 修業年限 | 6年間 |
| 1学年の入学定員 | 240名 |
| 薬剤師国家試験受験資格 | 取得可能 |
| キャンパス | 町田キャンパス |
| 所在地 | 東京都町田市東玉川学園3丁目2番1号 |
| 主なアクセス | 小田急線「玉川学園前駅」から徒歩約15分 |
昭和薬科大学薬学部は、6年制の薬学科を設置しており、卒業要件を満たすことで薬剤師国家試験の受験資格を取得できます。
薬学科のみを設置する薬学単科大学であり、薬剤師養成を中心とした教育を行っています。
2025年5月1日時点の薬学部在学生数は1,552名で、男子528名、女子1,024名となっています。2025年度の入学者数は253名でした。
比較的少人数の薬学部であるため、教員との距離が近く、きめ細かな指導を受けやすい点も特徴の一つです。
昭和薬科大学薬学部の歴史
昭和薬科大学は、1930年に創立された昭和女子薬学専門学校を前身とする、長い歴史を持つ薬科大学です。
第二次世界大戦後の学制改革により、1950年に昭和薬科大学として新たに発足しました。その後、東京都世田谷区から現在の東京都町田市へキャンパスを移転し、現在に至ります。
昭和薬科大学は薬学部のみを設置する単科大学であり、長年にわたって薬剤師や薬学研究者の養成に取り組んできました。
また、多くの卒業生が病院、薬局、製薬企業、行政機関など幅広い分野で活躍しており、薬学教育に特化した大学として高い評価を受けています。
卒業生とのネットワークや、医療機関・薬局・製薬企業とのつながりを重視する受験生にとっても、検討する価値のある大学といえるでしょう。
昭和薬科大学薬学部の特徴・魅力
少人数教育を受けやすい薬学単科大学
昭和薬科大学薬学部の入学定員は1学年240名です。
大規模大学と比較すると学生数は少なく、薬学教育に特化した環境で学べることが特徴です。
教員との距離が比較的近く、授業や研究、国家試験対策について相談しやすい環境が整っています。
一方で、大学生活を充実させるためには、受け身ではなく、自ら学習や課外活動に取り組む姿勢も重要です。
薬学科のみを設置する単科大学
昭和薬科大学は薬学部薬学科のみを設置する薬学単科大学です。
医療系総合大学とは異なり、薬学教育と薬学研究に特化したカリキュラムが組まれています。
薬剤師に必要な知識や技能だけでなく、医療人としての倫理観やコミュニケーション能力の育成にも力を入れています。
国家試験を見据えた教育体制
昭和薬科大学では、1年次から段階的に専門教育を行い、薬剤師国家試験や実務実習につながる学力を養成しています。
低学年から基礎学力の定着を図り、学年ごとの到達度確認や演習を通じて知識の積み上げを行います。
また、国家試験対策講座や学習支援制度も整備されており、薬剤師を目指す学生を継続的にサポートしています。
実践的な実習・研究環境
昭和薬科大学では、講義だけでなく実験・実習を重視した教育が行われています。
5年次には病院・薬局での長期実務実習を行い、実際の医療現場で薬剤師として必要な知識や技能を学びます。
また、4年次以降は研究室に所属し、創薬、衛生薬学、薬理学、薬剤学、生化学など幅広い分野で卒業研究に取り組みます。
研究室を重視して大学を選ぶ場合は、研究テーマだけでなく、研究設備や配属方法、国家試験対策との両立についても確認しておきましょう。
昭和薬科大学薬学部のカリキュラム
昭和薬科大学薬学部では、薬学教育モデル・コア・カリキュラムに基づき、基礎から専門分野へ段階的に学ぶ6年一貫教育が行われています。
| 学年 | 主な学習内容 |
| 1年次 | 基礎化学、生物学、物理学、薬学概論、医療人教育 |
| 2年次 | 薬学基礎科目、実験・実習、専門教育の導入 |
| 3年次 | 薬理学、薬剤学、衛生薬学、病態・薬物治療などの専門科目 |
| 4年次 | 研究室配属、卒業研究、実務実習事前教育、CBT・OSCE対策 |
| 5年次 | 病院・薬局での実務実習、卒業研究 |
| 6年次 | 卒業研究、総合演習、薬剤師国家試験対策 |
1〜3年次では、化学・生物・物理などの基礎科学を学びながら、薬剤師として必要な専門知識を段階的に身につけていきます。
