【2027年度最新版】数学なしで受験できる薬学部一覧!英語・化学だけで受けられる大学・入試方式と受験戦略を徹底解説

「薬剤師になりたいけど、数学が本当に苦手……」
「薬学部って理系だから、数学ができないと受験できないの?」
「英語と化学だけで受験できる薬学部はある?」
「数学IIIがいらない大学ではなく、数学そのものを使わずに受験できる大学を知りたい」
こういった相談は、薬学部志望の高校生からかなり多くもらいます。
こんにちは。薬学部受験専門塾PharmAssist代表の寺沼香太朗です。
結論から言うと、数学を一切使わずに受験できる薬学部はあります。
しかも、数校だけではありません。
2027年度入試を確認していくと、英語+化学で受験できる大学、化学+生物で受験できる大学、化学1科目を中心に受験できる大学、国語を選べば数学を回避できる大学、共通テストで数学以外の科目を利用できる大学など、かなり多くの選択肢があります。
ただし、ここで絶対に勘違いしてほしくないことがあります。
「○○大学薬学部は数学がいらない」
というより、
「○○大学薬学部の○○方式なら数学を使わずに受験できる」
と考えるのが正確です。
同じ大学でも、前期は英語・数学・化学の3科目なのに、後期では英語・化学の2科目で受けられるケースがあります。
逆に、一般選抜では数学を使わなくても、共通テスト利用では数学が必要になる大学もあります。
大学名だけを見て「数学不要」と判断すると、出願するときに「この方式、数学が必要だった……」となりかねません。
今回は、2027年度入試で数学を合否判定に使わず受験できる方式を確認できる主な6年制薬学部を、全国からできる限り詳しく整理します。
さらに、
・英語と化学だけで受けやすい大学
・化学1科目を武器にできる大学
・数学を切るべき人、切らない方がいい人
・数学なし受験で化学が重要になる理由
・数学なしで薬学部を目指すときの併願戦略
・高校1・2年生と高校3年生で考え方をどう変えるべきか
・英語と化学をどこまで仕上げればいいか
まで徹底的に解説します。
数学が原因で薬学部進学を諦めかけている人には、ぜひ最後まで読んでほしいです。
まず結論|数学なしでも薬学部には進学できる
薬剤師になるためには、原則として6年制薬学部を卒業し、薬剤師国家試験の受験資格を得る必要があります。
「薬学部は理系だから数学必須」と思われがちですが、大学入試では必ずしもそうではありません。
私立薬学部では、
英語+化学
英語+生物
化学+生物
化学+英語または数学
化学+国語・英語・生物などから1科目
化学1科目+面接
といった入試方式が存在します。
つまり、入試戦略をきちんと組めば、数学がかなり苦手でも薬剤師を目指すことは可能です。
一方、国公立大学の薬学部を一般選抜で目指す場合は事情が違います。
共通テストで数学が課されるケースが基本で、個別試験でも数学が必要になる大学が多いため、「数学を完全に使わない」という受験戦略はかなり取りにくくなります。
今回の記事は、基本的に私立大学の6年制薬学部を中心とした内容だと思ってください。
「数学IIIなし」と「数学なし」はまったく違う
ここも最初に整理しておきます。
薬学部について調べていると、
「数学III不要」
と書かれている大学がかなりあります。
しかし、
数学I・A・II・B・Cは必要
数学IIIだけ不要
という大学と、
そもそも入試で数学を使わない
という大学はまったく違います。
例えば私立薬学部では、数学IIIを必要としない大学はかなり多いです。
一方で、数学自体を使わずに受験できる方式に絞ると大学は減ります。
この記事でいう「数学なし」は、数学IIIだけではなく、数学I・A・II・B・Cなどを入試の合否判定に使わない受験方法を指します。
2027年度|数学なしで受験できる主な薬学部一覧
まず全体像を見てみましょう。
細かい条件は後ほど大学ごとに解説します。
| 大学 | 数学を使わず受けられる主な方式 | 数学なしでの科目例 |
|---|---|---|
| 国際医療福祉大学 | 一般選抜前期 | 英語+化学+生物または物理 |
| 帝京平成大学 | 一般選抜 | 化学+英語、生物、国語など |
| 昭和医科大学 | 一般選抜 | 英語+化学+国語+面接 |
| 日本薬科大学 | 一般選抜2科目方式 | 英語+化学または生物+面接 |
| 横浜薬科大学 | 一般選抜 | 化学+英語または生物 |
| 湘南医療大学 | 共通テスト利用選抜 | 化学+英語、生物、物理など |
| 千葉科学大学 | 共通テスト利用選抜など | 数学以外の指定科目を利用可能 |
| 城西大学 | 一般選抜C日程 | 化学または生物+面接 |
| 岐阜医療科学大学 | 一般選抜前期・薬学部化学必須型 | 化学+英語、生物、物理など |
| 鈴鹿医療科学大学 | 一般選抜2科目受験型 | 化学基礎+英語、生物基礎、国語など |
| 金城学院大学 | 一般入試後期 | 英語+化学または生物など |
| 京都薬科大学 | 一般選抜後期2教科型 | 英語+化学 |
| 大阪医科薬科大学 | 一般入試B・2科目型 | 英語+化学または生物 |
