【最新版】東京薬科大学薬学部の偏差値・倍率・入試科目は?合格最低点・学費・国家試験合格率まで解説

東京薬科大学薬学部は、東京都八王子市にキャンパスを置く、歴史ある私立薬科大学です。

「東京薬科大学薬学部の偏差値はどのくらい?」
「入試では何科目必要?」
「薬剤師国家試験の合格率は高い?」
「留年せずに卒業できる学生はどのくらいいる?」
「6年間で学費はいくらかかる?」

このような疑問を持っている受験生や保護者の方も多いのではないでしょうか。

薬学部選びでは、偏差値や知名度だけでなく、入試科目、学費、進級状況、薬剤師国家試験、卒業後の進路まで確認することが重要です。

この記事では、東京薬科大学薬学部について、大学の特徴、偏差値、倍率、入試科目、学費、国家試験合格率、進級・卒業状況、就職先まで詳しく解説します。

目次

東京薬科大学薬学部の基本情報

項目内容
大学名東京薬科大学
大学区分私立大学
学部・学科薬学部・薬学科
修業年限6年間
1学年の入学定員420名
薬剤師国家試験受験資格取得可能
キャンパス八王子キャンパス
所在地東京都八王子市堀之内1432-1
主なアクセスJR中央線「豊田駅」、京王線「平山城址公園駅」、京王相模原線「京王堀之内駅」からバスを利用

東京薬科大学薬学部は、6年制の薬学科を設置しており、卒業要件を満たすことで薬剤師国家試験の受験資格を取得できます。

2024年度から、それまでの3学科制を薬学科の1学科制へ改組し、薬学部の男女共学化も始まりました。2025年5月1日時点の薬学部在学生数は2,836名で、男子1,138名、女子1,698名となっています。

東京薬科大学薬学部の歴史

東京薬科大学は、1880年に設立された東京薬舗学校を起源とする、長い歴史を持つ薬科大学です。

1949年には東京薬学専門学校と同女子部を統合して東京薬科大学が発足し、その後、八王子キャンパスへ移転しました。

長い歴史の中で多数の薬剤師や薬学研究者を輩出してきたことは、東京薬科大学の大きな特徴です。大学公式サイトでは、全国の薬学部の中で最も多くの薬剤師を輩出していると紹介されています。

卒業生のネットワークや、薬局、病院、製薬企業などとのつながりを重視する受験生にとっても、検討する価値のある大学といえるでしょう。

東京薬科大学薬学部の特徴・魅力

1学年420名の大規模な薬学部

東京薬科大学薬学部の入学定員は、1学年420名です。

比較的規模の大きな薬学部であり、多様な考え方や進路希望を持つ学生と交流できる点が特徴です。

一方で、学生数が多い大学だからこそ、入学後は受け身にならず、自分から教員に質問したり、学習支援制度を活用したりする姿勢も求められます。

2024年度から薬学科1学科制へ移行

東京薬科大学薬学部では、以前は医療薬学科、医療薬物薬学科、医療衛生薬学科の3学科に分かれていました。

しかし、2024年度から3学科を薬学科の1学科に統合しています。

全員が薬剤師として必要な基礎・専門教育を受けたうえで、自分の興味や将来の進路に合わせてコースやプログラムを選択する仕組みへ変更されました。

コース・プログラムの種類が豊富

東京薬科大学では、全員が学ぶ必修科目に加えて、興味のある分野を深く学べる「コース・プログラム選択制」を2024年度から導入しています。

主なコース・プログラムには、次のようなものがあります。

・未来薬学創造研究コース
・医療データサイエンスコース
・創薬基盤科学コース
・感染症コース
・臨床薬剤師実践コース
・女性薬学コース
・スキンケアアドバイザー養成コース
・免疫・アレルギーアドバンスコース
・医薬品情報創生・応用コース
・薬系分析スペシャリスト養成コース
・薬事行政関係業務人材育成コース
・International Pharmacyコース
・漢方薬・生薬プログラム
・トキシコロジスト入門プログラム
・食と健康コンサルタント養成プログラム
・計算科学プログラム
・禁煙支援プログラム