4年次には研究室へ配属され、卒業研究を開始します。また、実務実習に必要な知識・技能・態度を身につけるため、CBT(Computer Based Testing)やOSCE(客観的臨床能力試験)に向けた学習も行われます。
5年次には病院と薬局で合計22週間の実務実習を実施します。実際の医療現場で薬剤師業務を経験しながら、チーム医療や患者対応について学びます。
6年次には卒業研究を継続するとともに、薬剤師国家試験に向けた総合的な演習や対策講座が行われます。
薬学部は必修科目や実験・実習が多く、レポートや試験も数多く課されます。そのため、入学後に余裕を持って学ぶためには、高校段階で化学を中心に、生物・物理・数学の基礎学力も身につけておくことが大切です。
昭和薬科大学薬学部の偏差値
2026年度入試における河合塾(パスナビ)のボーダーラインでは、昭和薬科大学薬学部の偏差値は45.0〜 47.5、共通テスト得点率は方式により59〜61%程度となっています。
| 情報元 | 偏差値・ボーダーの目安 |
| 河合塾 | 薬学部の偏差値45.0~47.5、共通テスト得点率59~61%程度 |
昭和薬科大学の偏差値は入試方式によって異なります。また、模試によって受験者層や判定基準が異なるため、偏差値だけで合否を判断することはできません。
実際の受験では、模試の判定だけでなく、大学が公表している倍率や合格最低点、過去問との相性も併せて確認することが重要です。
特に薬学部入試では、化学の得点力が合否に大きく影響するため、偏差値だけでなく各科目の完成度にも注目しましょう。
昭和薬科大学薬学部の2026年度入試倍率
2026年度入試では、一般選抜の実質倍率はA方式が2.3倍、B方式が1.9倍、C方式が2.9倍、D方式が2.5倍でした。
| 入試方式 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
| 指定校制 | 86名 | 86名 | 1.0倍 |
| 公募制 | 149名 | 99名 | 1.5倍 |
| A方式(共通テスト利用) | 605名 | 265名 | 2.3倍 |
| B方式 | 544名 | 287名 | 1.9倍 |
| C方式(共通テスト併用) | 114名 | 39名 | 2.9倍 |
| D方式(共通テスト併用) | 76名 | 30名 | 2.5倍 |
昭和薬科大学では、共通テスト利用・併用の倍率が高くなる傾向があります。
ただし、倍率だけで入試難易度を判断することはできません。
共通テスト利用方式には、他大学を第一志望とする受験生も多く出願します。一方で、一般選抜の中期・後期日程は募集人数が少ないため、倍率が高くなりやすい特徴があります。
また、昭和薬科大学は化学を重視する入試方式が多いため、倍率だけでなく、試験科目や配点、自分の得意科目との相性も確認することが重要です。
志望校として検討する際は、過去問の得点状況や合格最低点も参考にしながら、複数の入試方式を組み合わせて受験戦略を立てましょう。
昭和薬科大学薬学部の合格最低点
2026年度一般選抜の合格最低点は、次のとおりです。
| 入試方式 | 満点 | 合格最低点 | 最低得点率 |
| A方式(共通テスト利用) | 600点 | 354.4点 | 約59.1% |
| B方式 | 300点 | 142点 | 約47.3% |
| C方式(共通テスト併用) | 500点 | 301.8点 | 約60.0% |
| D方式(共通テスト併用) | 350点 | 174.5点 | 約50.0% |
B方式とD方式は合格最低得点率だけを見ると50%前後となっていますが、決して簡単な入試ではありません。
特にB方式は大学独自試験による選抜であり、受験者の多くが昭和薬科大学を志望する受験生です。そのため、単純に「5割取れれば合格できる」と考えるのは危険です。
また、合格最低点は受験者層や問題難易度によって毎年変動します。最低点ぎりぎりを目標にすると、本番で問題が難化した場合に対応できません。
昭和薬科大学を第一志望とする場合は、B方式では6割前後、A方式やC方式では共通テストで65%以上を安定して得点できる状態を一つの目安にするとよいでしょう。
単年度の合格最低点だけでなく、複数年度の過去問や共通テストの演習を通じて、安定して合格圏に入る得点力を身につけることが重要です。