| 摂南大学 | 一般選抜中期B日程 | 英語+化学または生物 |
| 同志社女子大学 | 一般入試後期 | 英語+化学または生物 |
| 神戸薬科大学 | 一般選抜B日程・化学方式 | 化学のみ |
| 兵庫医科大学 | 一般選抜前期B日程 | 英語+化学 |
| 就実大学 | 一般選抜A・B日程 | 英語+化学など |
| 広島国際大学 | 一般選抜前期B日程 | 英語+化学、生物、物理など |
| 福岡大学 | 一般選抜後期日程 | 化学+英語 |
| 第一薬科大学 | 一般選抜 | 英語、化学、生物、物理などから2科目 |
| 長崎国際大学 | 一般選抜A日程 | 英語+理科2科目 |
この一覧を見るだけでも、
「数学ができない=薬学部を受験できない」
ではないことが分かると思います。
ただし、方式によって募集人数や試験時期は大きく違います。
例えば京都薬科大学は、メインとなる一般選抜前期では数学・英語・化学の3教科が必要ですが、後期の2教科型では英語+化学を選択できます。
つまり、
「京都薬科大学は数学不要」
ではなく、
「京都薬科大学は後期2教科型なら数学なしで受けられる」
という理解が正しいです。
ここから大学ごとに見ていきます。
国際医療福祉大学|英語+化学+生物でも受験可能
国際医療福祉大学には、薬学部、成田薬学部、福岡薬学部があります。
一般選抜前期では、薬学系3学部について、
英語
化学
選択1科目
という構成です。
選択科目は、
数学I・A
数学II・B・C
物理
生物
などから選択できます。
したがって、
英語+化学+生物
または、
英語+化学+物理
とすれば数学を使わずに受験できます。
これはかなり使いやすい方式です。
数学なし受験では2科目入試が多い中、国際医療福祉大学は英語・化学・生物という3科目型を作れるため、
「数学は苦手だけど、英語・化学・生物はしっかり勉強してきた」
という受験生との相性が良いです。
また、大田原、成田、福岡という複数の薬学部があるため、地域まで含めて候補を考えられます。
帝京平成大学|化学+英語でも受験できる
帝京平成大学薬学部薬学科の一般選抜では、2科目で受験します。
薬学科では化学が必須です。
もう1科目を、
国語
英語
数学
生物
などから選択できます。
つまり、
化学+英語
化学+生物
化学+国語
といった受け方が可能です。
数学が苦手な人にとって、かなり選択肢を作りやすい大学です。
特に、
「化学は得意だけど数学が壊滅的」
というタイプなら、化学+英語に集中できます。
英語も苦手であれば、化学+生物という選択肢もあります。
ただし、薬学部入学後のことまで考えると、英語も化学も重要です。
入試で使わないからといって英語まで完全に捨てることはおすすめしません。
昭和医科大学|国語を選択すれば数学なしで狙える
昭和医科大学薬学部は、
英語
化学
数学または国語
面接
という形で受験できます。
数学の代わりに国語を選択すれば、数学を入試で使用する必要はありません。
これはかなり特徴的です。
「理科は化学が得意、英語もある程度できる。でも数学だけがどうしても伸びない」
という人にとっては非常に面白い選択肢になります。
ただし、昭和医科大学の場合は面接の比重も大きく、単純な英語・化学・国語の学力勝負だけではありません。
また、
数学を使わない=合格しやすい
ではありません。
英語、化学、国語を高いレベルでそろえ、さらに医療人としての適性を面接で示す必要があります。
数学なしで受けられる大学の中でも、しっかり対策が必要な大学だと考えてください。
日本薬科大学|2科目方式なら英語+理科
日本薬科大学薬学科には、一般選抜の2科目方式があります。
理科は、
化学
生物
から選択。
もう1科目は、
英語
数学
から選択します。
したがって、
英語+化学
または、
英語+生物
で受験可能です。
これに面接が加わります。
3科目方式では英語・数学・理科を使いますが、2科目方式を選べば数学を外せます。
同じ大学の中に数学あり方式と数学なし方式がある典型例です。
横浜薬科大学|化学+英語または生物
横浜薬科大学の一般選抜では、化学が必須です。
さらに、
数学
生物
英語
から1科目を選択します。
そのため、
化学+英語
化学+生物
という組み合わせなら数学不要です。
これは数学なし受験を考える高校生には非常に分かりやすい方式です。
しかも、薬学部受験で重要な化学を必須にしているため、
「数学を切って、英語と化学に集中する」
という受験戦略との相性がいいです。
横浜薬科大学を数学なしで狙うのであれば、基本的には化学を得点源にしたいところです。
湘南医療大学|共通テスト利用なら数学なしが可能
湘南医療大学薬学部の大学入学共通テスト利用選抜では、化学が必須です。
さらに、
数学
英語
物理
生物
などの対象科目から高得点の1科目を利用できます。
そのため、
化学+英語
化学+生物
化学+物理
のように数学を使わない組み合わせが可能です。
共通テストを受験していて、
「数学は失敗したけれど、化学と英語は取れた」
という受験生でも出願を検討できます。
