【 薬学部 】 東邦大学 薬学部を徹底解説

高校生の 薬学部 受験、薬科大学受験を専門としたオンライン塾、薬学部受験専門塾PharmAssist(ファーマシスト)代表の寺沼香太朗です。今回は、 東邦大学 薬学部について、徹底解説します。

全国の薬学部志望の高校生から人気のある、この大学は、なんで人気なのか。入試の傾向や、偏差値、倍率などはどうなのか。

薬学部受験の専門塾の視点から紹介します。

ぜひ参考にしてみてください!(予想読了時間 15分)

前回の投稿では、高校生のうちからやっておいてよかったことを紹介しています。

こちらからぜひ、合わせてご確認ください!

東邦大学の基本的な情報

HP:https://www.toho-u.ac.jp/phar/

所在地:千葉県船橋市三山2丁目2−1

沿革

「生命の科学」を追究
 大正14年創設の帝国女子医学専門学校を母体に、昭和22年東邦医科大学となる。同24年、薬学部を設置し新制大学を設立。同25年理学部、同27年医学部を設置。平成23年には看護学部が設置され、同29年には、健康科学部看護学科を開設した。

学生数・教員数

教員数

教授183・准教授146・常勤講師171・助教921。うち外国人教員4

学生総数

男2,066・女2,752、計4,818

新入生総数

1,051人

学生生活のワンポイントアドバイス

■学生相談室 学生生活を円滑に送れるよう、専門の医師やカウンセラーが助言や協力をしている。

■キャンパス 医学部・看護学部のある大森キャンパスには、医学メディアセンターや臨床技能学修センターなどがある。薬学部・理学部・健康科学部のある習志野キャンパスには、薬草園、マルチメディアスタジオ、モデル薬局などがある。

■研究テーマ ゲノム時代のバイオテクノロジー、自然との共生、人をつなぐネットワークの21世紀サイエンスについて、各学部それぞれの視点からアプローチしている。

国試合格率・学費・入試科目と配点

国家試験合格率(2024年薬剤師国家試験合格率(新卒))

91.6%

これはかなり高い数値です。平均6割~7割といわれる合格率の中で、9割を叩き出せるのは東邦大学の強みの1つといえるでしょう。

東邦大薬学部が人気の理由は、ここにあると思います。

学費

コース年度初年度納入金額入学時最小限納入金額入学金授業料施設費実習費諸会費納入方法
薬学科20252,331,8401,416,840400,0001,120,000710,0000101,840一括

入試科目と配点

〇一般

3教科300点満点
【数学】数学ⅠAⅡB(100)
【理科】化基・化(100)
【外国語】コミュ英ⅠⅡ(100)

〇共テ

3教科3~4科目(300点満点)
【数学】数学Ⅰ・数学ⅠA・数学Ⅱ・数学ⅡBから1(100)
【理科】物基・化基・生基・地基から2or物化生から1(100)
【外国語】英語(100)

〇共テ利用

共テ↓
2教科2科目(200点満点)
【数学】数学Ⅰ・数学ⅠA・数学Ⅱ・数学ⅡBから1(100)
【外国語】英語(100)
個別学力試験↓
化基・化(200点)

〇総合型選抜

  • 化学、数学、外国語(英語)分野の基礎的事項の試験(各40分)
  • 面接
  • 調査書および志望理由書の審査

※面接は、少人数でのグループ面接

〇公募推薦

  • 化学、数学、外国語(英語)分野の基礎的事項の試験(各40分)
  • 面接
  • 調査書および推薦書の審査

※面接は、少人数でのグループ面接

入試倍率と偏差値

入試倍率

入試名2024年倍率2023年倍率募集人員志願者数受験者数合格者総数
一般選抜3.43.712513161267376
学校推薦型選抜1.41.990232228163
総合型選抜2.32.73012512453

一般の倍率は3.5倍を超えるほど、人気の高い大学といえます。

偏差値

一般入試偏差値:50.0(共テ得点率70%)

奨学金

【給付】入学時の教育充実費減免制度

減免額入学時の教育充実費の全額もしくは一部
減免回数入学時1回
採用人員50名程度
採用条件薬学部対象。一般入試、一般入試(共通テスト併用)、共通テスト利用入試合格者のうち総合成績優秀者
対象学年の制限新入生
選考方法学内選考による
他制度併用の可・不可