昭和薬科大学薬学部の2027年度一般選抜
A方式|大学入学共通テスト利用
A方式の募集人員は15名です。
大学独自試験は行われず、大学入学共通テストの数学、理科、英語の3教科4科目、合計600点で判定されます。
| 教科 | 内容 | 配点 |
| 数学 | 数学ⅠA・数学ⅡBC | 200点 |
| 理科 | 物理・化学・生物から1科目 | 200点 |
| 英語 | リーディング+リスニング | 200点 |
| 合計 | 600点 |
理科は100点満点の得点を2倍します。
英語は、
リーディング:1.6倍
リスニング:0.4倍
に換算し、合計200点です。
共通テストで理科、英語、数学をバランスよく得点できる受験生に向いている方式です。
B方式|英語・数学・化学の3科目型
B方式の募集人員は85名です。
数学と理科、英語の3教科、合計300点で判定されます。
| 教科 | 内容 | 配点 |
| 数学 | 数学ⅠA・数学ⅡBC | 100点 |
| 理科 | 化学基礎・化学 | 100点 |
| 英語 | 英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ,「論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」 | 100点 |
| 合計 | 300点 |
B方式は、数学、化学、英語の3教科をバランスよく得点することが求められる方式です。
3教科がすべて100点ずつの均等配点となっているため、特定の1科目だけで大きくリードすることは難しく、苦手科目を作らないことが重要です。
また、理科は「化学基礎・化学」が出題範囲となっているため、化学を中心に基礎から標準レベルまで確実に得点できる力を身につけておきましょう。
数学・英語についても、幅広い出題範囲に対応できるように、過去問を活用して出題傾向を確認しておくことが大切です。
C方式|大学入学共通テスト併用
C方式の募集人員は30名です。
大学入学共通テストの数学・英語の2教科3科目(200点)と、個別学力試験の化学基礎・化学(300点)を合わせた、合計500点で判定されます。
| 科目 | 内容 | 配点 |
| 数学 | 数学ⅠA・数学ⅡBC | 100点 |
| 英語 | リーディング・リスニング | 100点 |
| 理科 | 化学基礎・化学 | 300点 |
| 合計 | 500点 |
C方式は、総得点500点のうち化学が300点を占めるため、化学の得点力が合否に大きく影響します。
また、英語はリーディングが0.8倍、リスニングが0.2倍の換算となります。
一方で、共通テストの数学と英語も合計200点あるため、化学だけでなく基礎学力全体のバランスも重要です。
個別試験が化学1科目のみであることから、化学を得意科目にしている受験生や、共通テストで数学・英語を安定して得点できる受験生に向いている入試方式といえるでしょう。
D方式|大学入学共通テスト併用
D方式の募集人員は10名です。
大学入学共通テストの理科1科目(200点)と、B方式で受験した英語・数学・化学の成績を利用して判定されます。
| 科目 | 内容 | 配点 |
| 理科 | 物理・生物から1科目 | 200点 |
| 英語 | B方式の成績を利用 | 50点 |
| 数学 | B方式の成績を利用 | 50点 |
| 化学 | B方式の成績を利用 | 50点 |
| 合計 | 350点 |
D方式は、共通テストの生物または物理を得点源にできる受験生に有利な方式です。
また、D方式では追加の個別試験はありません。ただし、B方式との同時出願が必要であり、共通テストで生物または物理を受験する必要があります。
また、共通テストの理科が200点と高配点になっているため、化学・生物・物理のいずれかを得点源にできる受験生に有利な方式といえるでしょう。
募集人員は10名と少ないため、B方式の対策に加えて、共通テストの理科でも高得点を目指すことが重要です。
昭和薬科大学薬学部の合格戦略
ここからは、公開されている入試科目、配点、倍率、合格最低点をもとにしたPharmAssistの分析です。
大学が公式に示している合格目標点ではないため、目安として参考にしてください。