共通テスト利用では、受験したすべての科目を大学が使うわけではありません。
大学ごとにどの科目を判定に利用するかが違うため、
「共通テスト数学を受けたけど点数が低かった」
というだけで諦める必要はありません。
千葉科学大学|共通テスト利用で数学を外せる
千葉科学大学薬学部でも、共通テスト利用選抜の科目選択によって数学を合否判定から外すことができます。
英語、国語、理科などを利用し、数学以外の科目で判定を受けられる方式があります。
共通テスト利用型のメリットは、大学独自試験を改めて受験する必要がない方式が多いことです。
共通テストで数学以外に得点源がある人は、こうした大学を併願に入れておくと受験機会を増やせます。
城西大学|C日程は理科1科目+面接
城西大学薬学部薬学科の一般選抜C日程はかなり特徴的です。
学科試験は、
化学
または
生物
から1科目。
さらに面接を行います。
つまり数学だけでなく、英語も使わずに受験することができます。
「化学だけはかなり得意」
という受験生にとっては魅力的です。
ただし、C日程は募集人数が少ない後半の入試です。
数学も英語も不要だから簡単だと考えるのは危険です。
少数募集の日程では、その年度の志願者数や受験者層によって倍率が大きく動くことがあります。
第一志望のメインルートというより、後半まで含めて合格チャンスを広げる方式として考える方が安全です。
岐阜医療科学大学|化学200点+選択1科目
岐阜医療科学大学薬学部には、一般選抜前期の「薬学部化学必須型」があります。
化学が200点。
さらに、
英語
数学
物理
生物
から1科目を選び、100点。
合計300点です。
つまり、
化学200点+英語100点
化学200点+生物100点
化学200点+物理100点
なら数学を使いません。
しかも化学の配点が全体の3分の2です。
これは化学が得意な受験生にはかなり大きなメリットです。
逆に化学が苦手な人が、
「数学がないから」
だけで受験する方式ではありません。
数学を切る代わりに、化学を圧倒的な得点源にする必要があります。
鈴鹿医療科学大学|化学基礎+英語や国語でも受けられる
鈴鹿医療科学大学薬学部の一般選抜2科目受験型では、化学基礎が必須です。
化学基礎の得点を2倍換算し、
英語
数学
物理基礎
生物基礎
国語
などから1科目を選択します。
したがって、
化学基礎+英語
化学基礎+生物基礎
化学基礎+国語
などで受験可能です。
数学が不要なだけでなく、理科の出題範囲を比較的絞りやすいことも特徴です。
ただし、大学側も薬学部で学ぶうえでは高校化学を履修していることが望ましいとしています。
入試範囲が化学基礎中心だからといって、高校化学そのものを勉強しなくてよいわけではありません。
金城学院大学|後期なら英語+理科で受験可能
金城学院大学薬学部薬学科の一般入試後期では、
数学
英語
化学
生物
などから2科目を選択できます。
そのため、
英語+化学
英語+生物
化学+生物
など、数学を使わない組み合わせが可能です。
ただし金城学院大学は女子大学です。
出願資格には性別条件がありますので注意してください。
また、薬学科の後期募集人数は多くありません。
数学なしで受けられることだけを理由に後期一本に絞るのではなく、他大学の前期・中期日程と組み合わせることをおすすめします。
京都薬科大学|後期2教科型なら英語+化学
京都薬科大学は非常に重要です。
「京都薬科大学=数学が必要」
と思っている人も多いと思います。
確かに、一般選抜前期の3教科型では、
数学
英語
化学
の3科目が必要です。
しかし、2027年度の一般選抜後期は2教科選択型です。
数学
英語
化学
の3教科から2教科を選択します。
したがって、
英語+化学
を選べば数学なしで受験できます。
募集人数は20人です。
これは、
「数学は苦手だけど、英語と化学なら高いレベルまで仕上げられる」
という受験生にとってかなり大きな選択肢です。
ただし、ここは絶対に勘違いしないでください。
2科目しかないから簡単なのではありません。
受験科目が少なくなるほど、一つの科目での失点が合否へ直結しやすくなります。
しかも京都薬科大学レベルを英語と化学だけで突破するなら、2科目とも高い完成度が必要です。
「数学を捨てれば京都薬科大学が簡単になる」
という話ではありません。
3科目に使っていた勉強時間を英語と化学へ集中させ、2科目を得点源にできる人向けの方式です。
大阪医科薬科大学|2027年度一般入試Bに2科目型
大阪医科薬科大学薬学部では、2027年度一般入試Bに2科目型があります。
2科目型では、
化学または生物から1科目
そして、
数学または英語から1科目
を選択します。
したがって、
化学+英語
生物+英語
なら数学不要です。
特に英語と化学を軸に私立薬学部を受験する生徒にとって、大阪医科薬科大学まで数学なしルートを作れることはかなり大きいです。
一方、一般入試Aでは数学を含む3科目型です。
「大阪医科薬科大学は数学不要」ではありません。
B方式を選ぶ必要があります。
摂南大学|中期B日程なら英語+化学または生物
摂南大学薬学部では、2027年度一般選抜の中期B日程で数学なし受験が可能です。
