【 薬学部 志望必見】国家試験合格率にはだまされるな!!
薬学部 受験を対象としたオンライン塾、薬学部受験専門塾 PharmAssist(ファーマシスト)代表の寺沼香太朗です。
薬学部を志望する高校生は、国家試験合格率を基に志望校を決めている人も多いのではないでしょうか?
今回は、薬剤師国家試験合格率の裏話をお伝えしようと思います。
これを見てびっくりする人もいるかもしれませんが、事実です。
ぜひ、今回の投稿で本当の意味を知っていってください!
また、前回の投稿では薬学部に通いたい高校生が使える奨学金制度について紹介しています。
そちらもぜひ、見ていってください!
薬剤師国家試験とは
薬学部(6年制)の全課程を修了した大学生が受けることができる、薬剤師免許を取得するための国家試験のことです。
例年は3月初旬に2日間のスケジュールで実施されます。試験地は全国9地区で実施されます。
345問からなるマークシート形式で出題されます。2日間にわたって午前・午後の4回に分けて実施される大掛かりな試験となっています。
合否は3月下旬に公開されます。
全体としての正解率と領域ごとの足きり点が設定されています。
足きり点とは、一つの領域でも足きり点に達しなかった場合、合計が合格ラインを超えていても不合格となる基準です。
薬剤師国家試験合格率とは
薬剤師国家試験合格率とは、薬剤師国家試験の合格率のことです。
全国平均は68.0%と、意外に低めな数値です。
国家試験とあるように、試験はとても難しく、国家試験浪人生もたくさんいます。
昨年の国家試験合格率は、東京大学が100%という快挙を成し遂げており、合格率が80%を超える大学も多くありますが、20%を切ってしまう大学もあります。
それほど難しいんですね、
実は、この国家試験合格率には裏の情報があるんです…
薬剤師国家試験合格率の闇
実は、薬剤師国家試験合格率は、入学時の生徒の割合ではなく、受験した大学生の合格率です。
分かりやすく言うと、ストレートで国家試験を合格した割合ではないということです。
つまり、私立大学では、6年生の9月時点で、国家試験合格の見込みのない生徒は留年ということもありえるという事です?
例として、千葉にキャンパスを置く某大学を紹介します。
この大学は、薬剤師国家試験合格率が97.7%と謳っています。
これは私立大の中で第2位の記録なんです!!
確かに、薬剤師国家試験を受けた学生の中での合格率は97.7%かもしれませんが、実際のストレート合格率はどうなのでしょうか。
実は、25.4%です…
ストレート合格率と掲示している合格率の差が大すぎる…?
各大学は留年率を大きく公表していませんよね。
留年率を加味した合格率が、このデータなのです。
実際の合格率を知りたい高校生は、国家試験合格率×留年率で計算してみると良いでしょう。
しっかりとデータの本質を見て判断することが大事だということがわかりますね。
まとめ
今回もご覧いただき、ありがとうございます。
薬剤師国家試験合格率で志望校を決めてはいけない理由が分かりましたか?
しっかりと本質を見抜けば、きっと良い指標になると思います。
そういった目をつけることで、社会に出ても活躍できる医療人になるのかもしれませんね。
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薬学部受験専門塾 PharmAssist代表 寺沼香太朗
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