所定の科目を修得し、定められた成績を満たした学生には、専門知識やスキルを証明するオープンバッジが発行されます。

薬剤師資格の取得だけでなく、製薬企業、行政、研究、データサイエンス、化粧品、漢方など、幅広い進路を考えたい受験生にとって魅力的な制度です。

研究分野の選択肢が多い

東京薬科大学薬学部では、創薬、臨床薬学、有機化学、薬理学、薬物動態、医薬品情報、感染症、漢方・生薬、衛生薬学など、幅広い分野の研究が行われています。

通常は4年次から研究室に配属され、卒業研究を開始します。また、未来薬学創造研究コースを選択した学生は、2年次または3年次から研究室で活動できる場合があります。

研究室を重視して大学を選ぶ場合は、研究テーマだけでなく、研究室の配属方法、学生が学会発表をする機会、研究活動と国家試験対策の両立についても確認しましょう。

東京薬科大学薬学部のカリキュラム

東京薬科大学薬学部では、薬学教育モデル・コア・カリキュラムを基盤とし、基礎的な内容から専門的・応用的な内容へ段階的に学ぶカリキュラムが組まれています。

学年主な学習内容
1年次生物・化学・物理などの基礎、薬学入門、医療人としての心構え
2年次薬学基礎科目、ゼミナール、実験・実習
3年次薬理学、薬剤学、病態・薬物治療などの専門科目
4年次卒業研究、実務実習事前教育、CBT・OSCEに向けた学習
5年次病院・薬局での実務実習、卒業研究
6年次卒業研究、総合的な薬学演習、薬剤師国家試験に向けた学習

1~3年次には、生物系、化学系、物理系の基礎を学びながら、薬学の専門知識へ段階的に進みます。

4年次からは研究室に配属され、卒業研究が始まります。同時に、薬学実務実習教育センターで、薬剤師として必要な知識、技能、態度を学びます。

5年次には、病院と薬局でそれぞれ11週間、合計22週間の実務実習を行います。実際の患者や医療従事者と関わりながら、薬物治療や医療コミュニケーションについて学びます。

薬学部は必修科目が多く、実験、実習、レポート、小テスト、定期試験などが重なることがあります。

入学後に余裕を持って学ぶためには、高校生のうちに化学だけでなく、数学、生物、物理の基礎も身につけておくことが大切です。

東京薬科大学薬学部の偏差値

2027年度入試における河合塾(パスナビ)のボーダーラインでは、東京薬科大学薬学部の偏差値は50.0、共通テスト得点率は方式により62~64%程度となっています。

情報元偏差値・ボーダーの目安
河合塾偏差値50.0、共通テスト得点率62~64%程度

偏差値に差があるのは、模試の受験者層や判定基準が異なるためです。

「東京薬科大学薬学部の偏差値はいくつか」と一つの数字だけで判断するのではなく、自分が受験した模試の判定と、大学が公表している実際の倍率や合格最低点を併せて確認しましょう。

東京薬科大学薬学部の2026年度入試倍率

2026年度入試では、一般選抜の実質倍率はA方式Ⅰ期が2.0倍、A方式Ⅱ期が3.1倍、B方式が3.3倍、T方式が4.0倍でした。

入試方式受験者数合格者数実質倍率
総合型選抜144名68名2.1倍
学校推薦型選抜・一般公募制283名164名1.7倍
一般選抜A方式Ⅰ期854名436名2.0倍
一般選抜A方式Ⅱ期43名14名3.1倍
一般選抜B方式877名265名3.3倍
一般選抜T方式251名63名4.0倍

B方式とT方式は、A方式Ⅰ期と比較すると倍率が高くなっています。

ただし、倍率だけで入試難易度を判断することはできません。

共通テスト利用方式では、東京薬科大学を第一志望としない受験生も出願します。一方、大学独自試験を行うB方式やT方式には、東京薬科大学への進学を具体的に検討している受験生が集まりやすいと考えられます。