科目は、
英語
と、
化学または生物
の2科目です。
したがって、
英語+化学
または、
英語+生物
で受験できます。
一方、前期では数学を含む方式があります。
数学を使わない受験戦略を取る場合は、どの日程・方式を利用するのかまで確認する必要があります。
関西圏で、
京都薬科大学
大阪医科薬科大学
摂南大学
同志社女子大学
神戸薬科大学
兵庫医科大学
などを組み合わせると、数学なしでもかなり幅のある併願戦略を作れます。
これは数学が苦手な関西圏の薬学部志望者にとって重要なポイントです。
同志社女子大学|後期は英語+化学または生物
同志社女子大学薬学部医療薬学科の一般入試後期は2教科型です。
英語100点。
さらに理科を、
化学
生物
から1科目選択します。
つまり、
英語+化学
または、
英語+生物
だけで受験できます。
こちらも女子大学のため、出願資格には注意してください。
前期や共通テスト利用と後期では科目構成が違うため、「同志社女子大学なら全部数学不要」というわけではありません。
数学なしを狙うのであれば、後期日程がポイントになります。
神戸薬科大学|B日程には「化学だけ」の方式がある
数学が苦手な受験生にとって、かなり特徴的なのが神戸薬科大学です。
一般選抜B日程には「化学方式」があります。
この方式では、大学独自試験の化学1科目のみで判定します。
試験時間80分、化学200点です。
つまり、
数学なし
英語なし
です。
化学にかなり強い受験生であれば、非常に面白い方式です。
さらにB日程には、大学独自の化学に加え、共通テストの国語・地歴公民・情報・英語などから高得点1科目を使う方式もあります。
こちらも数学を使用せず受験できます。
ただし、化学1科目だから楽なのではありません。
合否の中心が化学に集中します。
化学で大きく失点すれば、英語や数学で取り返すことができません。
「化学1科目で受けられる」は、
「化学だけ完璧に近づければ戦える」
という意味であって、
「勉強量が少なくてよい」
という意味ではありません。
兵庫医科大学|前期Bは英語+化学
兵庫医科大学薬学部の一般選抜前期B日程は非常に分かりやすいです。
英語100点。
化学200点。
合計300点です。
数学はありません。
化学の配点が英語の2倍なので、かなり化学重視です。
数学なしで関西の薬学部を受けるなら、重要な候補の一つになるでしょう。
一方、前期A日程では英語・数学・化学を使用します。
したがって、数学を使わない人は前期Bを選択することになります。
ここでも、同じ大学の中で入試方式によって必要科目が変わることが分かります。
就実大学|A日程なら化学+英語
就実大学薬学部の一般選抜A日程では、
化学+英語
で受験できます。
非常にシンプルな数学なし入試です。
B日程では、
化学または生物
と、
英語または数学
を組み合わせます。
そのため、B日程でも、
化学+英語
生物+英語
という組み合わせなら数学は必要ありません。
中国地方で数学なし薬学部受験を考えるなら、候補に入れておきたい大学です。
広島国際大学|前期Bで英語+理科が可能
広島国際大学薬学部薬学科の一般選抜前期B日程では、2科目で合否判定を行います。
薬学科では英語を使いながら、
物理
化学
生物
などの理科を組み合わせることが可能です。
したがって、
英語+化学
英語+生物
英語+物理
とすれば数学は不要です。
試験日も複数設定されており、地方会場も多いため、中国・四国・九州方面からの併願候補として使いやすい方式です。
福岡大学|後期は化学+英語で数学不要
福岡大学薬学部では、2027年度後期日程の試験科目が、
化学100点
+
英語または数学100点
となっています。
つまり英語を選べば、
化学+英語
の2科目で受験できます。
2027年度から数学でも受けられるようになりましたが、英語を選択できる制度は残っているため、数学なし受験が可能です。
福岡大学薬学部の場合、主要な入試方式では数学を使うものもあるため、数学なし戦略なら後期日程がポイントです。
九州で、
福岡大学
第一薬科大学
長崎国際大学
国際医療福祉大学福岡薬学部
などを比較すると、数学を使わない併願パターンを作ることができます。
第一薬科大学|5科目から2科目選択できる
第一薬科大学の6年制薬学部の一般選抜では、
化学
生物
物理
数学
英語
などから2科目を選択できます。
そのため、
英語+化学
英語+生物
化学+生物
化学+物理
など、数学を使わない組み合わせを自由に作ることができます。
さらに共通テスト利用でも、高得点の指定2科目を利用するため、数学以外の科目で判定を受けられる可能性があります。
数学だけが大きな弱点になっている受験生には、受験科目をかなり組みやすい大学です。
長崎国際大学|英語+理科2科目なら数学不要
長崎国際大学薬学部薬学科の一般選抜A日程では、英語が必須です。
さらに、
数学
物理
化学
生物
から2科目選択します。
ここでは理科2科目を選択することも認められています。
そのため、
英語+化学+生物
英語+化学+物理
などにすれば、数学を使用せずに受験できます。