【給付】在学生対象の特待生制度

減免額年間授業料のうち医学部は上限100万円、看護学部・健康科学部は半額、薬学部は全額または半額、理学部は全額
減免期間1か年
採用人員医学部:各学年若干名、看護学部:各学年で2名、薬学部:各学年で全額は1名、半額は4名、理学部:各学科・各学年で1名、健康科学部:各学年1名
採用条件前年度の学業成績が優秀な者
対象学年の制限医学部・薬学部は2~6年生、看護学部・理学部・健康科学部は2~4年生
選考方法学内選考による
他制度併用の可・不可

【貸与】東邦大学薬学部鶴風会貸与奨学金

貸与額年間または半期授業料および薬学教育充実費
採用人員若干名
応募条件薬学部鶴風会に入会している最終学年生で、授業料等学費の支弁が困難と認められ、かつ成績良好な者
対象学年の制限6年生
返還の方法卒業または修了2年後より、年賦にて返還
他制度併用の可・不可

受験情報と対策について

東邦大薬学部 入試科目別の傾向と対策

数学

東邦大学の数学は、基本から標準レベルの問題が多く出題されます。難問は少ないものの、計算力が求められるのが特徴です。演習問題で正確に解く訓練を行い、計算力を高めましょう。
また、数学Ⅰ・Ⅱ・A・Bの基本を正確に理解し、基礎力を強化することも重要です。

英語

東邦大学の英語では語彙力が求められるため、一般的な受験用単語帳を徹底して覚えましょう。医学部を受験する場合は、生物学や医学関連の単語も学ぶのがおすすめです。長文問題対策としては、最初は時間制限なしで深く読む訓練をし、次第に800語程度の長文を20分程度で読めるよう練習しましょう。

理科

東邦大学の理科では、物理・生物・化学の全分野から問題が出題されます。
物理では、全範囲を広く学び、時間配分に注意しながら問題を解くことが重要です。生物は基礎から標準レベルの問題が多く、知識問題が中心です。
基本的な問題集に加えて、網羅性の高い問題集で学習するとよいでしょう。化学では、教科書の例題などの基本問題を中心に進め、計算問題の解答力を高めることが大切です。

受験対策の仕方(おすすめの問題集や参考書も解説!)

偏差値別にやることを紹介していきます!

数学 偏差値〜50レベル

最初の参考書・問題集は数学です。

基礎的な学力が定着していない方偏差値50までの大学を受験したい方は、以下の参考書がおすすめです。

やさしい高校数学(参考書)

授業内容になかなかついていけなかったり、授業内容をさっぱり覚えていないという人はこの参考書で一通り勉強するのがおすすめ

数学が苦手で分からない人・初めての人に向けての参考書なので、「分からない」ということがなくなる一冊です。

ただし、参考書ですので、問題が少ないのがネック。

普段学習する際は、問題集も合わせて学習しましょう。

黄色チャート(問題集)

問題集は黄色チャートがおすすめです。

上記の参考書を使って、基礎理解はできたから、問題を解いて知識を定着させたい!という高校生におすすめです。

※黄色チャートは大学受験での偏差値で言うと50ほどのレベルが適正となるので、より上位の大学を志望する方は、下記の青チャートを買ってしまうことをおすすめします。

数学 偏差値50〜60レベル

続いては、偏差値が50〜60ほどのレベルの高校生におすすめの問題集です。

関東の私立薬学部では、ほとんどの大学に合格できるレベルになります。

青チャート(問題集)

偏差値50を狙える高校生は、ある程度の基本知識があると言えます。

なので、一から知識を解説するような参考書は必要ではないため、代わりにおすすめの問題集を2つ紹介します。

1つ目は青チャートです。

これは、全国の高校生皆が知っていると言っても良いほど、有名な問題集です。

共通テストの対策偏差値50〜60程度の大学の対策が併せてできる問題集です。

私立大学の薬学部であれば、東京理科大学以外は数学Ⅲの出題がなく、数学の配点も低いことがあります。

ですので、薬学部受験では、ハイレベルな問題集を解くというよりは、「青チャートを完璧にする」意識を持って学習するようにしましょう。

標準問題精講

2つ目は、標準問題精講です。

この1冊だけで高い入試レベルまでカバーすることができます。

標準的なレベルの問題を全範囲テンポ良く進めたいという人にはおすすめです。

標準と書いていますが、冊子の中のレベルはかなり高いです。

解説は物足りない印象があるので、青チャートを一通り解いたら購入することをおすすめします。

英語 おすすめの単語帳

続いて、英語です。

英語は、単語帳・文法書・長文問題集の3つについて紹介します。

まずは英単語帳から。

英単語帳は、基本的に一冊を完璧に覚える意識を持って学習すると良いでしょう。

(学校で配布された単語帳がある場合、それから進めることを強くお勧めします。)

ターゲット1900

正直、偏差値65くらいまでのレベルなら、この一冊を完璧にすれば十分です。

基礎レベル〜入試レベルの単語まで揃っており、英単語帳を買うならコレ!と言えるくらいおすすめできる英単語帳です。

とにかく高校3年間を駆使して、この単語帳1冊を完璧に仕上げましょう!!!