B方式は3科目をバランスよく得点する
B方式は、英語・数学・化学の3科目を各100点、合計300点で判定されます。
2026年度の合格最低点は142点で、最低得点率は約47.3%でした。
ただし、最低点は年度によって変動します。安全圏を目指すなら、過去問では180〜200点程度、得点率60〜67%前後を目標にしたいところです。
| 科目 | 目標点の一例 |
| 化学 | 70点/100点 |
| 英語 | 60点/100点 |
| 数学 | 60点/100点 |
| 合計 | 190点/300点 |
昭和薬科大学のB方式は特定科目の配点が高いわけではないため、苦手科目を作らないことが重要です。
化学を得点源にしつつ、英語と数学でも安定して得点できる学力を身につけましょう。
C方式は化学を最優先する
C方式は、共通テストの数学・英語200点と、個別学力試験の化学300点を合わせた500点満点で判定されます。
個別試験の化学だけで総得点の60%を占めるため、化学の出来が合否に大きく影響します。
2026年度の合格最低点は301.8点で、最低得点率は約60.0%でした。
共通テストで多少失点しても、化学で高得点を取れれば十分に挽回できます。
反対に、共通テストが得意でも化学で失点すると厳しくなるため、C方式を受験する場合は化学を最優先で仕上げることが重要です。
A方式は共通テストで安定した得点力が必要
A方式は大学独自試験を行わず、大学入学共通テストの成績のみで判定されます。
2026年度の合格最低点は354.4点、最低得点率は約59.1%でした。
ただし、共通テスト利用入試は年度によってボーダーが変動しやすいため、実際には65%以上、できれば70%前後を目標にしたいところです。
数学・理科・英語の3教科で大きな穴を作らず、安定して得点できる受験生に向いています。
D方式は共通テスト理科を活かしたい人向け
D方式は、共通テストの理科1科目200点と、B方式の英語・数学・化学の成績を利用して判定されます。
2026年度の合格最低点は174.5点で、最低得点率は約50.0%でした。
共通テスト理科が得意な受験生は、その強みを活かして出願できる方式です。
B方式を受験する場合は追加の負担が少ないため、出願できる条件を満たしているなら併願を検討する価値があります。
入試方式は一つに絞らない
昭和薬科大学を第一志望とする場合は、B方式を中心に、A方式・C方式・D方式を組み合わせて受験することも検討しましょう。
共通テストで安定して得点できる人はA方式、化学が得意な人はC方式、理科が得意な人はD方式との相性が良いと考えられます。
自分の得意科目や共通テストの結果に合わせて出願方式を選び、合格のチャンスを広げることが大切です。
昭和薬科大学薬学部の推薦入試
昭和薬科大学薬学部では、学校推薦型選抜(公募制・指定校制)が実施されています。
学校推薦型選抜(指定校制)
指定校制推薦は、昭和薬科大学が指定した高等学校を対象に実施される入試方式です。
出願には学校からの推薦が必要であり、校内選考を通過する必要があります。
専願制となるため、合格した場合は入学する意思が求められます。
指定校推薦を希望する場合は、自分の高校が対象校となっているか、進路指導の先生へ早めに確認しておきましょう。
学校推薦型選抜(公募制)
学校推薦型選抜(公募制)は、高等学校長の推薦を受けた受験生を対象とした入試方式です。
2027年度の学校推薦型選抜(公募制)は、英語・数学・化学の基礎学力試験と、志願理由書・調査書等によって総合的に判定されます。
受験資格としての評定基準値は設けられておらず、併願も可能です。
推薦入試であっても、入学後は一般選抜入学者と同じカリキュラムを履修します。そのため、化学や生物を中心とした基礎学力をしっかり身につけておくことが重要です。
昭和薬科大学薬学部の学費
昭和薬科大学薬学部の初年度納入金は約245万円です。
| 費目 | 初年度の金額 |
| 入学金 | 35万円 |
| 授業料 | 138万円 |
| 施設設備費 | 68万円 |
| その他納付金 | 約4万円 |
| 合計 | 約245万円 |
2年次以降は、授業料や施設設備費などを合わせて年間約209万円が必要です。