「数学は苦手だけれど、理科2科目を勉強している」
という受験生には相性のいい方式です。
逆に、
「数学も物理も生物もやっておらず、英語と化学しか勉強していない」
という人には、3科目型なので負担が増えます。
同じ数学なし受験でも、2科目に集中するタイプと3科目で戦うタイプでは勉強量が違うことを覚えておきましょう。
推薦・総合型まで含めると数学なし薬学部はさらに増える
ここまでは一般選抜や共通テスト利用を中心に紹介しました。
しかし、学校推薦型選抜や総合型選抜まで含めれば、数学を使わずに受けられる薬学部はさらに増えます。
例えば、
化学+面接
小論文+面接
化学+英語+面接
書類+面接+口頭試問
などで選抜する薬学部があります。
奥羽大学薬学部でも、2027年度総合型選抜では化学と面接を中心とした方式が設定されています。
一方で推薦・総合型は、
評定
専願条件
卒業年度
志望理由書
活動実績
面接
出願資格
などが一般選抜より複雑です。
「数学がないから推薦を受けよう」ではなく、自分が出願条件を満たしているかまで確認してください。
数学なしで受けられる大学には4つのタイプがある
一覧を見ていると大学が多くて分かりにくいと思うので、数学なし方式を大きく4種類に分けます。
タイプ1|英語+化学型
最も使いやすいのが、
英語+化学
です。
代表的なのは、
日本薬科大学
横浜薬科大学
岐阜医療科学大学
京都薬科大学後期
大阪医科薬科大学B
摂南大学中期B
同志社女子大学後期
兵庫医科大学前期B
就実大学
福岡大学後期
第一薬科大学
などです。
数学なしで私立薬学部を広く受験するなら、この「英語+化学」を軸にするのが最も受験校を増やしやすいです。
タイプ2|化学+生物型
英語より生物の方が得意な人には、
化学+生物
で受験できる大学もあります。
ただし、英語+化学型と比べると大学数は減ります。
薬学部の受験校を広く確保したいのであれば、
化学+生物だけ
より、
英語+化学を基本にして、生物も追加
という形の方が併願校を作りやすいです。
タイプ3|化学1科目・化学重視型
神戸薬科大学B日程の化学方式。
城西大学C日程の理科+面接。
岐阜医療科学大学の化学200点型。
兵庫医科大学の化学200点型。
など、化学に非常に大きな比重が置かれている入試もあります。
化学が得意な人には強力です。
一方、化学が苦手な人には向いていません。
タイプ4|共通テストの選択科目で数学を外す型
湘南医療大学
千葉科学大学
第一薬科大学
など、共通テストの指定科目の中から数学以外を利用できる方式があります。
共通テストを受ける人は、
「数学で何点取れたか」
だけで出願校を決めないでください。
英語・化学・生物・国語などの得点だけで出願できる大学がないか確認することが重要です。
数学なしで受けやすい大学と、後期限定の大学を分けて考える
数学なし大学を探すときに、もう一つ重要なのが募集時期です。
例えば、
国際医療福祉大学
帝京平成大学
日本薬科大学
横浜薬科大学
岐阜医療科学大学
鈴鹿医療科学大学
就実大学
広島国際大学
第一薬科大学
長崎国際大学
などは、比較的早い一般選抜でも数学を外せる方式があります。
一方、
京都薬科大学
金城学院大学
同志社女子大学
福岡大学
城西大学
などは、数学不要の方式が後期やC日程など後半に設定されています。
この違いはかなり重要です。
「数学なしで京都薬科大学を受けられるから、京都薬科大学だけ勉強しておこう」
という作戦は危険です。
後期の少数募集一本にすべてを賭けることになるからです。
受験戦略では、
1月末〜2月上旬の大学
2月中旬の大学
2月後半の大学
3月の大学
と時期を分散させて出願することが重要です。
数学なしなら「英語+化学」が最もおすすめ
ここまで読んで、
「結局、数学の代わりに何を勉強すればいいの?」
と思った人もいるでしょう。
僕が数学なし薬学部受験で最も基本にしたい組み合わせは、
英語+化学
です。
理由はシンプルです。
この2科目で受験できる大学が多いからです。
さらに薬学部へ入学してからも、化学は非常に重要です。
英語も、教科書、論文、医薬品情報、研究などで使います。
一方、
生物+国語だけ
のような組み合わせでは、受験できる薬学部がかなり限られます。
数学を切るのであれば、
何となく苦手科目を減らす
のではなく、
英語と化学に勉強時間を集中させ、受験校を最大限確保する
という考え方がおすすめです。
数学なし=化学の計算をしなくていい、ではない
ここは本当に注意してください。
「数学が苦手だから数学なし薬学部にしよう」
という話をすると、
「じゃあ計算は全部避けられる」
と思う生徒がいます。
それは違います。
高校化学でも、
物質量
濃度
気体
熱化学
化学平衡
酸・塩基
溶解度
反応速度
電池
電気分解
など、計算問題が大量にあります。
数学という教科を入試で使わなくても、化学の計算力は必要です。
特に数学を切る場合、化学が得点源になる大学が多いので、
「計算が嫌だから化学も暗記だけ」
という状態ではかなり厳しいです。
基本的な割合、比、方程式、指数などを扱う力は必要になります。
大学に入ったら数学は本当に使わないの?
