福岡大学薬学部を徹底解説|偏差値・倍率・学費・国試合格率・2027年度入試

福岡大学薬学部は、福岡県福岡市にキャンパスを置く、九州を代表する総合私立大学の薬学部です。
「福岡大学薬学部の偏差値はどのくらい?」
「入試では何科目必要?」
「薬剤師国家試験の合格率は高い?」
「留年せずに卒業できる学生はどのくらいいる?」
「6年間で学費はいくらかかる?」
このような疑問を持っている受験生や保護者の方も多いのではないでしょうか。
薬学部選びでは、偏差値や大学の知名度だけでなく、入試科目、学費、進級状況、薬剤師国家試験、卒業後の進路まで確認することが重要です。
この記事では、福岡大学薬学部について、大学の特徴、偏差値、倍率、入試科目、学費、国家試験合格率、進級・卒業状況、就職先まで詳しく解説します。
福岡大学薬学部の基本情報
| 項目 | 内容 |
| 大学名 | 福岡大学 |
| 大学区分 | 私立大学 |
| 学部・学科 | 薬学部・薬学科 |
| 修業年限 | 6年間 |
| 1学年の入学定員 | 230名 |
| 薬剤師国家試験受験資格 | 取得可能 |
| キャンパス | 七隈キャンパス |
| 所在地 | 福岡県福岡市城南区七隈8丁目19-1 |
| 主なアクセス | 福岡市地下鉄七隈線「福大前駅」から徒歩すぐ |
福岡大学薬学部は、6年制の薬学科を設置しており、所定の課程を修了して卒業することで、薬剤師国家試験の受験資格を取得できます。
福岡大学は9学部31学科を擁する西日本有数の総合大学です。薬学部の学生は、同じキャンパスで学ぶ医学部、看護学科などの医療系学生や、理学・工学・商学など幅広い分野の学生と交流できる環境があります。
また、薬学部が位置する七隈キャンパスは、福岡市地下鉄七隈線「福大前駅」に直結しており、通学しやすい立地も特徴です。
福岡大学薬学部の歴史
福岡大学薬学部は、1960年に設置された、長い歴史を持つ私立薬学部です。2025年には創立65周年を迎えました。
これまでに約13,000人の卒業生を輩出し、病院、調剤薬局、製薬企業、行政など、多方面で活躍しています。
福岡大学薬学部は、2006年度に従来の4年制から6年制へ移行し、現在は6年制の薬学科を設置しています。
また、長い歴史の中で築かれた卒業生のネットワークも特徴の一つです。大学は、同窓生の強いネットワークを生かしたキャリア支援を行っています。
九州を中心に伝統と実績のある環境で薬学を学びたい人や、卒業後のネットワークも重視したい受験生にとって、福岡大学薬学部は有力な選択肢の一つといえるでしょう。
福岡大学薬学部の特徴・魅力
総合大学ならではの幅広い学び
福岡大学は、薬学部だけでなく医学部、理学部、工学部、人文学部などを擁する総合大学です。
薬学部では、こうした総合大学の環境を生かし、専門的な薬学教育だけでなく、他分野との連携を取り入れた教育が行われています。
薬剤師として必要な専門知識に加えて、豊かな人間性や倫理観、幅広い教養を身につけたい人にとって魅力的な環境です。
基礎から臨床までバランスよく学べる
福岡大学薬学部では、薬学教育の3つの要素である「基礎・創薬科学」「医療・臨床薬学」「衛生薬学」をバランスよく学ぶカリキュラムが組まれています。
低学年では基礎的な薬学知識を学びながら、1年次から「腫瘍感染症薬学入門」や2年次の「患者アセスメント薬学演習」など、臨床につながる科目も設けられています。
基礎を固めてから専門分野へ進むだけでなく、早い段階から医療現場を意識して学べる点が特徴です。
大学病院と連携した実務実習
5年次には、病院や保険調剤薬局で約5カ月間の実務実習を行います。
福岡大学病院や福岡大学筑紫病院などの附属病院と連携した実習環境が整っており、学生の約半数が福岡大学病院または福岡大学筑紫病院の薬剤部で実習を受けています。