倍率だけでなく、募集人数、試験科目、配点、過去問との相性まで確認することが重要です。

東京薬科大学薬学部の合格最低点

2026年度一般選抜の合格最低点は、次のとおりです。

入試方式満点合格者平均点合格最低点最低得点率
A方式Ⅰ期600点440点378点63.0%
A方式Ⅱ期300点235点213点71.0%
B方式350点268点239点68.3%
T方式300点176点154点51.3%

T方式は2026年度の合格最低得点率が低く見えますが、実質倍率は4.0倍でした。

そのため、「半分程度取れば簡単に合格できる」という意味ではありません

実際にT方式の合格最低点は、2024年度が168点、2025年度が201点、2026年度が154点と大きく変動しています。

単年度の最低点だけを目標にせず、複数年度の過去問で安定して得点できる状態を目指しましょう。

東京薬科大学薬学部の2027年度一般選抜

A方式Ⅰ期|大学入学共通テスト利用

A方式Ⅰ期の募集人員は28名です。

大学独自試験は行われず、大学入学共通テストの理科、英語、数学の3教科、合計600点で判定されます。

教科内容配点
理科化学・生物・物理から1科目200点
英語リーディング・リスニング200点
数学数学Ⅰ・Aと数学Ⅱ・B・C200点
合計600点

理科は100点満点の得点を2倍します。2科目を受験した場合は、高得点の科目が採用されます。

英語はリーディング160点、リスニング40点に換算されます。

共通テストで理科、英語、数学をバランスよく得点できる受験生に向いている方式です。

A方式Ⅱ期|大学入学共通テスト利用

A方式Ⅱ期の募集人員は5名です。

理科と数学の2教科、合計300点で判定されます。

教科内容配点
理科化学・生物・物理から1科目200点
数学数学Ⅰ・Aまたは数学Ⅱ・B・C100点
合計300点

理科は得点を2倍します。数学は数学Ⅰ・Aと数学Ⅱ・B・Cの両方を受験した場合、高得点の科目が採用されます。

英語を使用しない点が大きな特徴ですが、募集人員は5名と少なく、2026年度の実質倍率は3.1倍でした。

英語が苦手という理由だけで選ぶのではなく、理科と数学で高得点を取れるかを確認する必要があります。

B方式|英語・数学・化学の3科目型

B方式の募集人員は120名です。

科目試験時間配点
化学70分150点
英語60分100点
数学80分100点
合計210分350点

数学の出題範囲は、数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学Bの数列、数学Cのベクトルです。数学Ⅲは出題範囲に含まれていません。

化学が150点で、全体の約42.9%を占めます。そのため、化学を得点源にできるかどうかが合否に大きく影響します。

一方で、英語と数学を合わせると200点あります。化学だけが得意でも、英語や数学で大きく失点すると合格は難しくなります。

化学を軸にしながら、英語と数学でも安定して得点できる学力が求められます。

T方式|化学・数学の2科目型

T方式の募集人員は40名です。

科目試験時間配点
化学90分200点
数学60分100点
合計150分300点

T方式では、化学が200点で総得点の約3分の2を占めます。英語は課されません

数学の出題範囲はB方式と同様で、数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学Bの数列、数学Cのベクトルです。数学Ⅲは必要ありません。

化学が得意で、英語よりも数学で得点しやすい受験生には相性のよい方式です。

ただし、化学で失敗すると他科目で挽回しにくく、2026年度の実質倍率は4.0倍でした。

化学に苦手単元が残っている状態で、T方式だけに絞るのはリスクがあります。

東京薬科大学薬学部の合格戦略

ここからは、公開されている入試科目、配点、倍率、合格最低点をもとにしたPharmAssistの分析です。

大学が公式に示している合格目標点ではないため、目安として参考にしてください。

B方式は化学を軸に3科目を安定させる

B方式では、化学150点、英語100点、数学100点という配点になっています。

2026年度の合格最低点は239点、合格者平均点は268点でした。

合格最低点ぎりぎりでは、年度による問題難易度の変化に対応できません。そのため、過去問では350点満点中260点前後、得点率74%程度を一つの目標にするとよいでしょう。