これもよく聞かれます。
答えは、使います。
入試で数学を使わない大学へ入ったとしても、薬学部に入学すれば、
物理化学
薬物動態学
薬剤学
統計
濃度計算
投与量計算
半減期
反応速度
データ解析
などで数式や計算に触れます。
大学によっては入学後に基礎数学の授業を行う場合もあります。
つまり、
「数学なし入試を選ぶ」
ことと、
「一生数学をやらなくていい」
ことはまったく別です。
入試では受験戦略として数学を外す。
入学後に必要な数学は、その段階で改めて身につける。
このように考えてください。
数学なし入試は「逃げ」なのか?
これは全くそうではありません。
大学入試は、限られた時間の中で合格最低点を超える勝負です。
例えば高3の夏時点で、
英語偏差値55
化学偏差値57
数学偏差値35
だったとします。
残り半年で数学を35から55まで上げるために500時間使うより、
その500時間を英語と化学に振り分け、
英語と化学を本番で7〜8割取れる科目にする。
そして英語+化学で受けられる薬学部へ出願する。
この方が合格可能性が高くなるケースは普通にあります。
これは「逃げ」ではなく、受験戦略です。
大事なのは、
数学が嫌だから何となく捨てる
のではなく、
数学を外した場合にどの大学を何方式で受験できるのかを調べ、合格ルートを作ってから切る
ことです。
逆に、数学を簡単に捨てない方がいい人
全員に数学なし受験をおすすめしているわけではありません。
特に高校1・2年生は、数学が苦手だからといってすぐ捨てないでください。
まだ時間があります。
今の数学偏差値が40でも、1年以上あれば十分変わります。
数学を残しておけば、
明治薬科大学
星薬科大学
東京薬科大学
北里大学
東京理科大学
など、数学を使う薬学部まで選択肢を広げられます。
また、国公立薬学部を考えるなら数学は基本的に必要です。
高1・高2の段階では、
「数学が苦手だから薬学部では使わない」
と決めるより、
数学IA
数学IIBC
の基礎をできるだけ固めておくことをおすすめします。
高3になって時間がなくなってから、初めて科目戦略を絞っても遅くありません。
数学を切る判断をしてもいいケース
数学を外すことを本格的に検討しやすいのは、
高3で入試までの時間が限られている
数学が他科目より大幅に遅れている
志望大学に数学なし方式が複数ある
英語と化学がすでにある程度できている
国公立を受験しない
数学必須の大学を第一志望にしていない
といった場合です。
例えば10月時点で数学Iからやり直しているのに、第一志望と併願校がすべて英語+化学で受験できるのであれば、数学に使っていた時間を英語・化学へ移す判断は十分ありです。
一方、
「数学が嫌いだから」
だけで高2から完全にやめてしまうのはおすすめしません。
数学なしで受験する場合の英語参考書ルート
数学を切ると決めたのであれば、その分、英語を中途半端にしないことが重要です。
まず英単語。
学校配布の単語帳、または『ターゲット1900』を使います。
薬学部受験だからといって、最初から難しい医療英単語帳へ進む必要はありません。
まず標準的な大学受験単語を即答できる状態にしてください。
文法が弱い場合は、
東進『レベル別英文法 Lv.1〜5』
または、
『Vintage』
『Next Stage』
などで基礎を固めます。
その後、英文解釈。
『入門英文解釈の技術70』
→『基礎英文解釈の技術100』
または、
『英文解釈ポラリス1』
→『英文解釈ポラリス2』
を使います。
長文は、
『英語長文ポラリス0』
→『The Rules 1』
→『英語長文ポラリス1』
→『The Rules 2・3』
→『英語長文ポラリス2』
という流れが基本です。
数学なしで京都薬科大学や大阪医科薬科大学などまで狙う場合は、英語でしっかり得点する必要があります。
一方、比較的基礎〜標準レベルの大学を中心にするなら、難しい教材を最後まで全部やる必要はありません。
志望校の過去問から逆算してください。
数学なし受験なら化学を最重要科目にする
数学を外す薬学部受験では、化学が最重要科目になりやすいです。
今回紹介した大学を見ても、
化学必須
化学200点
化学1科目
化学+英語
という方式が非常に多いことが分かります。
したがって、
「数学をやめたから楽になった」
ではなく、
「数学に使っていた時間を化学へ移す」
と考えてください。
化学が苦手な人の参考書ルート
まず内容そのものが理解できていない場合は、
『宇宙一わかりやすい高校化学』
の理論・無機・有機などを利用できます。
ただし、解説を読んで終わりにしてはいけません。
『リードLightノート』などの問題演習と必ずセットにしてください。
理解用教材だけを読んで、
「分かった気がする」
状態では入試問題は解けません。
別ルートでは、
『リードLightノート 化学基礎・化学』
→『入門問題精講』
→『基礎問題精講』
→『標準問題精講』
と進めても構いません。
学校で『セミナー化学』などを使っているなら、
学校問題集
→『化学重要問題集』
というルートでも大丈夫です。
化学重要問題集まで必要?