実際の医療現場で薬剤師の仕事を学び、チーム医療に必要な知識やコミュニケーション能力を身につけられることは、福岡大学薬学部の大きな特徴です。
臨床に強い薬剤師を目指せる
福岡大学薬学部では、通常の薬学教育に加えて「クリニカルファーマシスト養成プログラム」を設けています。
このプログラムでは、がん薬物治療学や感染症薬物治療学などを専門的に学び、特定の分野に強みを持つ薬剤師を目指すことができます。
薬剤師免許の取得だけを目標とするのではなく、将来、医療現場で専門性を高めたい人にとって魅力的な制度です。
福岡大学薬学部のカリキュラム
福岡大学薬学部では、薬学教育モデル・コア・カリキュラムを基盤とし、基礎的な内容から専門的・応用的な内容へ段階的に学ぶカリキュラムが組まれています。
| 学年 | 主な学習内容 |
| 1年次 | 生物・化学・物理などの基礎、薬学入門、医療人としての心構え |
| 2年次 | 薬学基礎科目、実験・実習、専門科目の基礎 |
| 3年次 | 薬理学、薬剤学、病態・薬物治療などの専門科目 |
| 4年次 | 卒業研究、実務実習事前教育、CBT・OSCEに向けた学習 |
| 5年次 | 病院・薬局での実務実習、卒業研究 |
| 6年次 | 卒業研究、総合的な薬学演習、薬剤師国家試験に向けた学習 |
1年次には、生物・化学・物理などの薬学を学ぶための基礎に加え、医療人として必要な知識や姿勢を学びます。
2年次からは、薬学の専門科目や実験・実習が本格的に始まり、学年が上がるにつれて薬理学、薬剤学、病態・薬物治療などの専門的な内容へ進みます。
4年次以降は、研究活動と実務実習に向けた準備を進めながら、薬剤師として必要な知識や技能を身につけます。また、5年次には病院や薬局で実務実習を行い、実際の医療現場で薬剤師の業務を学びます。
6年次には、これまでに学んだ薬学の知識を総合的に整理しながら、薬剤師国家試験に向けた学習にも取り組みます。
薬学部は必修科目が多く、講義だけでなく、実験、実習、レポート、小テスト、定期試験などが重なることがあります。
入学後に薬学の学習へスムーズに進むためにも、高校生のうちに化学を中心として、数学、生物、物理などの基礎を身につけておくことが大切です。
福岡大学薬学部の偏差値
2026年度入試における河合塾(パスナビ)のボーダーラインでは、福岡大学薬学部の偏差値は52.5、共通テスト得点率は方式により69〜72%程度となっています。
| 情報元 | 偏差値・ボーダーの目安 |
| 河合塾 | 薬学部の偏差値52.5 共通テスト得点率69〜72%程度 |
偏差値に差があるのは、模試の受験者層や判定基準が異なるためです。
「福岡大学薬学部の偏差値はいくつか」と一つの数字だけで判断するのではなく、自分が受験した模試の判定と、大学が公表している実際の倍率や合格最低点を併せて確認しましょう。
福岡大学薬学部の2026年度入試倍率
2026年度入試では、一般選抜の実質倍率は前期A日程が5.7倍、前期B日程が5.8倍、後期が13.2倍でした。
| 入試方式 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
| 公募 | 826人 | 146人 | 5.7倍 |
| 前期A日程 | 1,133人 | 197人 | 5.8倍 |
| 前期B日程 | 585人 | 64人 | 9.1倍 |
| 後期 | 132人 | 10人 | 13.2倍 |
| 共テ前期 | 554人 | 280人 | 2.0倍 |
| 共テ中期 | 97人 | 73人 | 1.3倍 |
| 共テ後期 | 40人 | 8人 | 5倍 |
前期A日程、前期B日程、後期を比較すると、後期は実質倍率が13.2倍と最も高くなっています。
ただし、倍率だけで入試難易度を判断することはできません。
一般選抜では、前期A日程が5.8倍、前期B日程が9.1倍と、日程によって実質倍率に差があります。また、後期は募集人員が少ないため、合格者数に対して受験者が集まりやすく、倍率が高くなる傾向があります。