学校で配られている高校生も多いのではないでしょうか?

英語 文法書・問題集

英語の文法学習には、「参考書」「問題集」を併用して学習することをおすすめします。

まずは参考書から。

大岩のいちばんはじめの英文法シリーズ

英文法が苦手な高校生は、まずはこの参考書から始めましょう。

中学英文法からの復習ができるので、1から英文法を固めることができます。

英語に自信がある高校生は買わなくても大丈夫です。

Next Stage英文法・語法問題

「文法」「語法」「イディオム」「会話表現」「単語・語い」「アクセント・発音」の大学入試頻出問題が全て集約されている一冊です。

(アクセント・発音に関しては、現在の入試の問題内容的に取り組まなくても大丈夫です。)

とにかく沢山の問題が収録されているため、問題集を解き進めていくうちに、自分の苦手部分や理解不足の部分が明確になっていきます。

時間のある高校1・2年生のうちにやっておきたい一冊です。

これが完璧になれば、正直、薬学部入試における文法問題で手こずることはないでしょう!!

英文法レベル別問題集(東進ブックス)

1〜6のレベルに分かれた文法問題集です。

基礎レベルから始めてもよし。ハイレベルな問題から始めてもよし。

個人個人のレベルにあった問題から始めることができるのがメリットです。

6まで完璧にできたら、文法に関しては心配することはないでしょう。

上記の2冊が当塾でおすすめしている問題集です。

英語 長文問題集

続いては長文問題集です。

英語長文ハイパートレーニング

英語長文ハイパートレーニングの特徴は、文構造の解説が非常に詳しい点です。

長文の一文一文に文構造の解説がなされているため、読めなかった文や読みにくかった文を徹底的に復習することができます。

また、CDも付属しているため、速読のトレーニングやリスニングのトレーニングを行うことができます。

レベルも3種類あり、段階を踏んで学習することができますが、レベルの差が激しいため、注意が必要です。

やっておきたい英語長文

やっておきたい英語長文シリーズの特徴は豊富な問題数です。


英語長文ハイパートレーニングのように一文一文丁寧に文構造を理解しながら演習を積む問題集というよりかは、文構造をしっかり把握していて、問題数を多くこなしたい人向けのアウトプット用の問題集になります。

そのため、他の参考書をしっかりやりこんだ上で、「演習を積もう!」という段階の方におすすめです。

300、500、700、1000の4つのレベルがあり、関関同立やMARCHなどの難関大志望の方には、500や700がオススメです。特に、700は立命館大学や地方国公立大学、星薬科大学等の難関大学薬学部を志望する方にオススメです。

※文構造の解説が少ないのはデメリットなので、文構造理解ができている高校生にオススメです。
※受験までにはこの問題集を解いておくことをおすすめします。

化学 参考書・問題集

化学はレベル別におすすめの問題集を紹介します。

宇宙一わかりやすい高校化学シリーズ

無機化学・有機化学・理論化学3つの分野それぞれのシリーズがある参考書です。

基礎的なレベルから苦手な高校生は、まずはこの参考書から始めてみましょう。

問題演習ができるレベルまでの到達には時間がかかるので、あくまで「教科書の代わり」として学習することをおすすめします。

この参考書と併用して解くことをおすすめする問題集はコレです!↓↓

リードLightノート

化学基礎・化学の2冊構成となっている問題集です。

この問題集を完璧にできれば、偏差値50〜55くらいまでは到達ができるレベルです。

基礎的な内容〜入試で頻出の問題まで幅広く対応しているのがポイントです。

しかし、偏差値60台や、それ以上のハイレベルな大学を目指す場合、この一冊では賄いきれないので、追加で問題集を購入することをおすすめします。

当塾の塾長である寺沼も、この問題集を使用して学習していました。

セミナー化学

こちらは見たことがある高校生・親御さんも多いのではないでしょうか。

高校でも配られることが多い定番の問題集です。

この一冊を完璧にできれば、リードLightでは手が届かなかった偏差値60台も手に届くはず!!