そのため、6年間の大学納入金総額はおよそ1,298万円前後となります。
ただし、次の費用は別途必要になる可能性があります。
・教科書代
・白衣代
・実験器具代
・パソコンやタブレット代
・通学交通費
・実務実習先までの交通費
・一人暮らしの家賃や生活費
・留年や卒業延期をした場合の追加学費
学費を比較する際は、初年度納入金だけでなく、6年間の総額と一人暮らしの費用まで含めて考えましょう。
昭和薬科大学薬学部の特待生制度
昭和薬科大学薬学部では、各入試区分の成績優秀者を対象とした特待生制度を設けています。
特待生に選ばれた場合、1年次の授業料が全額免除されます。
| 区分 | 対象人数 | 免除内容 |
| 指定校制 | 成績上位5名以内 | 1年次授業料全額免除 |
| 公募制 | 成績上位10名以内 | 1年次授業料全額免除 |
| B方式 | 成績上位50名以内 | 1年次授業料全額免除 |
| C方式 | 成績上位5名以内 | 1年次授業料全額免除 |
| D方式 | 成績上位5名以内 | 1年次授業料全額免除 |
一般選抜だけでなく、指定校制や公募制でも特待生制度が設けられている点は昭和薬科大学の特徴の一つです。
薬学部は6年間で多額の学費が必要になるため、学費負担を少しでも抑えたい受験生は、特待生制度の対象となる成績を目指して受験準備を進めるとよいでしょう。
ただし、特待生制度の内容は変更される可能性があるため、出願前には最新の学生募集要項や大学公式サイトを確認してください。
昭和薬科大学薬学部の進級率・卒業率
薬学部を選ぶ際は、薬剤師国家試験の合格率だけでなく、入学者のうち何人が6年間で卒業できたかを確認することが重要です。
昭和薬科大学が公表している修学状況によると、2020年度の入学者は263名で、このうち標準修業年限の6年間で卒業した学生は194名でした。
標準修業年限内の卒業率は約73.8%です。
また、2020年度入学者のうち、6年間で卒業して薬剤師国家試験にも合格した学生は159名で、入学者数に対する割合は60%でした。
| 2020年度入学者の状況 | 人数・割合 |
| 入学者数 | 263名 |
| 6年間で卒業した学生 | 194名 |
| 標準修業年限内卒業率 | 約73.8% |
| 6年間で国家試験に合格した学生 | 159名 |
| 入学者数に対するストレート国家試験合格率 | 60% |
この数字は、残りの学生が全員退学したという意味ではありません。
留年や休学などにより、7年以上かけて卒業する学生も含まれます。
薬学部では、入学後も継続的な学習が必要です。大学に合格できれば自動的に薬剤師になれるわけではありません。
大学選びの段階から、進級条件、再試験制度、留年時の学費、学習支援制度について確認しておきましょう。
昭和薬科大学の薬剤師国家試験合格率
第111回薬剤師国家試験における昭和薬科大学の新卒受験者数は220名、合格者数は172名、新卒合格率は78.18%でした。
この数字は、国家試験を実際に受験した新卒者を分母にしたものです。
受験生が大学を比較する際は、新卒合格率だけでなく、次の数字も併せて確認しましょう。
・入学者数
・6年間で卒業できた学生数
・国家試験を受験した新卒者数
・6年間で卒業して国家試験に合格した学生の割合
・卒業延期者数
・既卒者を含めた国家試験合格率
「新卒国家試験合格率」と「入学者数に対するストレート国家試験合格率」は、意味の異なる数字です。
昭和薬科大学薬学部の就職先・卒業後の進路
昭和薬科大学薬学部の卒業生は、保険薬局、病院、ドラッグストア、製薬企業、公務員など幅広い分野へ進んでいます。
薬剤師養成を目的とした6年制薬学教育を行っているため、卒業後は薬剤師として医療現場で活躍する学生が多いことが特徴です。
主な進路としては、次のようなものがあります。
・保険薬局
・病院
・ドラッグストア
・製薬企業
・CRO・SMOなど医薬品開発関連企業
・公務員
・大学院進学
このほか、病院、保険薬局、ドラッグストア、国や地方自治体などにも卒業生を輩出しています。
薬剤師として地域医療に貢献したい人はもちろん、企業や研究分野への進路も視野に入れながら学ぶことができます。
就職先を確認する際は、就職率だけでなく、病院・薬局・企業の割合や、自分が希望する業界への就職実績も併せて確認しましょう。