共通テスト利用方式は、一般選抜よりも実質倍率が低い日程がありますが、複数の大学に併願する受験生が多いため、倍率だけで合格しやすさを判断することはできません。
入試方式を選ぶ際は、倍率だけでなく、募集人数、試験科目、配点、過去の合格最低点、自分の得意科目との相性まで確認することが重要です。
福岡大学薬学部の合格最低点
2026年度一般選抜の合格最低点は、次のとおりです。
| 入試方式 | 満点 | 合格最低点 | 最低得点率 |
| 前期Aスタンダード | 300点 | 190点 | 63.3% |
| 前期A理科重視 | 400点 | 241点 | 60.2% |
| 前期Bスタンダード | 300点 | 170点 | 56.7% |
| 前期B理科重視 | 400点 | 234点 | 58.5% |
| 後期 | 200点 | 140点 | 70.0% |
| 共テ併用A日程 | 500点 | 347点 | 69.4% |
| 共テ併用B日程 | 500点 | 288点 | 57.6% |
後期は2026年度の合格最低得点率が70.0%と、今回の一般選抜の中で最も高くなっています。
ただし、後期は募集人員が少ないため、合格最低点が高くなりやすい点に注意が必要です。
一方、前期Bスタンダード方式は最低得点率が56.7%、前期B理科重視方式は58.5%でした。単年度の合格最低点だけを見ると、前期A日程より低く見えます。
しかし、合格最低点は入試問題の難易度や受験者層によって毎年変動します。そのため、「6割を取れれば必ず合格できる」という意味ではありません。
過去問を解く際は、その年の最低点だけを目標にするのではなく、複数年度の合格最低点を確認することが重要です。年度ごとの得点の変動を踏まえ、過去問で安定して合格最低点を上回る得点力を身につけましょう。
福岡大学薬学部の2027年度一般選抜
系統別日程|得意な「理科」を活かせる傾斜配点方式
系統別日程の募集人員は15名です。
全9学部を系統に分類し、同一系統の学科であれば1回の試験で複数併願できる方式です。
薬学部では理科の配点を2倍にする「傾斜配点方式」が採用されているため、理科(化学など)が得意な受験生に圧倒的に有利な方式です。
| 教科・科目 | 試験時間 | 配点 |
| 外国語(英語) | 70分 | 100点 |
| 数学(数学Ⅰ・Ⅱ・A・B〔数列〕・C〔ベクトル〕) | 70分 | 100点 |
| 理科(物理・化学・生物から1科目選択) | 70分 | 200点(※100点満点を2倍) |
| 合計 | 210分 | 400点満点 |
前期日程(通常型・理科重視型)|最大5回の受験チャンスと応援割
前期日程の募集人員は105名で、一般選抜の中で最大の募集枠を誇ります。
試験日をかえて同一学科や異なる学科を複数回併願することが可能(最大5回)で、同一学科を2回以上受験した場合は「最も高い総点」で合否判定が行われます。
また、理科の配点が4倍となる理科重視型も実施されます。
【通常の前期日程】の配点(3教科3科目・300点満点)
| 教科・科目 | 試験時間 | 配点 |
| 外国語(英語) | 70分 | 100点 |
| 数学(数学Ⅰ・Ⅱ・A・B〔数列〕・C〔ベクトル〕) | 90分 | 100点 |
| 理科(物理・化学・生物から1科目選択) | 70分 | 100点 |
| 合計 | 230分 | 300点満点 |
【理科重視型(2月5日実施)】の配点(3教科3科目・400点満点)
| 教科・科目 | 試験時間 | 配点 |
| 外国語(英語) | 70分 | 50点 |
| 数学(数学Ⅰ・Ⅱ・A) | 70分 | 50点 |
| 理科(物理・化学・生物から1科目選択) | 70分 | 200点(※100点満点を2倍) |
