【 薬学部 志望必見!!】薬学部受験は生物と物理どっちが有利?

薬学部 受験を専門としたオンライン塾、薬学部受験専門塾 PharmAssist(ファーマシスト)代表の寺沼香太朗です。

今回は、高校生からの質問で多い、「受験科目は生物と物理どちらが良いか」について解説していきます。

現役薬学部生でもある僕が、徹底的に解説していきます。

大学での講義にも触れて紹介していくので、ぜひ最後までご覧ください!!

また、前回の投稿では、薬学部受験の受験方式や受験科目を紹介しています。

そちらもぜひ、ご覧ください!

単刀直入に言うと…

まず簡単に、この質問に対して答えようと思います。

薬学部受験においては、「生物」をおすすめします。

賛否両論あるとは思います。

ですが、大学の講義内容や、入試難易度を考えると、「生物」が有利になることは間違いありません。

下記で詳しく紹介していきます。

生物選択のメリット

生物で受験すると、様々なメリットがあります。

①入試難易度が物理よりも簡単な傾向にあること

②大学の講義では生物の知識を知っている前提で進めること

③理転をしても受けやすいこと

があげられます。

①入試難易度が物理より簡単

生物と物理のはっきりとした差は、知識ゲーか理論ゲーかと言えます。

言ってしまえば、物理はセンスです。

問題を見たときに、「○○の公式を使って、~~の原理が起きているから△△で・・・」

と、感覚で問題を捉え、理屈に沿って解いていきます。

つまり、問題に対するひらめき力や、知識の応用力が試される傾向にあるので、「センスの差」ははっきりと出ます。

一方、生物は、センス的な所が0かと言われるとそうではないかもしれませんが、

知識の量」がものを言う科目となっています。

問題を見て、「~~という現象が起きているな。なら、○○という物質がはたらいている!!」

と、知識を紐づけて解いていくことが可能です。

説明論述問題でも、しっかりと知識を紐づけて覚えていれば、配点が高いのでサービス問題になることさえあります。

感覚的+理屈で解く物理

知識的+理解で解く生物

という感じです。

大体の高校生は、生物の方が覚えやすく、身近なものに関する問題も多いので理解もしやすいと思います。

これから生物と物理どちらを取るかで迷っている高校生には、生物をオススメします!!

②大学の講義では生物を知っている前提で進むこと

これは、入学した人にしかわからない事実です。

大学の講義は、生物の知識を持っている前提で進みます。

「わからない」「聞いたことない」

だと、一瞬で置いてけぼりにされてしまいます。

大学1年生の基本教養科目でさえ、「人体」「細胞」「タンパク質」「生体分子」など、ありとあらゆる方面からの生物の知識を問われ、学習していきます。

したがって、高校時点で生物の内容を分かっていないと、大学に入ってからもっと苦労するということになります。

もちろん、物理の講義もあるので、そこではハンデを背負うかもしれませんが、それ以上に生物の恩恵が大きいと言えます。

③理転をしても受けやすい

理転をした高校生は、生物を選択している子が多いと思います。

改めて、「化学」「物理」を勉強するよりも、

あらかじめ知っている「生物」にプラスして「化学」の方が、受験勉強の入りやすさが段違いだと思います。

文系の高校生でも、生物選択であれば薬学部受験は全然目指せます!!

物理選択のメリット

ここまで生物のメリットをお話してきましたが、物理選択のメリットも紹介していきます。

①暗記量が少なく、センスがある高校生なら最高の受験の武器になる

②物理選択でしか受験できない大学がある

③数学と紐づけて理解しやすい

この3つが主に挙げられます。

①暗記量が少なく受験の武器になりやすい

物理は先ほど述べたように、「センスゲー」です。

言ってしまえば、公式や原理などをしっかりと理解すれば、それに当てはまる問題しか出ないのだから、一瞬で解法が分かる。

という事になります。

この問題は、「~~を使うじゃん。簡単じゃん。」

と、異常な理解速度とひらめき力で物理を受験科目の武器にしている高校生を何度も見てきました。

そうなんです。物理が得意な高校生は、「とことん物理が得意=武器になる」んです!!

薬学部を受験しようと思っているけど、物理が得意なんだよなあ

という高校生。

それなら、絶対に物理にするべきです。

あくまで生物選択をオススメする理由は、センスの差が出てしまう事です。

センスがある君なら、物理の世界でも戦っていけます!

②物理選択のみ受験できる大学がある

一部の国公立薬学部では、化学+物理が必答の大学があります。

まれなパターンですが、この場合だと、生物選択者は受験できないことになりますね。

一部の大学ですが、その大学を狙う高校生なら、物理は絶対に取りましょう。

また、薬学部以外の学部も視野に入れているという高校生は、進路の幅が狭まらない物理を選択することをおすすめします。

③数学と紐づけて理解しやすい

数学と紐づけて理解しやすいということです。

数学で学習する、微分積分や、三角比などの様々な分野の知識を、物理では応用します。

したがって、数学が得意であれば、物理の問題や公式を理解しやすいということになりますね。

物理は、理屈をいかに分かるかも大切です。

この力を少しでも伸ばせる方法の1つとして、数学との知識の紐づけがあるので、

物理をまだ選択していないけど、数学かなり得意!!

という高校生は、物理選択をしてみても良いかもしれませんね!

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

薬学部の受験科目については、よく質問されることがあるので、ここで紹介しておきました!

物理選択でも生物選択でも、結局最後は自分の努力量に比例します。

もう理系科目の選択が終わっている高校生は、自分の選んだ科目を勉強し続けて、知識をどんどん深めて武器にするという方法を採った方が良いでしょう!!

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薬学部受験専門塾 PharmAssist代表 寺沼香太朗

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