入試標準レベルまでの内容なら適応できるので、リードLightの次はこちらの問題集をおすすめします!

おすすめの勉強法は?

ここまでご覧いただいた方は、参考書・問題集については理解できたかと思います。

ですが、やはり大事なのはそれを使いこなす「勉強法」です。

ここでは、当塾がオススメしている勉強法の1つをご紹介します。

他にもたくさんのやり方・個人に合った方法がありますので、自分に合った勉強法が知りたい方は下記のボタンから公式LINEに飛んでいただき、

体験指導」を受けてみてください!!

勉強法の指導に関して、当塾は自信がありますので、お任せください!!

では、早速勉強法に移ります!

オススメの勉強法とは…

50分+10分サイクル勉強法

です!

意味はそのまま、

50分勉強して、10分休憩

する勉強法です!

受験生なら、試験時間に慣れるという意味で、90分+10分にすると良いでしょう。

また、50分が経ったら、強制的にその勉強を中断するのがポイントです!

あー、あの問題もう少しで解けそうだったのに…

あと1問だけやりたいなあ

この気持ちが大切です!!

休憩後に勉強に取り組む「理由」ができることで、継続して勉強をすることが可能です!

また、1セットが終わった後、次のサイクルは別の科目を学習するのもありかと思います。

例えば 、数学→英語→化学→数学→英語… のようなイメージです。

このようにすれば、「勉強に飽きがこない」という要素がプラスされ、より長時間の勉強が期待できます!

また、脳科学的に、同じ科目を1日で続けて学習するより、多科目を時間で分けて勉強する方が、学習効率・脳への浸透率が高いと言われています。

なので、学校の時間割も、同じ科目が続くことは無く、必ず「数学→国語→体育→…」のように別の科目が入るようになっているんです!」

理解度が高まる&学習時間が伸びる

のであれば、早速実践したい勉強法といえますね!

ぜひお試しください!!!

薬学部受験において何が大事?

他の学部においてもそうですが、特に薬学部受験で活かせる大切なこととは「計画を立てて自律的に学習する」ということです。

高校3年生が、第一志望の大学に合格するためにした1年間の学習時間の平均時間は何時間がご存知ですか?

実は、

2555時間

も平均で必要だと言われています。

しかも、「学校の授業時間以外の時間で」です。

でも言われてみれば、自分の生徒も、自分自身も、第一志望に合格するまでにした勉強時間はこれくらいでした。

この時間、全てを塾で教えてもらうとすると、1日7時間以上授業に入らなければなりません

現実的に不可能ですよね。

このことからも、「自分の力で学習する時間」が大切になってきます。

毎日の学習を「自分の力で」回すためには、やはり「学習計画」が必須です。

学習計画を「現実的に」作成することができれば、毎日のやることがわかり、最短距離で必要な努力のみを行なって大学に合格することができます。

さあ、やってみてください。

って、高校生が急に言われても、なかなか厳しいと思います。

僕も学生時代にそんなこと言われたら、「いや、普通に分からん。無理です。」って言っちゃうと思います…

そんな高校生のために、ファーマシストがあります!!!

普段の学習を最も効率の良い形にできるよう、学習計画の作成や学習サポートを行っているのが当塾の指導となります。

薬学部合格を徹底的にアシストする、当塾の仕組みを少しは知っていただけたでしょうか。

まとめ

こちらのページでは、東邦大学の情報と攻略法を紹介しました。

当塾では、志望大学・薬学部に合格するために、最善の学習方法を、生徒一人ひとりに合わせて提供しております。

薬学部に合格したいという高校生の皆さん。

絶対に後悔のしない大学受験を保証します。

ぜひ、当塾、薬学部受験専門塾PharmAssist(ファーマシスト)で体験授業を受けていただき、ご縁がございましたら、ご入会していただけることを心待ちにしています。

ファーマシストは高校生の薬学部受験を専門としたオンライン塾です。

今月の定員は残り3名です‼︎‼︎

すぐに定員に達することが予想されますので、お早めに公式LINEからお問い合わせください。

体験授業や、授業方法等の各種お問い合わせにつきましても、下記のLINEからお願いいたします。

薬学部受験専門塾 PharmAssist(ファーマシスト)

代表 寺沼香太朗

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