科目目標点の一例
化学110点/150点
英語75点/100点
数学75点/100点
合計260点/350点

化学で120点以上取れれば大きな強みになりますが、英語または数学が50点台になると合格が不安定になります。

B方式では、化学の完成度を高めながら、英語と数学で大きく崩れないことが重要です。

T方式は化学を最優先する

T方式は、300点満点中200点が化学です。

理論化学の計算、有機化学の構造決定、無機化学の知識などに大きな穴がある場合は、T方式との相性がよくありません。

過去3年間の合格最低点は154~201点と変動しています。

年度による難易度の変化に対応するため、過去問では210点前後、得点率70%程度を一つの目標にしたいところです。

得点イメージの一例は、化学140点、数学70点で合計210点です。

A方式Ⅰ期は3教科すべてで失点を抑える

A方式Ⅰ期は、理科、英語、数学が各200点です。

2024~2026年度の合格最低得点率は、約63~65%で推移しています。

ただし、共通テスト利用入試は、志願者層や合格者数によってボーダーが変動します。

合格可能性を高めるためには、3教科合計で70%以上を一つの基準とし、できれば75%程度を確保しておきたいところです。

入試方式は一つに絞らない

東京薬科大学を第一志望とする場合は、A方式Ⅰ期、B方式、T方式を組み合わせて出願することも検討しましょう。

共通テストで得点できた場合はA方式、英語・数学・化学をバランスよく勉強してきた場合はB方式、化学と数学が得意な場合はT方式というように、自分の得意科目に合わせて合格機会を増やすことが重要です。

ただし、受験料や試験日程、他大学との併願予定も考慮して出願計画を立てましょう。

東京薬科大学薬学部の推薦・総合型選抜

2027年度入試では、総合型選抜、地域枠選抜、学校推薦型選抜一般公募制、指定校制などが設けられています。

総合型選抜

総合型選抜は専願制で、募集人員は50名です。

主な試験内容は、次のとおりです。

試験内容配点・時間
化学基礎・化学60分・120点
課題文型小論文40分・20点
個別面接10分
書類審査自己推薦書・調査書
面接・書類審査合計40点

総合型選抜では、化学基礎・化学の履修が出願条件に含まれています。また、合格した場合は入学することを確約できる受験生を対象とした専願制です。

志望理由書や面接だけでなく、化学の基礎学力も評価されるため、早い段階から学力対策を進める必要があります。

学校推薦型選抜一般公募制

学校推薦型選抜一般公募制は併願可能で、募集人員は60名です。

試験内容配点・時間
英語50分・100点
化学基礎・化学60分・150点
グループ面接20分
書類審査推薦書・調査書
面接・書類審査合計50点

2027年度の一般公募制には、評定平均値の基準が設けられていません。ただし、学校長の推薦が必要です。

評定平均に明確な基準がない点は特徴的ですが、英語と化学の基礎学力試験があるため、学力対策が不要というわけではありません。

特に化学は150点と配点が高いため、一般選抜と同様に重要な科目となります。

東京薬科大学薬学部の学費

東京薬科大学薬学部の初年度納入金は234万円です。

費目初年度の金額
入学金40万円
授業料134万円
施設費60万円
合計234万円

薬学部の学費には、病院・薬局での実務実習費、CBT・OSCEの検定料、国家試験対策費が含まれています。大学は、これらの項目について2年次以降に追加徴収しないと案内しています。

2年次以降は、授業料134万円、施設費60万円、諸会費1万4,500円で、年間195万4,500円です。

初年度の諸会費も含めて概算すると、6年間の大学納入金は約1,211万円となります。

ただし、次の費用は別途必要になる可能性があります。

・教科書代
・白衣代
・実験器具代
・パソコンやタブレット代
・通学交通費
・実務実習先までの交通費
・一人暮らしの家賃や生活費
・留年や卒業延期をした場合の追加学費

学費を比較する際は、初年度納入金だけでなく、6年間の総額と一人暮らしの費用まで含めて考えましょう。

東京薬科大学薬学部の特待生制度

東京薬科大学薬学部には、一般選抜B方式の成績上位者を対象とした特待生制度があります。

区分対象人数免除内容
A特待成績上位10名以内3年間の授業料全額、合計402万円を免除
B特待次の上位10名以内2年間の授業料全額、合計268万円を免除
C特待次の上位16名以内初年度の授業料全額、134万円を免除