| 合計 | 210分 | 400点満点 |
前期日程・共通テスト併用型|一般試験と共テの総合力で合格率UP
前期日程・共通テスト併用型の募集人員は7名です。
「前期日程」で受験した3科目のうち高得点の2科目と、「大学入学共通テスト」の指定科目の合計点で合否を判定する方式です。
前期日程の合格ラインに届かなかった場合でも、共通テストの得点でカバーして合格を勝ち取ることができます。
| 判定に使用する科目・内訳 | 配点 |
| 前期日程(大学独自試験):英語、理科、数学から高得点2科目 | 200点(各100点) |
| 共通テスト:英語、国語から高得点1科目 | 100点 |
| 共通テスト:数学【必須】 | 100点 |
| 共通テスト:理科(物理・化学・生物から1科目)【必須】 | 200点(※100点満点を2倍) |
| 合計 | 600点満点 |
共通テスト利用型(Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期)|個別試験なしで多角的に挑戦可能
大学独自の個別筆記試験を課さず、共通テストの成績を利用して合否を判定する方式です。2027年度から各期ともに薬学部の募集人員は「5名」に統一され、受験生の出願タイミングや得意科目の状況に応じて3つの選択肢が用意されています。
- Ⅰ期:共通テスト前に出願を締め切る「先行・バランス型」
- 出願締切:1月中旬(共通テスト実施前)
- 特徴:情報Ⅰを含む7科目構成(650点満点)を課す、国公立大学併願者に最適な多科目バランス型の方式です。共通テストの総合力に自信があり、早めに併願枠を確保したい受験生に向いています。
- Ⅱ期:共通テストの自己採点結果を見てから出願できる「自己採点・理系科目重視型」
- 出願締切:1月下旬(共通テスト実施後)
- 特徴:共通テスト本番の出来栄え(自己採点)を確認してから出願できるため、無駄な出願リスクを回避できます。理系科目の配点比重が高い3教科4科目(500点満点)で判定されます。
- Ⅲ期:3月に最終勝負をかける「面接あり・二段階選抜型」 (※2027年度に3名から5名へ増枠)
- 出願締切:2月下旬(一般選抜の合格発表後)
- 特徴:共通テスト方式の中で唯一「二段階選抜」を採用しています。一次の書類選考(共通テスト400点)を通過した受験生のみ、3月に二次選考の面接(50点満点)に臨み、一次選考の得点と面接評価を合わせて合否が決まります。
後期日程|2027年度からの新制度!数学でも受験可能になりチャンス拡大
後期日程の募集人員は7名です。
2027年度より、試験科目が従来の「英語+化学」から「英語または数学」+「化学」へと変更され、英語に苦手意識がある受験生でも数学(数学Ⅰ・Ⅱ・A・B〔数列〕・C〔ベクトル〕)を得意とすれば逆転合格が狙える魅力的な仕組みに進化しました。
| 教科・科目 | 試験時間 | 配点 |
| 選択科目(外国語〔英語〕または数学から1科目選択) | 70分 | 100点 |
| 理科(化学〔化学基礎・化学〕)【必須】 | 70分 | 100点 |
| 合計 | 140分 | 200点満点 |
福岡大学薬学部の合格戦略
ここからは、公開されている入試科目、配点、倍率、合格最低点をもとにしたPharmAssistの分析です。
大学が公式に示している合格目標点ではないため、目安として参考にしてください。
前期日程(通常型)は3教科バランスよく失点を抑える
前期日程(通常型)は、英語100点、数学100点、理科100点という最もスタンダードな3教科等配点(300点満点)の方式です。
令和8年度入試における合格最低点は201点(得点率67.0%)でした。
同年度の合格者平均点は、英語が71.3点、数学が79.2点、化学が78.0点と、いずれの教科も7割以上の高い水準で安定しています。