昭和薬科大学へのアクセス
主なアクセス方法は次のとおりです。
・小田急線「玉川学園前駅」から徒歩約15分
・JR横浜線「成瀬駅」からバス約5分+徒歩約10分
・JR・小田急線「町田駅」からバス約20分+徒歩約10分
昭和薬科大学は駅直結型のキャンパスではありませんが、都心からのアクセスは比較的良好です。特に玉川学園前駅からは徒歩で通学できるため、多くの学生が利用しています。
また、JR成瀬駅からは「昭和薬科大学」行きのバスも運行されており、雨の日や通学時間帯にも利用しやすい環境です。
オープンキャンパスや受験当日に訪問する際は、実際に自宅からキャンパスまで移動し、通学時間や駅からの距離を確認しておくことをおすすめします。6年間通学することを考えると、学習環境だけでなく通いやすさも重要な判断材料になります。
昭和薬科大学薬学部が向いている人
昭和薬科大学薬学部は、次のような受験生に向いています。
・薬剤師を目指して6年制薬学教育を受けたい人
・首都圏の薬科大学を志望している人
・病院や薬局など医療現場で活躍したい人
・少人数教育の環境で学びたい人
・教員との距離が近い大学を希望する人
・国家試験対策や学習支援を重視したい人
・玉川学園前駅周辺や町田エリアから通学しやすい人
・薬剤師資格の取得を第一目標としている人
・地域医療やチーム医療に興味がある人
一方で、次のような場合は慎重に検討しましょう。
・薬剤師以外の進路を第一志望としている人
・大規模総合大学のような多様な学部との交流を重視する人
・製薬企業や研究職への進学実績を最優先で考える人
・大学入学後はあまり勉強したくないと考えている人
・薬学の基礎となる化学や生物に苦手意識が強い人
・6年間の学費負担を十分に検討できていない人
昭和薬科大学は、薬剤師養成に特化した薬科大学として長い歴史を持ち、医療現場で活躍する多くの卒業生を輩出しています。一方で、薬学部は進級や国家試験に向けて継続的な学習が求められる学部です。
偏差値や知名度だけで志望校を決めるのではなく、オープンキャンパスなどを通してキャンパスの雰囲気や教育方針、国家試験対策、学習支援制度まで確認したうえで、自分に合った大学かどうかを判断しましょう。
昭和薬科大学薬学部に関するよくある質問
昭和薬科大学薬学部では薬剤師になれますか?
昭和薬科大学薬学部薬学科は6年制です。
所定の課程を修了して卒業することで、薬剤師国家試験の受験資格を取得できます。
昭和薬科大学薬学部は共学ですか?
昭和薬科大学薬学部は男女共学です。
数学Ⅲを履修していなくても受験できますか?
2026年度一般選抜B方式では、数学Ⅲは出題範囲に含まれていません。
出題範囲は数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Cです。
薬学部では入学後に統計や薬物動態などを学ぶため、数学Ⅲが必須ではなくても数学の基礎力は身につけておきましょう。
化学以外の理科科目でも受験できますか?
一般選抜B方式、C方式、D方式では化学基礎・化学が必須です。
一方、A方式(共通テスト利用)では理科の選択科目として化学、生物、物理を利用できます。
受験方式によって利用できる科目が異なるため、出願前に募集要項を確認しましょう。
推薦入試は評定平均が必要ですか?
学校推薦型選抜には指定校制と公募制があります。
出願条件や評定平均の基準は選抜区分によって異なるため、最新の学生募集要項で確認することをおすすめします。
昭和薬科大学薬学部に合格するには何割必要ですか?
2026年度の合格最低得点率は、次のとおりです。
・A方式(共通テスト利用):約59.1%
・B方式:約47.3%
・C方式(共通テスト併用):約60.0%
・D方式(共通テスト併用):約50.0%
ただし、合格最低点は年度によって大きく変動します。
最低点だけを目標にするのではなく、過去問演習では最低点より5〜10%程度高い得点を安定して取れる状態を目指しましょう。特に募集人数の多いB方式を受験する場合は、6割前後を一つの目安として学習を進めるとよいでしょう。
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