A特待とB特待は、1年ごとに継続可否の審査があります。

また、総合型選抜や学校推薦型選抜に合格し、入学手続きをした学生も、一般選抜B方式を受験して特待生に挑戦できます。

東京薬科大学を年内入試で受験する場合でも、学費負担を抑えたい人はB方式への挑戦を検討する価値があります。

東京薬科大学薬学部の進級率・卒業率

薬学部を選ぶ際は、薬剤師国家試験の合格率だけでなく、入学者のうち何人が6年間で卒業できたかを確認することが重要です。

東京薬科大学が2026年に公表した修学状況によると、2020年度の入学者は492名で、このうち標準修業年限の6年間で卒業した学生は339名でした。

標準修業年限内の卒業率は68.9%です。

また、2020年度入学者のうち、6年間で卒業して薬剤師国家試験にも合格した学生は312名で、入学者数に対する割合は63.4%でした。

2020年度入学者の状況人数・割合
入学者数492名
6年間で卒業した学生339名
標準修業年限内卒業率68.9%
6年間で国家試験に合格した学生312名
入学者数に対するストレート国家試験合格率63.4%

この数字は、残りの学生が全員退学したという意味ではありません。

留年や休学などにより、7年以上かけて卒業する学生も含まれます。

また、2024年度における薬学部の退学・除籍者数は49名で、大学が公表する中退率は1.7%でした。

薬学部では、入学後も継続的な学習が必要です。大学に合格できれば自動的に薬剤師になれるわけではありません。

大学選びの段階から、進級条件、再試験制度、留年時の学費、学習支援制度について確認しておきましょう。

東京薬科大学の薬剤師国家試験合格率

第111回薬剤師国家試験における東京薬科大学の新卒受験者数は352名、合格者数は323名、新卒合格率は91.76%でした。

全国の新卒平均合格率は86.25%であり、東京薬科大学の新卒合格率は全国平均を上回っています

薬剤師国家試験東京薬科大学の新卒合格率全国新卒平均
第111回91.76%86.25%
第110回86.02%84.96%
第109回87.25%84.36%
第108回89.13%84.86%
第107回94.25%85.24%

新卒国家試験合格率は高い水準ですが、この数字は、国家試験を実際に受験した新卒者を分母にしたものです。

受験生が大学を比較する際は、新卒合格率だけでなく、次の数字も併せて確認しましょう。

・入学者数
・6年間で卒業できた学生数
・国家試験を受験した新卒者数
・6年間で卒業して国家試験に合格した学生の割合
・卒業延期者数
・既卒者を含めた国家試験合格率

「新卒国家試験合格率」と「入学者数に対するストレート国家試験合格率」は、意味の異なる数字です。

東京薬科大学薬学部の就職先・卒業後の進路

東京薬科大学薬学部の2025年度就職決定率は、学部全体で99.5%でした。

2025年度卒業生の主な進路は、保険薬局、ドラッグストア、病院、製薬企業、大学院、公務員などです。

男子学生の進路は、保険薬局25.3%、ドラッグストア21.1%、企業20.7%、病院17.5%でした。

女子学生の進路は、保険薬局32.0%、病院25.3%、ドラッグストア19.5%、企業14.7%でした。

主な就職先として、次のような企業が公表されています。

・アストラゼネカ
・エーザイ
・大塚製薬
・小野薬品工業
・協和キリン
・第一三共
・中外製薬
・ツムラ
・ファイザー
・日本新薬
・ノバルティスファーマ
・日本イーライリリー