これは志望校によります。
京都薬科大学、大阪医科薬科大学、神戸薬科大学なども含めて数学なし方式で上位校まで狙う場合は、『化学重要問題集』まで取り組む価値があります。
一方、
基礎問題精講の標準問題を大量に落とす
学校問題集がまだ終わっていない
という状態で重要問題集へ行く必要はありません。
難しい問題集を持っていることと、入試で得点できることは別です。
まず標準問題を落とさない状態を作りましょう。
『化学の新研究』『化学の新演習』については、数学なし私立薬学部受験のためだけに全員が使う必要は基本的にありません。
生物を使う人は「化学を捨てる」のは慎重に
数学なし方式には、
英語+生物
で受けられる大学もあります。
そのため、
「生物だけ得意だから化学も捨てよう」
と考える人もいるかもしれません。
ただし、薬学部受験全体で考えると化学必須の大学はかなり多いです。
化学を捨てると、
横浜薬科大学
兵庫医科大学
福岡大学後期
神戸薬科大学化学方式
など、受験できない方式が一気に増えます。
さらに薬学部入学後も化学は重要です。
数学なし戦略を取るとしても、可能であれば化学は残すことをおすすめします。
数学なし受験のおすすめ併願戦略|首都圏
首都圏で数学なしを徹底するなら、一例として、
国際医療福祉大学
帝京平成大学
昭和医科大学
日本薬科大学
横浜薬科大学
湘南医療大学
城西大学
千葉科学大学
などを組み合わせられます。
もちろん大学ごとの難易度や入試方式はかなり違います。
重要なのは、
全部同じ2科目で受けられるか
ではなく、
英語+化学を軸にしたとき、追加で何を勉強すれば受験校を増やせるか
を見ることです。
例えば英語+化学を完成させ、生物もある程度勉強しておけば、かなり幅広い方式に対応できます。
数学なし受験のおすすめ併願戦略|東海
東海では、
岐阜医療科学大学
鈴鹿医療科学大学
金城学院大学
などがあります。
岐阜医療科学大学では化学の配点が大きく、鈴鹿医療科学大学では化学基礎を軸に受験できます。
金城学院大学は女子のみですが、後期で数学を外せます。
このエリアでも「数学なし」と一括りにせず、化学の必要レベルや募集時期まで比べる必要があります。
数学なし受験のおすすめ併願戦略|関西
数学なし薬学部受験で、かなり選択肢が多いのが関西です。
京都薬科大学
大阪医科薬科大学
摂南大学
同志社女子大学
神戸薬科大学
兵庫医科大学
などがあります。
特に、
英語+化学
を高いレベルまで仕上げられる人はかなり戦いやすいです。
ただし京都薬科大学の後期、同志社女子大学の後期、神戸薬科大学B日程など、後半の入試も多くなります。
2月前半に受ける安全校まで含めて受験日程を組んでください。
数学なし受験のおすすめ併願戦略|中国・四国
中国・四国では、
就実大学
広島国際大学
などで数学なし方式を作れます。
英語+化学を軸にすることで、関西圏の大学と併願することも可能です。
試験会場が自宅近くに設定される大学もあるため、入試科目だけではなく試験会場も確認しましょう。
数学なし受験のおすすめ併願戦略|九州
九州では、
福岡大学
第一薬科大学
長崎国際大学
国際医療福祉大学福岡薬学部
などが候補になります。
福岡大学は後期で英語+化学。
第一薬科大学は選択自由度が高い。
長崎国際大学は英語+理科2科目。
国際医療福祉大学は英語+化学+生物など。
同じ数学なしでも必要な科目数が違います。
高3になってから生物をゼロから追加するのが大変なのであれば、英語+化学の2科目型を中心にするなど、自分の現在地に合わせて選んでください。
数学なしだから偏差値だけで大学を決めない
受験校を選ぶとき、
「偏差値が一番低い数学なし大学を教えてください」
と聞かれることがあります。
でも、それだけで決めるのはおすすめしません。
例えば、
偏差値は低めでも化学の配点が200点
自分は化学が苦手
という大学なら相性はよくありません。
逆に、偏差値が少し高くても、
英語と化学が得意
過去問との相性がいい
合格最低点まであと10点
なら十分戦える可能性があります。
受験勉強の目的は、
模試偏差値を上げること
ではありません。
第一志望の合格最低点を超えることです。
過去問では必ず「あと何点か」を見る
例えば英語+化学200点満点の大学を受験するとします。
過去問を解いて、
英語55点
化学70点
合計125点
だったとします。
前年の合格ラインが140点だったなら、あと15点です。
ここから、
英語の単語問題で8点落としている
長文の時間切れで10点落としている
化学の理論計算で12点落としている
と分析します。
そうすれば、
ターゲット1900の復習
長文の時間配分練習
理論化学の計算演習
という具体的な勉強に変わります。
「数学を使わない大学を見つけた」
だけでは合格できません。
その大学で何点必要なのか。
自分は今何点なのか。
あと何点をどこで取るのか。
ここまで考えてください。
2科目入試は3科目入試より簡単なの?
