【 薬学部 志望必見 】正答率2割の生物基礎DNA問題を解説
高校生の薬学部受験を専門としたオンライン塾、 薬学部 受験専門塾PharmAssist(ファーマシスト)代表の寺沼香太朗です。
今回は、ある薬学部の入試問題で正答率が2割ほどであった、生物基礎の「DNA」問題について徹底解説をしていきます。
ぜひ最後までご覧ください!
前回の投稿では、薬学部受験におすすめの塾や予備校を紹介しました!
こちらから併せてご確認ください!
まずは例題をチェック!
ある問題集に載っている例題を拝借しました。
それがこちらです↓
①ある生物の細胞1個には、5.0×106塩基対のDNAが含まれている。
10塩基対分の長さを3.4×10-9mとした時、
このDNAの長さは何mmか?②DNAの二重らせんは10塩基対ごとに一周する。
一周分のらせんの長さは3.4nm(3.4×10-9m)であった。
ヒトの細胞1個に含まれるDNAが5.9×10-12gだとすると、
ヒトの細胞1個に含まれるDNAの長さは何mになるか?
ただし、1gのDNAには1.0×1021塩基対が含まれるものとする。
さて、この問題はどのようにして解くべきでしょうか。
次のステップからは、実際にどのような思考・解法をしていくのかを図で表しながら解説をしていきます。
比で考える
簡単かつ、最も効率的な解き方は「比」で考える。ということです。
「比」を使った解き方を、ここでマスターしてしまいましょう!
①の解説
ポイントとしては、
まず、問われているのは「長さ」ですので、その情報から考えていく。
ということです。
10塩基対の長さが3.4×10-9mという条件が定められています。
その条件下で、5.0×106塩基対の長さがどれくらいになるのか、ということですね。
比を上手に使うことで、小さい方の塩基対から本来の細胞のDNAの塩基対の長さを求めることができます。
②の解説
この問題は、一見、理解しにくいと思うかもしれませんが、ポイントは①と同様に、「長さ」を問われているということです。
10塩基対の長さが3.4×10-9mという条件が定められているのは変わりません。少し言い回しが変わってはいますが、このような表現もあるので慣れておきましょう。
そうすると、あとは何塩基分の長さを求めればいいのか、ということが分かれば良いですね。
ⅰ)にて、まずはヒトの細胞1個における塩基対の数を求めていきます!
これも「比」を活用することで、いとも簡単に求めることが可能です。
gと塩基対の比を作って、求めていきましょう!
続いては、求めた塩基対から、実際のDNAの長さを出していきます。
ⅱ)では、①と同様に比を用いて長さを求めていきます。
これは先ほどマスターしたので、心配はないですね。
全体のまとめ
DNAの長さを求める問題では、基本的に「比」を用いて計算をすることで、早く・簡単に・正確に答えを求めることが可能です!!
ぜひ、今回のブログを参考にして、生物基礎の山場であるDNA計算問題をマスターしてみてください!
まとめ
今回は、学年1位の勉強法についてまとめました!
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代表 寺沼香太朗