このほか、病院、保険薬局、ドラッグストア、国や地方自治体などにも卒業生を輩出しています。

薬剤師として働くことを前提としながら、製薬企業、研究、行政なども含めて幅広く進路を考えたい人に向いている大学です。

東京薬科大学へのアクセス

東京薬科大学の八王子キャンパスへは、主に次の駅からバスを利用します。

・JR中央線「豊田駅」
・京王線「平山城址公園駅」
・京王相模原線「京王堀之内駅」

東京薬科大学は駅前型のキャンパスではなく、最寄り駅からバスを利用する立地です。

通学時間を調べる際は、電車の乗車時間だけでなく、駅でのバス待ち時間、道路の混雑、授業開始時刻に合わせた混雑も考慮しましょう。

オープンキャンパスに参加する際は、実際に自宅からキャンパスまで移動し、6年間継続して通学できるか確認することをおすすめします。

東京薬科大学薬学部が向いている人

東京薬科大学薬学部は、次のような受験生に向いています。

・歴史や卒業生実績のある薬科大学で学びたい人
・薬剤師資格だけでなく、研究や製薬企業への就職も考えている人
・漢方、生薬、感染症、化粧品、データサイエンスなどを深く学びたい人
・多くの研究分野から興味のある分野を選びたい人
・数学Ⅲを使わずに一般選抜を受験したい人
・化学を得点源にできる人
・八王子キャンパスまで無理なく通学できる人
・大規模な薬学部で多様な学生と学びたい人
・病院、薬局、製薬企業、行政など幅広い進路を検討したい人

一方で、次のような場合は慎重に検討しましょう。

・6年間の学費負担が大きい人
・駅から徒歩で通える大学を希望している人
・化学に大きな苦手意識がある人
・自分から学習計画を立てることが苦手な人
・少人数だけの環境で学びたい人
・大学入学後はあまり勉強したくないと考えている人

東京薬科大学は、国家試験合格実績、研究環境、進路の幅広さなどに魅力がある一方、入学後は継続的に学習する必要があります。

偏差値や大学名だけで決めるのではなく、オープンキャンパスに参加し、キャンパスの立地、学生の雰囲気、授業や実習環境、学習支援制度まで確認したうえで志望校を決めましょう。

東京薬科大学薬学部に関するよくある質問

東京薬科大学薬学部では薬剤師になれますか?

東京薬科大学薬学部薬学科は6年制です。

所定の課程を修了して卒業することで、薬剤師国家試験の受験資格を取得できます。

東京薬科大学薬学部は共学ですか?

東京薬科大学薬学部は、2024年度から男女共学化が始まっています。

数学Ⅲを履修していなくても受験できますか?

2027年度の一般選抜B方式とT方式では、数学Ⅲは出題範囲に含まれていません。

数学の出題範囲は、数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学Bの数列、数学Cのベクトルです。

ただし、入学後は薬学を学ぶうえで数学的な考え方が必要になるため、数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Cの基礎は固めておきましょう。

化学以外の理科科目でも受験できますか?

共通テスト利用のA方式では、化学、生物、物理から選択できます。

一方、大学独自試験を行うB方式とT方式では、化学が必須です。

推薦入試は評定平均が必要ですか?

2027年度の学校推薦型選抜一般公募制では、評定平均値の基準は設けられていません

ただし、学校長の推薦が必要です。

総合型選抜や指定校制、地域枠選抜では条件が異なるため、選抜方式ごとに確認してください。

東京薬科大学薬学部に合格するには何割必要ですか?

2026年度の合格最低得点率は、次のとおりです。

・A方式Ⅰ期:63.0%
・A方式Ⅱ期:71.0%
・B方式:約68.3%
・T方式:約51.3%

ただし、入試問題の難易度によって合格最低点は毎年変動します。

最低点ぎりぎりを目標にするのではなく、B方式では75%前後、T方式では70%前後を過去問演習における一つの目標として、安定して合格圏に入れる得点力を身につけましょう。

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薬学部受験専門塾 PharmAssist(ファーマシスト)
代表 寺沼香太朗

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この記事を書いた人

寺沼 香太朗のアバター 寺沼 香太朗 薬学部受験専門塾PharmAssist代表

薬学部受験専門塾 PharmAssist (ファーマシスト)代表の寺沼香太朗です。
薬学部受験の主要科目である、英語・数学ⅠAⅡB III C・化学・生物・面接・小論文の指導を行っております。
薬学部に特待合格した指導力の高さと、薬学部に特化した受験ノウハウ、教育コーチングを活かした学習マネジメントが指導の武器となっており、薬学部を目指す全ての高校生をアシストすることを信念に授業を行っております。

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