これもよくある誤解です。
2科目だから簡単とは限りません。
例えば3科目入試なら、
英語で多少失敗しても
数学や化学で取り返す
ことができます。
しかし英語+化学の2科目しかなければ、
英語で大失敗する
=合格がかなり遠のく
可能性があります。
1科目型ならさらに極端です。
神戸薬科大学の化学方式で化学が崩れたら、他の科目で挽回できません。
科目数が減るほど、
1科目あたりの完成度
が重要になると考えてください。
後期入試は「数学なしだから狙い目」とは限らない
数学なし方式には後期入試が多くあります。
京都薬科大学後期
金城学院大学後期
同志社女子大学後期
福岡大学後期
城西大学C日程
などです。
しかし後期には、
募集人数が少ない
前期で不合格だった受験生が集まる
年度によって倍率が動きやすい
合格最低点が上がる可能性がある
という特徴があります。
「後期なら科目が少ないから簡単」
とは考えないでください。
本命は前期〜中期で合格を取りに行き、後期は追加のチャンスとして残すのが基本です。
高校1・2年生|今から数学を捨てる必要はない
高校1・2年生でこの記事を読んでいる人には、
数学が苦手でも、今すぐ完全に捨てないでほしい
と伝えたいです。
高1・高2なら、まだ時間があります。
まず、
数学IA
数学IIBC
の基礎を学校進度に合わせて勉強してください。
それと並行して、
英単語
英文法
化学基礎
理論化学
を進めます。
最終的に数学を使わないことになったとしても、高校数学の基礎は薬学部入学後に役立ちます。
そして数学が伸びれば、受験できる薬学部が一気に増えます。
今の模試偏差値だけで、
「自分は数学なし大学しか無理」
と決める必要はありません。
高校3年生の春〜夏|まだ選択肢を残す
高3の春なら、基本的にはまだ英語・数学・化学を並行しておきたいです。
特に数学の基礎問題が夏までにどこまで仕上がるかを見ます。
同時に、数学なしで受けられる大学も調べ、
数学ありルート
数学なしルート
の両方を残しておきます。
夏に一度志望校の過去問を解き、
英語
数学
化学
の得点差を見てください。
高校3年生の秋|数学を切る判断をするならここ
高3秋になると、残り時間を考える必要があります。
例えば、
数学40点
英語70点
化学75点
という状況で、
第一志望も併願校も英語+化学で受けられる。
それなら数学を続けるより、英語と化学を80点以上へ引き上げる方が合理的な場合があります。
一方、第一志望が数学必須なら、当然数学を切るわけにはいきません。
「数学が苦手か」
ではなく、
「自分が受ける入試方式で数学が必要か」
で判断してください。
直前期|数学を切ったなら英語・化学をやり切る
数学なしに切り替えたのに、
空いた時間を何となく過ごしてしまう
のが一番もったいないです。
数学を切るということは、
数学の勉強時間を英語・化学へ再配分する
ということです。
直前期は新しい参考書を何冊も始めるより、
過去問
単語
苦手単元
化学計算
無機・有機の知識
英語長文の時間配分
など、実際の失点原因を潰してください。
数学なし受験を成功させる5つのポイント
最後に、数学なしで薬学部を目指す人に特に大事なポイントを整理します。
1つ目。
大学名ではなく「入試方式」まで確認すること。
同じ大学でも数学が必要な方式と不要な方式があります。
2つ目。
基本は英語+化学を軸にすること。
数学なしで受けられる大学を最も広く確保しやすい組み合わせです。
3つ目。
化学を得点源にすること。
数学なし方式では化学必須、化学高配点の大学が非常に多いです。
4つ目。
後期入試だけに頼らないこと。
京都薬科大学や福岡大学など数学なし方式が後期にある大学もありますが、少数募集になるため、前期から併願校を用意してください。
5つ目。
数学を切るかどうかは「苦手だから」ではなく「合格可能性が上がるか」で判断すること。
これが最も重要です。
まとめ|数学が苦手でも薬剤師になる道はある
「薬学部は理系だから、数学ができなければ無理」
と思っている高校生はかなり多いです。
でも、実際の入試制度を詳しく見ていくと、そんなことはありません。
2027年度入試でも、
英語+化学
英語+生物
化学+生物
化学+国語
化学1科目
化学+面接
共通テストの数学以外の科目
など、数学を使わずに受験できる薬学部があります。
そして、
京都薬科大学
大阪医科薬科大学
昭和医科大学
神戸薬科大学
兵庫医科大学
福岡大学
なども、方式を選べば数学なしで受験できるルートがあります。
だから、
「数学ができないから薬学部を諦める」
必要はありません。
ただし、
「数学をやらなくていい大学を探せば楽に受かる」
という話でもありません。
数学を切るなら、その分、
英語
化学
生物
国語
など、自分が実際に使う科目を徹底的に仕上げる必要があります。
特におすすめなのは英語+化学です。
この2科目を得点源にできれば、数学なしでもかなり多くの私立薬学部を受験できます。
そして最後にもう一度伝えておきます。
受験勉強の目的は、
数学を克服すること
でも、
偏差値を上げること
でもありません。
第一志望に合格することです。
数学を勉強した方が合格可能性が上がるなら数学をやる。
数学を外して英語・化学に集中した方が合格可能性が上がるなら、その戦略を取る。
大切なのは、自分の得意・不得意と志望校の入試方式を照らし合わせて、合格最低点を超えるための最短ルートを選ぶことです。
数学が苦手だからという理由だけで、薬剤師になる夢まで諦める必要はありません。
入試方式を正しく選べば、薬学部へのルートは想像している以上にたくさんあります。
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