【 薬学部 】薬学部に高校物理は必要?
高校生の 薬学部 受験を専門としたオンライン塾、薬学部受験専門塾 PharmAssist(ファーマシスト)代表の寺沼香太朗です。
今回は、薬学部では物理が必要かを紹介しています。
薬学部でのキャンパスライフの参考になれば嬉しいです。
また、前回の投稿では、薬学部受験対策について紹介しています。
こちらからご覧ください。
薬学部で物理は必要なのか?
この章では薬学部で物理は必要なのかどうかを説明していきます。
ポイント↓
- 物理は必須・国家試験にも出題される
- 薬学を学ぶ上で物理の知識は必要
- 薬の溶解速度、安定性などに使われる
- 化学を突き詰めていくと物理につながる
物理は必須・国家試験にも出題される
「薬学部は薬のことを学ぶところ」だと思っている人が多いでしょう。
その通りなのですが、薬を学ぶためには基礎となる物理・化学、生物の知識が必要です。
また、国家試験にも物理は出題されます。
薬学を学ぶ上で物理の知識は必要
薬学部では物理は「基礎薬学」に位置し、薬学を詳しく学ぶためには必ず勉強しなければなりません。
薬を飲んだときの体内での変化、新薬を作るうえでの体内での安定性、分析方法など様々なところで物理は活躍します。
薬学を学んでいるという感じは正直しませんが、薬学を詳しく学ぶためには物理の知識が必要不可欠なのです。
薬の溶解速度、安定性などに使われる
わかりやすい例で言うと、物理は薬の溶解速度や安定性に関与します。
溶けるのが早ければ効果は早く出始める、体内で薬が安定しているときちんと効果が出るなど。
逆になかなか溶けにくいのであれば効果が出始めるのが遅れ、体内で薬が安定しないと薬の成分が壊れてしまい、効果を発揮できなくなるなど。
一概にすべてこうなるとは言い切れませんが、新薬を作る時に最大限の効果が出るように、また安全に使えるように物理の力が必要になってくるのです。
化学を突き詰めていくと物理につながる
すべてのものがそうですが、物質を突き詰めていくと原子につながります。
原子は物理や化学で習いますが、物質を構成、構築するうえで理解できないとすべてが崩れます。
原子の性質はもちろん、分子間の相互作用や水素結合など、これらは体内に薬が入って来た時に大いに影響を与えます。
薬学だけでなく、すべての化学は原子を理解しないと先に進めないのです。
正直、勉強しなくても問題ない
正直に言うと、勉強しなくても全く問題ありません。
物理を勉強するぐらいだったら化学や生物を勉強したほうがいいです。
なぜなら薬学部と高校の物理が履修する範囲が違うので、高校の知識があまり役に立たないからです。
まとめ
今回は薬学部で物理が必要かどうかについてまとめました。
この記事が、薬学部を志望するすべての高校生・親御さんの力になれたなら嬉しいです。
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薬学部受験専門塾 PharmAssist代表 寺沼香太朗
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