合格最低点ぎりぎりでは、年度による問題難易度の変化に対応できません。そのため、過去問演習では300点満点中220点前後、得点率73%程度を一つの目標にするとよいでしょう。
| 科目 | 目標点の一例 |
| 化学(理科) | 75点/100点 |
| 英語 | 70点/100点 |
| 数学 | 75点/100点 |
| 合計 | 220点/300点 |
得意な理科(化学など)で80点以上取れれば大きな強みになりますが、英語または数学が50点台に落ち込むと合格が厳しくなります。通常型では、極端な苦手科目を作らず、3教科で着実に得点を積み重ねるバランスの良さが求められます。
前期日程(理科重視型)や系統別日程は「化学」で勝負を決める
福岡大学薬学部の大きな特徴は、理科の配点比率を極めて高く設定した「傾斜配点方式」にあります。理科重視型では、400点満点中200点を理科が占め、英語と数学は各50点に圧縮されます。また、系統別日程でも理科の得点が2倍に換算されます。
化学が全体の配点の半分を占めるため、「英語や数学の遅れを化学の圧倒的な得点力でカバーする」という、理系特化型の逆転戦略が十分に成り立ちます。
年度による難易度変化に耐え、確実に合格枠を勝ち取るためには、過去問演習で400点満点中240点前後、得点率60%以上を目標にしたいところです。
後期日程は「化学+得意科目」の2科目で最後まであきらめない
3月に実施される後期日程(募集人員7名)は、他日程の合格発表後に実施される最後のチャンスです。
2027年度入試からの新制度として、試験科目が従来の「英語+化学」から「英語または数学」+「化学」へと選択制に変更されました。
これにより、英語に強い苦手意識がある受験生でも、得意な数学と化学の2科目(各100点・計200点満点)で最終勝負をかけることが可能になりました。
後期日程の出題範囲に数学Ⅲは含まれません(数Ⅰ・Ⅱ・A・B・C)。
基礎的な数学の得点力と、必須科目である化学の完成度を徹底的に磨き上げることで、3月の直前枠での大逆転合格を引き寄せることができます。
入試方式は一つに絞らない
福岡大学薬学部を第一志望とする場合は、系統別日程、前期日程(通常型・理科重視型)、前期日程・共通テスト併用型、共通テスト利用型、そして後期日程を、自身の学習進捗に合わせて多角的に組み合わせることが合格への王道です。
共通テストで得点できた場合は「共通テスト利用型」や「併用型」、3教科を万遍なく勉強してきた場合は「前期通常型」、化学が圧倒的に得意な場合は「理科重視型」や「系統別日程」、そして万が一のときには「後期日程の数学・化学勝負」というように、自分の強みに合わせた出願プランを立てましょう。
福岡大学薬学部の推薦選抜
学校推薦型選抜(A方式推薦)|現役生と1浪生が出願できる最大の推薦枠
福岡大学薬学部の推薦入試の主軸となるのが、この「A方式推薦」です。合格した場合は必ず入学することを条件とする専願制で、薬学部の募集人員は25名となっています。
出願資格として、全体の学習成績の状況(評定平均値)が 3.5以上 必要です。
また、現役生だけでなく、卒業後1年以内の既卒生(1浪生)まで出願可能となっています。
選考方法および試験内容は以下の通りです。
| 試験内容 | 配点・時間 |
| 当日選択2科目試験「英語」「数学」「化学」から当日試験場で2科目を選択 | 2科目合わせて 60分・各科目50点(試験計100点) |
| 面接個別面接(調査書等の提出書類は面接評価に活用されます) | 20点 |
| 判定総点 | 総点 100点満点(※筆記試験と面接の得点は、総点100点満点に換算されて総合判定されます) |
出願の必須要件となる評定平均3.5以上を日頃の学習で確実にクリアしておくことが第一歩です。
試験当日は「英語・数学・化学」から得意な2科目を選べるため、1科目あたり実質30分という非常に短い制限時間内で素早く正確に解き切るスピード対策を徹底しましょう。
