薬剤師 は将来AIに仕事を奪われるのか?今こそ考える、薬剤師の“人間力”の重要性とは
「 薬剤師 はAIに仕事を奪われるのか?」皆さんはどう思いますか?
動画でも解説していますので、ぜひこちらからご覧ください。↓↓
こんにちは、薬学部受験専門塾PharmAssist代表の寺沼香太朗です!
これまで100名以上の高校生を薬学部合格に導く中で、よく聞かれる質問のひとつがこちら:
「 薬剤師 って将来、AIに仕事を奪われるんじゃないですか?」
確かに、AIの進化は目覚ましく、調剤業務や服薬指導の一部は自動化されつつあります。しかし、それは決して薬剤師が不要になることを意味するわけではありません。
むしろ今後は、“人間にしかできない薬剤師の仕事”がより重要になってくるのです。
本記事では、薬剤師とAIの未来について、受験生や保護者の皆さんにわかりやすく解説していきます。
以前の投稿では、明治薬科大学について、どのサイトよりも誰よりも徹底解説をした記事を作成しております。
薬学部志望の高校生、受験生、浪人生、そしてその保護者様にとっても有益な情報が載っているかと思います。
ぜひこちらから合わせてご覧ください。
🧠AIでできる薬剤師業務とは?
まずは、AIがすでに担い始めている業務を紹介します。
- 調剤ロボット:薬のピッキングや分包を正確にこなします
- 処方チェックAI:重複投与や相互作用を自動でチェック
- 服薬アラートアプリ:患者が飲み忘れないようにサポート
こうした業務は、正確さ・スピードが重視されるため、AIとの相性がとても良いのです。
💡AI導入のメリット
- 調剤ミスの大幅減少
- 人手不足の解消
- データ解析による患者情報の一元管理
たとえば、ある調剤薬局ではAI導入後、患者の待ち時間が30%短縮されたという報告もあります。
⚠️AIにはできない薬剤師の“本質的な仕事”
AIが得意とするのはルーティンワークや数値処理。しかし、薬剤師が最も重要とされる場面は、**人と人の“対話”**の中にあります。
👂AIができないこと
- 患者の表情・声のトーンから心理状態を読み取る
- 生活背景を理解し、薬の提案を変える
- 言葉で信頼を築き、不安を和らげる
患者にとっては、薬剤師が語る一言で「薬を信じて服用できる」こともあります。
AIは“届ける”ことはできても、“伝える”ことはできません。
ここに、薬剤師という職業の本質があるのです。
🔭AI時代の薬剤師の新たなスタイル
AIの時代に生きるこれからの薬剤師像は、以下のように進化していくでしょう。
- 患者対応のスペシャリスト(カウンセラー)
- チーム医療を担うハブ的存在
- 地域医療のキーパーソン
- AI・医療データを活用する情報アドバイザー
AIに任せられる部分は任せ、「人にしかできない仕事」に集中することで、より大きな価値を発揮する未来が待っています。
💰薬剤師の年収とAI化の関係
一部では「薬剤師の年収が下がるのでは?」という声も聞かれます。
実際に、ルーティン業務に偏った職場では賃金水準がやや下がる可能性があります。
一方で、在宅医療・緩和ケア・精神医療など、高度な対人スキルが求められる現場では、年収が50〜100万円アップする事例も。
今後は、「どこでどんな薬剤師になるか」で収入やキャリアが大きく分かれる“差がつく時代”になります。
🧭薬剤師を目指す高校生が今できること
薬剤師としてAI時代を生き抜くために、薬学部志望の皆さんには以下の3点を意識してほしいと思います。
1. 基礎薬学の「理解力」を育てよう
薬の名前や作用を“暗記”するのではなく、化学・生物・物理を通じて「なぜ効くのか」を理解する力が求められます。
2. AI・ITリテラシーを身につけよう
AIを「使われる側」ではなく、「使いこなす側」になる必要があります。
3. コミュニケーション力と“現場感”を養おう
薬局・病院の見学、地域医療の体験などを通じて、患者と向き合う感覚を身につけておくと将来に役立ちます。
🎤まとめ:AIに代われない“薬剤師の価値”を磨こう
これからの薬剤師に求められるのは、
「技術に使われるのではなく、技術を活かして“人”と向き合える力」です。
AI時代においても、薬剤師という職業は決して無くなることはありません。
むしろ、「人に寄り添い、信頼される医療人」として、これからもっと価値が高まっていく仕事だと私は考えています。
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薬学部受験専門塾 PharmAssist(ファーマシスト)
代表 寺沼香太朗