福岡大学薬学部の学費
福岡大学薬学部の初年度納入金は189万6,710円です。
| 費目 | 初年度の金額 |
| 入学金 | 20万円 |
| 授業料 | 137万円 |
| 教育充実費 | 30万円 |
| 委託徴収金(諸会費等) | 2万6,710円 |
| 合計 | 189万6,710円 |
令和8年度入学生より、薬学部の「教育充実費」は初年度30万円、2年目以降においては年間73.5万円となります。
そのため2年次以降は、授業料137万円、教育充実費73万5,000円、委託徴収金(諸会費等)約2万円で、年間約213万円です。
初年度の諸会費も含めて概算すると、6年間の大学納入金は約1,253万円となります。
ただし、次の費用は別途必要になる可能性があります。
・教科書代
・白衣代
・実験器具代
・パソコンやタブレット代
・通学交通費
・実務実習先までの交通費
・一人暮らしの家賃や生活費
・留年や卒業延期をした場合の追加学費
学費を比較する際は、初年度納入金だけでなく、6年間の総額と一人暮らしの費用まで含めて考えましょう。
福岡大学薬学部の特待生・奨学金制度
福岡大学薬学部には、学費の負担を大幅に軽減できる手厚い制度として、入学時に適用される「FUスカラシップ」と、入学後の頑張りが評価される「福岡大学特待生」の2つが用意されています。
入学時の学費半額免除:「FUスカラシップ」
一般選抜(前期日程・同一方式併願)または共通テスト利用型(Ⅰ期)において極めて優秀な成績を収めて入学した学生を対象に、最長6年間、授業料の半額(年間68.5万円、6年間で最大411万円)が免除される制度です。
薬学部の採用候補者数:25名(予定)
スカラシップチャレンジ:学校推薦型選抜などに合格してすでに入学手続きを終えた人でも、合格の権利を完全に保持したまま一般選抜を受験してFUスカラシップ生に挑戦できます(結果によって既存の合格資格を失うことはありません)
入学後の努力を評価:「福岡大学特待生」
2年次以上の在学生を対象に、前年度の学業成績および品行が特に優秀な学生を学部ごとの選考基準によって「特待生」として表彰する制度です。
対象:2年次以上の在学生(大学全体で毎年約200名選出)
メリット:表彰された学生には、奨学金として30万円が一括授与(返還不要)されます。
薬学部の学費は6年間の総額で約1,253万円かかりますが、FUスカラシップ生に選ばれれば総額を約841万円まで抑えることができ、国公立大学とも十分に競合できる経済的メリットが生まれます。
入試段階でスカラシップに届かなかった場合や、推薦入試等で通常入学した場合でも、1年次からの頑張り次第で2年次以降に毎年「福岡大学特待生」のチャンスが用意されているため、常に高い目標を持って学業に励むことができる環境が整っています。
福岡大学薬学部の進級率・卒業率
薬学部を選ぶ際は、薬剤師国家試験の合格率だけでなく、入学者のうち何人が6年間で卒業できたかを確認することが重要です。
文部科学省が公表した修学状況(2019年度入学者データ)によると、2019年度の入学者は231名で、このうち標準修業年限の6年間で卒業した学生は198名でした。
標準修業年限内の卒業(ストレート卒業率)は85.7%にのぼり、この数値は九州の私立大学薬学部の中でトップを誇ります。
また、2019年度入学者のうち、6年間で留年せずに卒業し、かつ薬剤師国家試験にも一発で合格した学生は186名で、入学者数に対するストレート国家試験合格率は80.5%でした。
この実績は、全国の私立大学薬学部(全62校)の中で第2位という極めて優れた順位となっています。
2019年度入学者の状況
| 項目 | 人数・割合 |
| 入学者数 | 231名 |
| 6年間で卒業した学生 | 198名 |
| 標準修業年限内卒業率 | 85.7% |
| 6年間で国家試験に合格した学生 | 186名 |
| 入学者数に対するストレート国家試験合格率 | 80.5% |
この数字は、残りの学生が全員退学したという意味ではありません。 留年や休学などにより、7年以上かけて卒業する学生も含まれます。
また、福岡大学薬学部は学生へのきめ細かなサポートが行き届いており、2018年度入学者の退学率はわずか0.9%と、全国の私立大学薬学部の中で最も低い水準となっています。
薬学部では、入学後も継続的な学習が必要です。大学に合格できれば自動的に薬剤師になれるわけではありません。 大学選びの段階から、進級条件、再試験制度、留年時の学費、学習支援制度について確認しておきましょう。
福岡大学の薬剤師国家試験合格率
第111回薬剤師国家試験における福岡大学の新卒受験者数は185名、合格者数は175名、新卒合格率は94.59%でした。
全国の新卒平均合格率は86.25%であり、福岡大学の新卒合格率は全国平均を上回っています。
| 薬剤師国家試験 | 福岡大学の新卒合格率 | 全国新卒平均 |
| 第111回 | 91.76% | 94.59% |
| 第110回 | 86.02% | 93.60% |
| 第109回 | 87.25% | 90.64% |
| 第108回 | 89.13% | 90.67% |
| 第107回 | 94.25% | 91.98% |
新卒国家試験合格率はとても高い水準ですが、この数字は、国家試験を実際に受験した新卒者を分母にしたものです。
受験生が大学を比較する際は、新卒合格率だけでなく、次の数字も併せて確認しましょう。
・入学者数
・6年間で卒業できた学生数
・国家試験を受験した新卒者数
・6年間で卒業して国家試験に合格した学生の割合
・卒業延期者数
・既卒者を含めた国家試験合格率
「新卒国家試験合格率」と「入学者数に対するストレート国家試験合格率」は、意味の異なる数字です。
福岡大学薬学部の就職先・卒業後の進路
福岡大学薬学部の2024年3月卒業者の就職率は99.0%と、極めて高い実績を誇っています。
主な進路は、保険薬局・ドラッグストア、病院、製薬・関連企業、行政、大学院進学など多岐にわたります。
主な就職先として、次のような企業が公表されています。
・アインファーマシーズ
・クオール
・スギ薬局
・メディカルシステムネットワーク
・大賀薬局
・日本調剤
・福岡大学病院
・九州大学病院
・国立病院機構
・日本赤十字社
・協和キリン
・ブリストル・マイヤーズ スクイブ
・日本イーライリリー
・東京都庁
・福岡市役所
また、福岡大学薬学部では、合同就職説明会やOBOG交流会、キャリアガイダンスなどを通じて、学生の進路選択を支援しています。
卒業後の進路は薬局・病院が中心ですが、製薬・薬品関連企業や行政機関、大学院進学なども選択されています。
薬剤師として働くことを第一に考えながら、病院、薬局、製薬・薬品関連企業、行政など幅広い進路を検討したい人にとって、選択肢のある薬学部といえるでしょう。
福岡大学薬学部へのアクセス
福岡大学薬学部の七隈キャンパスへは、主に地下鉄またはバスを利用します。
・福岡市地下鉄七隈線「福大前駅」
・西鉄バス「福大薬学部前」バス停
地下鉄七隈線「福大前駅」は福岡大学の正門近くにあり、薬学部まではキャンパス内を歩いて移動します。また、バスを利用する場合は、薬学部近くの「福大薬学部前」バス停を利用できます。
福岡大学は福岡市中心部からアクセスしやすく、地下鉄七隈線を利用すると「天神南駅」から「福大前駅」まで約16分です。2023年には七隈線が博多駅まで延伸したため、博多駅からも乗り換えなしでアクセスできるようになりました。
通学時間を調べる際は、電車やバスの乗車時間だけでなく、駅から薬学部までキャンパス内を歩く時間や、バスを利用する場合の道路の混雑も考慮しましょう。
オープンキャンパスに参加する際は、実際に自宅からキャンパスまで移動し、6年間継続して通学できるか確認することをおすすめします。
福大前駅は正門付近、薬学部の近くには「福大薬学部前」バス停があり、天神南駅からは地下鉄で約16分です。
福岡大学薬学部が向いている人
福岡大学薬学部は、次のような受験生に向いています。
・歴史や卒業生実績のある薬学部で学びたい人
・九州を中心に病院や薬局で薬剤師として働きたい人
・薬剤師資格だけでなく、製薬企業や行政などへの進路も考えている人
・病院・薬局を中心とした幅広い就職先から進路を選びたい人
・数学Ⅲまで履修したうえで、一般選抜に挑戦したい人
・理科を得点源にできる人
・福岡大学七隈キャンパスまで無理なく通学できる人
・総合大学の環境で、他学部の学生とも交流したい人
・福岡市内や九州圏を中心に将来のキャリアを考えている人
一方で、次のような場合は慎重に検討しましょう。
・6年間の学費負担が大きい人
・薬剤師を目指すための継続的な学習に自信がない人
・理科や数学に大きな苦手意識がある人
・大学入学後はあまり勉強したくないと考えている人
・薬学部だけが独立した環境で学びたい人
・少人数だけの環境で学びたい人
福岡大学薬学部は、福岡大学病院などの附属医療機関を持つ総合大学の薬学部であり、薬剤師としての実践的な学びに加えて、病院、薬局、製薬・薬品関連企業、行政など幅広い進路を検討できる点が魅力です。
一方で、薬剤師を目指す6年制薬学部では、入学後も継続的な学習が必要になります。
偏差値や大学名だけで決めるのではなく、オープンキャンパスに参加し、キャンパスの立地、学生の雰囲気、授業や実習環境、附属病院との連携、学習支援制度まで確認したうえで志望校を決めましょう。
福岡大学薬学部に関するよくある質問
福岡大学薬学部では薬剤師になれますか?
福岡大学薬学部薬学科は6年制です。
所定の課程を修了して卒業することで、薬剤師国家試験の受験資格を取得できます。
福岡大学薬学部は共学ですか?
福岡大学薬学部は男女共学です。
化学以外の理科科目でも受験できますか?
一般選抜の前期日程では、物理、化学、生物から1科目を選択できます。
ただし、2027年度の後期日程では化学が必須です。また、共通テストを利用する方式では、方式によって利用できる科目や必要科目が異なります。
自分の得意科目で受験できる方式を選ぶことが重要です。
推薦入試は評定平均が必要ですか?
福岡大学薬学部では、学校推薦型選抜が実施されています。
2027年度の学校推薦型選抜A方式には出願条件が設けられているため、最新の入学試験要項で確認が必要です。
福岡大学薬学部に合格するには何割必要ですか?
2026年度の一般選抜における合格最低得点率は、次のとおりです。
・前期A日程スタンダード方式:63.3%
・前期A日程理科重視方式:60.3%
・前期B日程スタンダード方式:56.7%
・前期B日程理科重視方式:58.5%
・後期日程:70.0%
・共通テスト併用A日程:69.4%
・共通テスト併用B日程:57.6%
ただし、合格最低点は入試問題の難易度や志願者の状況によって毎年変動します。
最低点ぎりぎりを目標にするのではなく、複数年度の過去問で安定して得点できる状態を目指しましょう。特に前期日程を目指す場合は、英語・数学・理科の3科目で大きな苦手科目を作らないことが重要です。
志望薬学部合格ならPharmAssist!
PharmAssistでは、志望校決定から合格までの学習計画を完全個別でサポートしています!
薬学部に合格したいという高校生の皆さん。
絶対に後悔のしない大学受験を保証します。
今月の定員は残り3名です!お早めに以下の画像をタップして公式LINEからお問い合わせください。
薬学部受験専門塾 PharmAssist(ファーマシスト)
代表 寺沼香太朗
🧪 またのご来局、お待ちしてます!

